私がいま出来ることと、これからやっていきたいこと。
vol. 12 2019-07-04 0
いまさらなのですが、私がどういう人間なのか、自己紹介させていただきます。長文ですが、最後までお読みいただけると幸いです。
1983年東京生まれ。
小さい頃から絵を描くことが好きで、子供の時の夢はイラストレーターになることでした。イラストを学ぶため、専門学校のイラストレーション科に入学しましたが、ずっと部屋に籠もって絵を描くことが窮屈に感じ、外に出て他のことをしてみたくなったので、専門学校卒業後から接客の仕事をするようになります。
それまでは家の中で過ごす生活が多かったのですが、外に出る機会が増え、いろんな人に会うことが好きになっていきました。
2012年、私が住んでいる地域で活動しているソーシャル大学の「東京にしがわ大学」に出会ったことをきっかけに、自分の暮らす地域が好きになり、まちづくりに興味を持つようになりました。そして、それとほぼ同時期に、父が認知症と診断されたのでした。
私はそれから、多くの認知症の人や障害のある人も、普段気にしていないだけで、同じ地域で暮らしていることに気づかされ、認知症の家族がいる私の立場だからこそ出来ることがあるのではないかと考えていた2017年、“認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けられる社会”をつくるための活動を全国でおこなっている「NPO法人認知症フレンドシップクラブ」と出会いました。
そして、そこで私は、認知症の人とその家族が、認知症と診断されたとしても希望を持って生活できる商品を紹介し販売するため、dfshopの店長となります。
お店づくりを任されたものの、認知症の人が使う商品を探すと、介護用品しか見つかりませんでした。
認知症になったからといって、すぐにすべてのことが出来なくなるわけではないのに、ケアの対象としか見られていないことに疑問を持ち、認知症の人自身が使いやすい商品を増やしていきたいという思いから、2018年の秋頃より今回の商品開発プロジェクトを立ち上げ、今日まで活動を続けています。
しかしながら、お店づくりに関わっている人間は3名しかおらず、商品開発を進めていくための資金や、人材がありません。
そのため、今回クラウドファンディングを利用して、多くの方にご賛同いただきながら商品開発を進めていくためのご支援をお願いするに至りました。
今、私が自分の顔を出し、自分や家族のことを書いているなんて、子供の頃からはとても想像がつきません。
正直、自分の顔を出すのは好きではありませんが、私が活動することによって何かの役に立つことができるのであれば、いくらでも顔を出し、活動を続けていくつもりです。親が認知症になると、介護離職で仕事を辞めてしまう場合も多いと思うのですが、私は運良く今の仕事と巡り会うことができました。
また、今は福井にも住んでいるので、これからは東京と福井の両方を拠点に活動をしていきたいと思っています。
今回開発する財布を必要とする多くの方に届けるため、あたたかいご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします!