Jay Kohさん到着!
vol. 7 2014-09-11 0
9月4日Jay Kohさんは東京に到着しました。ぎりぎりまでレジデンスの空間を作ってもたのですが、ある程度形になってよかったです。広くて、空っぽの空間だったのですが、おかげさまで、結構カラフルな部屋になりました。
Jayさんはシンガポール出身のですが、本当はグローバルシティゼンのようにあちこちに移動しています。元々商業海軍に入っていたJayさんは20代の前半の頃シンガポールの野党のリダーと関わることがあり、その関係でトラブルが起こり、結局シンガポールが出ないといけない状況になりました。その理由でドイツのほうに移動し、生化学を勉強し始めたのですが、学生運動に関わり、アクティビストとして遺伝子改変などに反対していました。長年社会運動を中心として活動してきたのですが、1995年ごろその活動から離れ、アートのほうに積極的にアプローチしました。ケルンでアートスペースを設立し、2000年からアジア、ヨーロッパを中心としてパブリック・アート・プロジェクトを展開しました。ミャンマー、ベトナム、モンゴル、ドイツ、フィンランドなど様々な地域で長く現地のアーティストと市民と関わり自立性が高いプロジェクトを育んでいます。最近はアイランドでトラベラーズ・コミュニティといろいろコラボレーションしています。
最初の日ウェルカムパーティーを開き、ディスロケイトのチームと一緒にいろいろディスカッションしました。今回Jayさんは日本にくるのが3回目なのですが、日本社会の状況についていろいろな話がありました。秘密保護法、集団的自衛権、「在日」のコミュニティ、ヘイトスピーチ、セクッスレス社会など、現在私達は直面している問題についていろいろ意見交換しました。深い話もあったのですが、到着したばかりのJay Kohさんはなによりもラーメンを食べるためのどんぶりがほしいみたいので100円ショップで買いました。
次の日からJayさんは積極的に近所の方といろいろ交流し始めました。商店街の方、ゆうゆう館の方、かがやき亭の方と出会い、皆さんにあたたかいウェルカムもらいました。かがやき亭のほうで90歳の近くのアーティストの方と会って、長くアートの話しもできたし、囲碁をやっている方と仲良くなって来週はゲームを挑戦することになりましたので、もう受け入れていただきました。絵葉書や書道のクラスもやってみました!
レジデンスではお風呂がないので今週から英会話教室のマネジャーのご自宅のほうを使わせていただきます。お風呂を借りることを通してまちの人とコミュニケーションをとるのがおもしろいでしょう。是非それをパブリック・アートの一つにしたいと思います。