7/12 稽古場日誌#4 by小沼桂大
vol. 19 2020-07-12 0
皆さんこんにちは。
小沼と申します。"こぬま"じゃなくて"おぬま"です。下の名前は全く呼ばれないので覚えてもらわなくても大丈夫です。よろしくお願いしますっ。
前置きが長くなってしまいましたが、劇団FAX『SANSO』稽古場日誌、第4回を担当します。
間が開いてしまいましたが(すいません、、)、先日6月27日の対面稽古の様子をお送りします。
ストレッチやWSのウォーミングアップに始まり、休憩を挟みつつ後半にはいよいよ実際に動きを付けて立ち稽古が始まりました。
対面稽古ももう3回目ということもあってか、徐々に皆打ち解けて来た気がします。気がしてるだけだったらすみません。
和気藹々とした雰囲気の中WSが進み、いよいよ立ち稽古です。自分自身、演者側で立ち稽古に参加するのは実に半年以上ぶりと久々だったのですが、やはり実際に動きつけて稽古するのは楽しいですね〜。読み合わせの何倍も出来ることの幅が増えて、難しい分沢山想像が膨らみます。これが自由ってやつですかね。自由最高!!!
……とかいいつつ、自分そんなにまだ全然出ないシーンなんですけどね。すいません調子乗りました。
いや、でも側から見てるだけでもメッッッッチャクチャに楽しいんで凄いですFAX。皆さんFAX始め他劇団とかでバリバリに活躍されてる方ばかりなんで共演出来て光栄です。ほんと。負けないように頑張らなくちゃっ。頑張ろうね岡本くん(彼は同じ大学同じ劇団の同期です)。
そんなこんなで本格的に稽古始まっております!がんばるぞ!
さてさて、稽古場の最近の様子はこれくらいにして、『日記』の方に入らせていただきます!(「君のことは興味ないよ!!!」って方は適当に読み飛ばすかページを閉じちゃってくださいね)
演劇に対する自分のスタンスといいますか、そういったものは大学一回生まで遡りまして(仰々しく言ってますがたかだか2年前です)。
自分が演劇を始めたのは大学からで、立命館大学の学生劇団に入団したのがきっかけです。
新歓公演を見て、目の前で繰り広げられる「生」の芸術に圧倒されて、自分もやりたい!ってなって入りました。ほぼ勢いです。
やっぱり、演劇の要素として「生」というものは大事だと思うんです。昨今の様々な事情から、演劇のみならず様々な芸術分野で、劇場やホールでの上演の断念を余儀なくされています。それに伴い、様々な作品がオンライン上で配信等されていますが、それでも伝わらない熱量が「生」の芸術にはあると思っています。
目の前で全部起こって、その場で全部受け止める。それが演劇の魅力だと思います。
あともう一つ、個人的に感じる演劇の魅力がありまして、演劇って一人では出来ないものなんですよ。
お芝居するにも演者がいて、脚本書く人がいて、演出付ける人がいて、沢山のスタッフさんもいて。さらには、それを観てくださるお客さんもいないと成立しないんですね。
沢山の人が一つの物を作り上げようと必死に頑張って、さらにそれをお客さんに届ける、という過程こそが僕が演劇で一番好きなところです。
つまるところ、演劇はコミュニケーションツールなんですよ。演者やスタッフ同士、劇団とお客様、その他諸々の関係性で作りあげられる演劇が僕は大好き。
長々と大それたことを書いてしまいましたが、これだけ大事なことを、公演期間中は忙しくて忘れてしまう自分への自戒の念も込めて書いています。
最後に、今、僕たちは『SANSO』を作り上げていく過程の真っ只中にいます。ですが、観に来てくださる皆さんがいないとこの『SANSO』という作品は完成しません。僕たちがこうして演劇していられるのも、皆さんのご支援あってこそです。
こんなご時世ですが、いえ、こんなご時世だからこそ、「生」の芸術を感じに来ていただきたいと思っています。
どうか、よろしくお願いします!!
くれぐれも体調にはお気をつけて!!
余談ですが、自粛期間に個人的に書き始めた日記は1週間で書かなくなりました。
よろしくお願いしますっ。
小沼桂大