7/10 映画レビュー 梅雨もうバイバイランキング
vol. 18 2020-07-10 0
毎日雨ですね。カッパを着ての通勤が苦です。“SINGIN’ IN THE RAIN”の境地には至れません。人気のない田んぼ道で叫んでいます。あたろうです。
なぜこんな出だしかというと、今週は映画を観れませんでしたん。
というわけで、今回はこれまで取り上げた5本の映画にランキングをつけてみます。基準は雨によるどんより気分をどれだけ吹っ飛ばしてくれるか。名付けて「梅雨もうバイバイランキング」です。パッパといきましょう、カッパだけに(これはひどい)。
第5位『僕は明日、昨日のきみとデートする』
小松菜奈が綺麗です。その現実離れした役の設定も相まって透明感がすごい。まるで新品のビニール傘のように透き通って見えます。ジメジメした通勤電車の中でクールな小松菜奈を見つけたらそりゃ惚れます。
第4位『僕達急行 A列車で行こう』
本当に鈍行列車に乗ってのまったり旅のような映画体験。電車旅は晴れに限ります。キラキラと日光を反射する車窓の風景を眺めつつ、あの母子はどこに遊びにいくのかな。なんかけったいなおっさんおるなあ。あー高校生の下校時間か。思う気ままに考えを巡らし、電車は目的の駅へ到着します。物語も望んだ結末へ、緩やかに帰結していきます。
第3位『Catch Me if You Can』
展開にひきこまれるエンターテインメント。生徒たちを騙して教師のふりから始まったディカプリオのコロコロ変身劇。それに翻弄されるトム・ハンクス。追い詰めたり抜け出したりを繰り返して、最後は納得のエンディング。鑑賞中の140分は雨音も聞こえなくなるでしょう。
第2位『さよなら、僕のマンハッタン』
個人的には5本の中で一番好きな映画ですが、全編通して若干センチメンタルです。土砂降りの中の切なシーンもありますね。原題になっていて、作中でも流れるサイモン&ガーファンクルの『The Only Living Boy in New York』も名曲なんですが、雨の日に家でしみじみ聴くのが合います。しかしラストの光が上質。重たい雲の間から柔らかな陽光が射し込むようです。
第1位『世界でいちばん長い写真』
王道青春ムービー!大団円に心晴れやかになります。360°のひまわり畑や賑わう晩夏の文化祭。梅雨のおかげで夏が待ち遠しくなります。季節も上手いこと出来てるなぁ。梅雨もうバイバイ!
以上、雨ストレスの発散記事でした。
髙野亮太郎