制作日記vol.12 多国籍な技術スタッフ
vol. 13 2018-05-30 0
皆様
日頃より「凪の海」の応援ありがとうございます。
監督の早川です。
スタッフリストをご覧いただき「ん?」と感じた方も多いと思いますので
今回は技術スタッフの中でも撮影、照明スタッフのことについて少し触れていきます。
まず、なぜ海外のスタッフを起用したかというと、単純に彼らの作る画が大好きだからです。
そして「海外から見た日本」のように「海外から見た蔣淵」は一体どのように見えるのかとても興味があったからです。
カメラマンはスウェーデン出身のKeivan Salehpour
彼とは5年の付き合いで、これまでにMVなどを何本も一緒に作ってきました。
とてもチャーミングな性格で急に踊り出します。
照明はニューヨーク出身Vincent Paul
「彼とやりたい!」とKeivanが連れてきた照明。
職人気質で難しそうなタイプかと思いきや、ダジャレと合気道をこよなく愛するお調子者です。
カメラアシスタントはブラジル出身Mriana Pisani
これまたKeivanが連れてきた情熱的なカメラマン。
炎天下の撮影にも関わらず、撮影補助を全力でやり遂げた、俵万智が大好きな女性です。
過酷なスケジュールの中、お互いに苛立ったり、喧嘩をしたこともたくさんありました。
しかし「いい映画を作るんだ!」という共通言語 のもと僕たちは「凪の海」を撮り終えました。
彼らについて書きたいことは山程ありますが、それらも全てこの作品に詰まっていると思います。
「凪の海」はただいま編集中。尊敬するスタッフや俳優たちと作り上げた一つ一つの想いを繋ぎ合わせていく作業はとても重く、それ以上に楽しいことです。
監督 早川大介