過去公演紹介『正月のあの音』
vol. 3 2019-03-12 0
過去公演紹介
第1回公演『正月のあの音』
劇団FAXの記念すべき旗揚げ公演です。
今となってはハイエネルギーナンセンスエンターテイメントを謳って活動をしていますが、
旗揚げ公演は前田司郎さんの静かでシュールなお芝居でした。
シェアハウスの2階にあるアトリエという、なんとも言えない独特な空間で、ちょっとうまくいっていないカップルと、そのカップルにダルがらみしてくる全然空気読めない面倒くさい先輩の3人で芝居を行いました。
そもそも何故劇団FAXをやろうと思ったのだろう、と今になって振り返ってみると、
「役者ってどんなもんなんだろう」という好奇心が根本にあるなと思いました。
好奇心。
これは今でも劇団FAXの原動力になっています。やらなくてもある程度のことは分かるし、その為に勉強だったりはするのですが、でもやっぱりやってみないと分かんないことは沢山あるのです。なのでとりあえずやってみようっていう事で劇団FAXは始まったのかなって思います。
まずは劇団名を決めました。友達にいくつか名前考えてって言ったら、危うく「芝居原人・二足歩行」になるところでした。Googleさんで検索したら、似たような団体がありそうだったので、別のにしようとなりました。そこで第2案として「劇団FAX」になったのをよく覚えています。ちょっとダサくて優しい感じの劇団名で気に入ってます。
うちあげで、皆で回転寿司を食べに行きました。こんなに幸せな回転寿司はないなぁなんて思いながら、しめ鯖を食べました。
最近の劇団FAXでは、大きな声を出す芝居が多いので、たまには最初に戻って静かな芝居もしてみようかなと思います。
前田司郎さんは五反田団の代表をされていて、劇団FAXの代表、玉井が大好きな劇作家さんです。2008年に『生きてるものはいないのか』で最も権威のある戯曲賞のひとつ岸田國士戯曲賞を受賞しました。毎年新年に行われる「工場見学会」は面白いの一言に尽きます。
是非、ご覧になってください。