【連載コラム】ダルク撮影記④(監督:中沢一郎)
vol. 18 2026-06-24 0
ドキュメンタリー映画『ボーン・アゲイン 薬物依存症と生きる(仮)』監督の中沢一郎が、2004年から始めた映画撮影について振り返る連載コラム「ダルク撮影記④」をお届けします。
【連載コラム】ダルク撮影記④(監督:中沢一郎)
《何度もスリップを繰り返すアディクトたち》
何度もカメラの前で覚せい剤の再度使用を告白した当時20代後半の青年がいた。幼いころ大人から受けた暴力がトラウマとなり自虐行為やクスリをはじめた。悩みや不安があるとまた覚せい剤を使ってしまう。そんなBさんを20年にわたり撮影した。自己嫌悪からカメラを避け数年間、音信不通になったこともあった。途中の10年ほど薬物を使わない生活を送っていたが、その後、再び処方薬などを使用した。さらに撮影期間中に安定剤の過剰摂取で自殺を図ったことも。薬物依存症の現実とは?
《女性の薬物依存症》
女性のダルクも撮影しました。
女性の薬物依存症者も過去の人生を背負い、今と未来を変えるために生きなおしをしていました。
悪い男にクスリを教えられた女性。
男に風俗で働かされていた女性。
性暴力を受けトラウマを抱えていた女性。
その中で、まだ未成年の少女がいました。
彼女は何度もダルクを抜け出し、覚せい剤を使い、そしてしばらくすると戻ってくる。
そんな日々を繰り返していました。
あれから20年。
少女は結婚し、母となり、家庭を築いているといいます。
現在の彼女に会いに行きます。
なぜクスリをやめられたのか?
どのように回復していったのか?
(⑤に続く)
女性のダルク
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