どうせ転ぶなら前へ！
上演中止となった《泥棒対策ライト》舞台を、今だからこそ短編映画化

こんにちは！
泥棒対策ライト◎下司尚実です。

このクラウドファンディングも残すところ9日となりました。
作品のお話を少しさせていただければと思います。

ショートver
背中合わせのふたり編

今傷ついた女と傷を抱えている男が背中合わせから出会うまでの物語を身体で描いています。
生きていると解決できない問題と出会うことも少なくありません。
解決できなくてもふとどこかが緩めば、見えてくる景色が変わってくるかもしれない。
そんな願いみたいなものがこもった作品です。

そして時折思う、出会っても出会っていなくても誰かと関係を持っているのではないかしら。
という想像でダンスシーンを作っています。

例えば本屋さんで落ちている本をふと見つけてもとの場所に戻したとします。
それは落とした人がいるから私は拾っているわけで、逆もまた然りなわけで、出会わなくてもそういうエネルギーを回し合いながら生きているんじゃないかしら。
だとするとひとりで生きるなんてことはできないんだな。
と思うことがあるのです。
誰かが慌てると逆に自分が落ち着いたりするように、バランスってやつもあったりしてどうにも支えられて生きているんだなぁ。
と思うのです。
ひとりで生きていくことができないのなら、エネルギーをそうやって渡し合って生きているのならなるべくいいものを回して行きたいけれど、そんなにずっと優しくいい人ではいられないなぁ。でもバランスがあるって言うなら落ち込んだりした分誰かが頑張ってくれて助かるなぁ。そしたら自分が頑張れる時くらい頑張ろうかな。どうかな。
そんなグルグルした想いもこの作品の土壌にあります。
答えがないことを楽しむ勇気を、創作は与えてくれるのです。

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