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上演中止となった《泥棒対策ライト》短編映画化をクラウドファンディングで実現!
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下司尚実による自由形ユニット「泥棒対策ライト」。略してドロタイ。役者・ダンサー問わず仲間を集めて活動しています。 「MITAKA‘Next’selection(2016)」「シアタートラム・ネクストジェネレーション(2016)」選出。独特で温もりのある作風に、「見ると明日が頑張れる」と好評いただいています!
泥棒対策ライト主催公演『雨だれカンターレ』は2021年春上演予定でしたが、二度目の緊急事態宣言を受け中止となりました。創作の種を枯らさない為に短編映画制作に方向転換、その新しい挑戦を広めるべく立ち上げたプロジェクトです。
▼自己紹介
初めまして! 自由形ユニット「泥棒対策ライト」主宰の下司尚実です。普段は主に振付家として活動をしています。……なのですが、私は小さい頃からバレエなどダンスを踊ってきたわけでも、習ってきたわけでもありません。「心をエネルギーに体を動かせば、それはダンス」という考えから、日常の動きや物語を発展させてダンスをつくっています。
「自由形ユニットとはなんぞや」となると思うのですが、私はそんなルーツで活動しているので、ダンサーだけでなく、役者、時にはタップダンサー、人形使いの方など、ジャンルレスに作品ごとに仲間(出演者)を集め制作をしています。見る人にとってはダンスであり、演劇であるような、けれど一貫して親しみやすい作品をつくっています。
(↑ 下司尚実。Photo by buu otsuka)
そんな「泥棒対策ライト」の13回目の舞台作品『雨だれカンターレ』は、2021年2月下旬に劇場で公演するはずだったところ、二度目の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発令により、稽古入りの直前に公演中止となりました。この決断には様々な葛藤がありました。
▼どうせ転ぶなら、前へ! コロナ陽性を経て立ち上がった新たな挑戦
劇場での観劇体験にあたって、「劇場内の感染対策」は色々と努力ができます。この約1年各カンパニーが試行錯誤を重ね上演しているのを見てきたので、それらを参考に「やればできる」という心の拠り所もなんとかつくることができます。しかし、「劇場に来るまでの感染対策」についてはさすがにこちらで手を打つことはできません。観客のみなさんの感染症への不安を拭いきることは難しい。
それに、この公演の中止/決行の決断をするのは、ちょうど「緊急事態宣言が延長されるかもしれない」というタイミングで不確定要素が多く、しかし決断のデッドラインは迫る状況でした。「お客様が来やすい時間」と作品の上演時間を鑑みて予定を組むなかで、緊急事態宣言の有無は大きなインパクトをもちます。上演終了時間が20:00を超えるとよくないけれど、かといってスタートを早めてはそもそも仕事中で観劇できない。ここでも、観客のみなさんの不安を拭いきれない。
(↑ 公演を行うはずだった、こまばアゴラ劇場)
上演を楽しみにしてくださっているお客様の声も耳にしていたものの、どんなに前向きに制作していこうと思っても、どこか不安や後ろめたい気持ちが付きまといました。仲間を巻き込み創作をしていくこと、お客様にリスクを背負って劇場に足を運んでいただくこと、それがこの状況において最善の選択なのか……?
悩んでいるなかで、私自身がコロナに感染したことが判明しました。
こうなると稽古も公演もできなくなるので、「完全に中止する」という判断をするのが簡単だろうと思います。でも、諦めることはいつでも出来ます。私のコロナ陽性発覚は稽古に入る前で、作品の形態についてまだ考える余地がありました。ならば、思い切った挑戦をするチャンスがあるのではないか。その試行錯誤の答えが、短編映画でした。
▼「舞台作品」を「短編映画」に。
劇場じゃなく、映像だからこそ楽しめる新しい演劇体験
コロナ禍で舞台作品の「配信」は増えてきていますが、今回チャレンジするのは「配信」ではなく「短編映画」です。なぜ配信ではなく、短編映画なのか。
漫画や小説はどれだけ複製しても作品を作品のまま体験できる――いわば「本物を体験する」ことができます。しかし、劇場で見ることを前提につくられた舞台作品の配信は、劇場で見ることとはまた異なる体験です。「作品を作品のまま体験できる本物の形」により近いのは、舞台をそのまま届ける「配信」よりも、1つの映像作品としてつくり上げる「映画」なのではないかと考えたのです(もちろん、移動しづらい情勢のいま、配信の場が貴重であることは間違いありません)。
(↑ 撮影中の様子)
いざ撮影に臨むと、映画化という初めての試みゆえの試行錯誤がたくさんありました。
たとえば私は普段の癖で「映像を撮る」ではなく「舞台をつくる」という観点で考えてしまい、編集できることを忘れて1つの場面をワンカット(長回し)にしようとして、気がつくとそれが足枷となり行き詰まることがありました。しかし監督と話すことで良い風が吹き、その足枷が解消されるだけでなく、豊かな表現になったと思うシーンが生まれました。
