人生を少しだけ「劇」的に彩るプロジェクト 〜アンファンテリブル・プロデュース『(仮)の事情』公演

「(仮)の事情」プロジェクトをご支援戴き、ありがとうございました。

皆様のおかげで23名のコレクター様から209,000円のご支援を戴き、達成率26％で終了致しました。

またカルチベートチケットは19枚ストックされました。

佃典彦書き下ろし新作「(仮)の事情」は、昨年秋に上演を企画していたのですが、わたしが体調を崩してしまったため一年の延期となっておりました。
劇場のキャンセルは勿論、スタッフ・キャストのスケジュール調整もゼロから組み直し、幸いにも、劇場だけを小じんまりした会場に変更して、当初の企画のまんまにキャスト・スタッフが参加してくれることとなり、満を持しての上演になります。

「『阿部定』を書いてください」と依頼したとき佃さんは「俺に書けるかなあ」と不安げでしたが、何をいわんや完本してみれば老後の阿部定という佃さんらしい切り口で、阿部定事件に覗ける男女の機微を現代に投影した性愛ド直球の傑作戯曲が届きました。

出演は、演劇・映画とも「愛のゆくえ(仮)」から、現場・稽古場の大黒柱となりつつある寺十吾、佃氏の劇団・B級遊撃隊ホープの吉村公佑、アンファンテリブルでは初めて作・演出を預け役者に徹する前川麻子。公演では、定と吉蔵を寺十・前川の両者が入れ替わって演じ、吉村は吉蔵の『ちんちん』という役どころです。

稽古もすでに3週目を終え、それぞれに手応えが感じられはじめています。
静かな演劇でも、スキマ演劇でもない、古き良き小劇場世代にあたる壮年チームが限りある知力・体力・忍耐力を振り絞ってお届けする、熱量ある舞台をご覧戴けると確信しています。

是非、皆様お誘い合わせの上劇場にお足運び戴けますよう、改ましてお願い致します。

【(仮)の事情】作・演出／佃典彦　出演／寺十吾、吉村公佑、前川麻子
9月17日(木) 〜24日(木)　於・中野　スタジオあくとれ
17日・18日　20時開演
19日〜23日　14時、19時開演
24日　　　　 19時開演
計13ステージ
前売りご予約　3500円
当日　　　　　3800円
公演詳細は公式サイト【(仮)の事情】http://et.maekawa-asako.com/kari_no_jijyou

劇場でお会いできるのを心待ちにしております！

アンファンテリブル　前川麻子