国内初上映会のご報告
vol. 10 2024-07-30 0
editor.O応援団の皆様
7月28日(日)に、宮城県石巻市の「石巻シアターキネマティカ」において、「editor.O」の本邦初上映会が開催されました。NPO法人石巻まちの本棚が主催する「第22回本の教室 編集者のしごと」というイベントとして開催され、第一部が映画の上映会、第二部が川口監督のトークという構成です。
宮城県第二の都市である石巻市内にはかつて映画館や劇場、寄席などがたくさんあったそうですが、次第にその数が減っていき、東日本大震災のあとも営業を続けていた最後の映画館もついに閉館してしまったそうです。その後、石巻の復興には映画館や劇場が不可欠だと考えた若者たちが、かつて石巻の文化の中心地だったエリアにおいて、もともと布団屋だった店舗跡を自分たちの手で劇場に改装したのがシアターキネマティカ。客席30席ほどの小ぶりで居心地のよい劇場で、映画だけでなく演劇も開催されます。館内にはカフェが併設されて、イベントの前後などに観客が飲食しながらおしゃべりを楽しむことができます。
28日当日、嬉しいことに入場者は30名、ほぼ満席でした。シアターの常連の方、新聞でこのイベントのことを知り初めて来たという大学生、初公開のために横浜市内から駆け付けた支援者たちなど、想像以上に幅広い方たちに来ていただきました。本編上映時間約80分間、最後のエンドロールまで、みなさん非常に熱心にご鑑賞いただき、第二部の監督トークもほぼ全員が参加してくださいました。
トークでは、この映画を作るきっかけなどさまざまなエピソードが監督から披露されたあと、会場との質疑応答タイムとなり、映画の内容や、本に対する自分の経験や考えなどを、思い思いの言葉で語り合うような場となりました。
来場者アンケートでも、様々な感想や励ましの言葉、示唆に富んだご意見をいただき、川口監督はじめ制作委員会一同、大変力づけられるとともに、今後に向けて生かしていきたいとの思いを新たにしました。関係者、来場者の皆様に感謝いたします。
映画を支援してくださった皆様に、一日も早く「editor.O」を見ていただくことができるよう、各地での上映会準備を鋭意進めてまいりますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。