舞台は、観ている人の想像力を借りて移動しなくてもどこへでも行けますが、カメラはシーンをクリアに確実に映し出します。お客様の想像力に助けてもらう代わりに、監督との共同作業や対話によって作品の新たな側面を描きだせることなどが面白く、私自身の発見にもなりました。
今回の作品が短編映画という姿になっても、「演劇で救われた」と言ってくださる多くの演劇ファン・演劇人の方をはじめ、文化の力を信じる方々に作品を届けるべく、私たちは『雨だれカンターレ』のクリエイションに臨み続けています。
(↑ 映像作品の一部より。 Photo by buu otsuka)
▼表現をしつづけたい、表現をしつづけなければいけない
低予算で組まれる小劇場系の作品制作において、感染症対策を行いながらの稽古や撮影は金銭面もクリエイションの面でも大変厳しい状況です。私たち泥棒対策ライトも例に漏れず、文科省等の助成金で工面しながらも、率直なところ大赤字です。それでも、創作を生業とする私たちは仕事を、表現をしつづけたい。しなければいけない。なぜなら、作品をつくる人が存在すること、作品があるということだけで、誰かの心を救える可能性があるからです。
このクラウドファンディングは、短編映画としての『雨だれカンターレ』を完成させ、多くの方へ届けるためのプロジェクトです。この新しい挑戦に期待し、応援してくださるという方は、ぜひ劇場に足を運ぶ代わりに、ファンディングという手段でサポートいただけると幸いです。そして、「舞台作品の短編映画化」という新しい挑戦の体験者になっていただけたら、そんな体験も楽しんでいただけたら、心から嬉しく思います。
(↑ 『雨だれカンターレ』出演者。左から、村田正樹・瓜生和成・下司尚実・田中博士・石川詩織・織田圭祐)
うなだれる日も 歌うように。
落っこちるように通り過ぎていく毎日や人波に表情なんてないと思っていたけれど、
その中に自分がいることにふと気がついた。
そしたらそうね、みんな息をしてる。感じてる。色がある。
毎日優しくいることは割と難しいから、
うなだれてしまう時をそのまま口遊んでみる。
何も変わらないかもしれないけれど、今日が昨日よりいい日でありますように。
“見ると明日がちょっと頑張れる”と噂の泥棒対策ライトの、2年ぶりの本公演。
喫茶店を舞台にダンスや芝居、あの手この手や全身で物語を紡いだ作品です。
キャスト
作・演出・振付:下司尚実
出演:石川詩織 瓜生和成(小松台東) 織田圭祐 下司尚実 田中博士 村田正樹
スタッフ
音楽:宇波 拓/舞台監督:筒井昭善/照明:坂本明浩(One Drop Office)/音響:島 猛(ステージオフィス)
衣裳:浅川久美/美術:角浜有香/演出助手:織田圭祐
監督:佐藤悠玄/助監督:伊藤 賢 MARINA/録音:橋本剛士
題字:安田有吾/絵:田谷野 歩/宣伝美術:阿部太一(TAICHI ABE DESIGN INC.)/写真:大塚 歩
広報:原口さとみ/票券:美馬圭子/制作協力:MIKI T chico
協力:こまばアゴラ劇場 A-PROJECT アルファプロダクションズ 江古田のガールズ 小松台東 Krei ink. バウムアンドクーヘン
制作・主催:泥棒対策ライト
▼泥棒対策ライト
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振付家 下司尚実が主宰する、役者・ダンサー・人形遣い・タップダンサーなど公演の度に多様な出演者が集う自由形ユニット。2010年11月『コンガラガッチャンゴー』で旗揚げ。劇場での本公演のほか、食事を楽しみながら観劇する作品や、インストゥルメンタルバンド「NRQ」の生演奏で行う作品など、イベント型の公演も行う。
宣伝美術の絵には、旗揚げ公演から『子供はわかってあげない』『水は海に向かって流れる』などで漫画界の賞を席巻する漫画家 田島列島こと田谷野歩と、様々な媒体で活躍する書楽家、安田有吾が題字で参加している。「MITAKA‘Next’selection(2016)」「シアタートラム・ネクストジェネレーション(2016)」選出。独特で温もりのある作風は、「見ると明日が頑張れる」と評判を呼んでいる。[Web:http://dorotai.com/ ]
▼主宰 下司尚実
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振付家・演出家・ダンサー。物語性のある身体使いが特徴。野田秀樹のもとでアンサンブル出演、演出助手、振付など経験を重ね、近年では前川知大、松井周、ノゾエ征爾などの作品に振付、ステージングで参加する。
eastern youth『ソンゲントジユウ』MV主演、持田香織『君と僕の消失点』MV振付、MISIA20周年記念ツアー『20th Anniversary THE SUPER TOUR OF MISIA Girls just wanna have fun』(辻本知彦 振付)に出演するなど、活動は多岐にわたる。[Twitter:https://twitter.com/mojatsukasa]
「泥棒対策ライト」の作品を既にご覧いただいている方にも、初めての方にもお楽しみいただけるよう、いくつかのパターンでコースをご用意いたしました。(過去作品の映像記録は、一般公開していないここだけの特典です!)
『雨だれカンターレ』の応援はもちろん、普段あまりお目見えしない演劇作品の台本も併せて味わってみたり、この機会にぜひ過去作品もお楽しみいただけたら嬉しいです。
(写真左:「背中合わせのふたり編」より。 Photo by buu otsuka)
(写真右:「晴れ間を信じる男編」より。)
▼そっと寄り添いサポートコース(ショート版)
『雨だれカンターレ』の約15分のショートバージョン「背中合わせのふたり編」と、出演者からのお礼メッセージをお送りします。石川詩織と村田正樹をメインキャストに、身体で描かれる物語です。
▼さっと差し込む光、優しさコース(ロング版)
『雨だれカンターレ』の約30分のロングバージョン「晴れ間を信じる男編」と、出演者からのお礼メッセージをお送りします。瓜生和成と田中博士をメインキャストに、体も心も想像力も旅する物語です。
▼はっとしてグッとなる味わいコース(台本)
『雨だれカンターレ』ショート版&ロング版の作品、出演者からのお礼のメッセージに加えて、『雨だれカンターレ』の台本(データ)をお送りします。まずは作品を観てから台本を味わうもよし、台本を手に作品に浸るもよし。いつもの劇場鑑賞とは違うかたちをお楽しみください!
▼いっそおさらい思い出添えコース(過去映像記録)
『雨だれカンターレ』ショート版&ロング版の作品、出演者からのお礼のメッセージに加えて、泥棒対策ライトの過去公演の映像記録(限定公開URL)をお送りします。映像記録は、ここ数年の公演の中から数本をセレクトする予定です!
ドロタイ(泥棒対策ライトの愛称です)の作品をいつもご覧くださっている方は「あ〜あの作品楽しかったな!」と思い出していただけたら嬉しいですし、“初ドロタイ”な方にはぜひ舞台上の姿もご覧いただけたらとっても光栄です!
※過去公演一覧はこちらから
(画像ではなく作品タイトルをクリックすると、詳細ページをご覧いただけます)
▼グッと肩組み応援団コース(エンドロール)
『雨だれカンターレ』ショート版&ロング版の作品、出演者からのお礼のメッセージ、『雨だれカンターレ』の台本(データ)に加えて、応援してくださった方のお名前を、作品のエンドロールに掲載いたします。ぜひあなたも、作品の一部に!
▼ググッと肩組み応援団コース(過去映像記録+エンドロール)
1つ前のコースより1つ「グ」が増えてなんだか強そうなこのコース。『雨だれカンターレ』ショート版&ロング版の作品、出演者からのお礼のメッセージ、『雨だれカンターレ』の台本(データ)、過去映像記録、エンドロールにお名前掲載の「全部盛り」なコースです。
▼ガッと肩組み応援団コース(出演者参加上映会)
「ググッと」よりも強めの「ガッと」なこのコースは、全部盛りに加えて「出演者と交流できる上映会」へご招待します! 作品をみんなで観て、感じたことを共有しあったり出演者と話したりできる、こじんまりと、ディスタンスはとりつつ、心は“密”な場にできたらと考えています。
withコロナの時代になり、感染症対策として検査や消毒などの物品経費がかさんだり、コロナによる上演中止によって観客のチケットで採算をとれなくなったことによる人材・機材費の削減で、本来支払うべき金額をスタッフや機材にさくことが出来なかったりしています。しかしながら、本当にかかる金額を全てクラウドファンディングで賄うには金額が大きすぎるため、クラウドファンディングでは現実的な金額を設定し、目標額を超えることができた際には、短編映画の制作費用の不足分を引きつづき補うことを予定しています。
▼短編映画制作(コロナによる上演中止の対応策)の活動資金
・会場費(劇場、稽古場):約40万円
・感染症対策(消毒、PCR検査、空気清浄機、コロナ対策人件費 等):約70万円
・舞台スタッフ・機材(音響、照明、衣裳、作曲、美術、宣伝美術 等):約80万円
・映像スタッフ・機材:約20万円
・出演者・制作スタッフ:約50万円
※上記合計約260万円ですが、クラウドファンディングでは150万円を目標額とし、目標以上に支援金が集まった際には、差額110万円分を補ったり、よりこの作品を広めるべく映画祭に出展したり、上映会を開催する費用に割り当てたいと考えております。
3000 円
6000 円
8000 円
10000 円
10000 円
15000 円
残り28枚
30000 円