コロナ禍のイタリアで若者たちが綴った日々の記録『デカメロン2020』を
書籍化したい

おはようございます。たくさんの応援ありがとうございます。
おかげさまで、目標の78％まで来ることができました。
あと少しです。残り18日。引き続き、応援をおねがいします。

今日のアップデートは内田洋子さんのインスタグラムからの転載です。
まずは9月14日に投稿されたクラウディアさんについての投稿です。_____________________________________________________________________________

#デカメロン2020

イタリアでのCOVID19感染拡大を追うようにして、ヨーロッパ他国でも事態は急速に深刻になりました。
クラウディア ダモンティさんとは、ミラノで知り合った。古典高校生でしたが、理系が好き。口数は少なくクールだけれど、実は甘えん坊。
ミラノ工科大学工学部卒業の日、公開口頭卒業試験を聴きに行った彼女のお父さんは、感極まって泣きに泣いた。
皆がそれを見て、また泣いた。

クラウディアといえは、イタリアの父親を思うのです。

あの涙。
さぞ娘が誇らしかったのでしょう。

クラウディアは、ロックダウン解除後にミラノの夜の運河の眺めを送ってきました。いつも朝方まで眠れなかった、家族から離れてのオランダでの隔離体験でした。

(2020.09.14)

クラウディア。
#デカメロン2020
連載中は、毎回シニカルで冷静な、でも寂しがり屋のメッセージを送ってきました。テンポのよい文章を読みながら、ミラノのアクセントたっぷりに話す彼女の低い声を聞くようだった。
イタリアのパスタが食べたい。
エスプレッソコーヒーが恋しい。
太陽はどこ？

毎回の締めくくりは、イタリアへの、家族への強い郷愁の想いでした。

内田洋子

(2020.09.14)
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こちらも内田洋子さんのインスタグラムより転載したものです。少し前の投稿になりますが、『デカメロン2020』のクラウドファンディングのサイドストーリーのような投稿になっています。

その1

世界中の神様に頼りたい朝もある。
どこにしまったのか、思い出せない幸運。写真に撮っておいてよかった。効くかしら？引き出しの中には、<あのとき>がたくさん入っています。

（2020.08.28）

その2

しまいこんでおかずに、解き放ってやりたい気持ちがあります。
さて、その鍵はどこにあるのか。

（2020.08.28）

その3

<嵐が通り過ぎるのをただ待っていないで、雨の中でも踊ってみよう>
迷っていたときに、イタリアから届いたカード。青は晴天の色。雲も映える。
引き出しには、あの時の空も入っている。

（2020.08.28）

その4

いざ出航、という時に船長は「さあ綱を切れ！」と、命じます。
大海原に出る。これから僕らは運命共同体、という宣言。いや、手綱は僕に任せなさい、でしょう。

（2020.08.28）

その5

いく先々で出会う情景。町の喧騒。裏通りに漂う匂い。石畳に響く足音。記して、伝えたい。
<あの小さな旅>。

（2020.08.28）

その6

同じ航路でも、異なる旅になる。瀬戸内海で、60年前のイタリアに会う。手描きの海図。追憶の航海を行く。
唯一無二の記録を残すという責任。

（2020.08.28）

その7

眼の奥に残る光景。忘れられない、と思っていたのに、少しずつぼやけていく。

（2020.08.28）

その8
船乗りは陸（おか)に着くと、砂をすくい上げます。海がかけらになったような、シーグラス。形も色も大きさもさまざまで、集まると浜になる。

内田洋子

（2020.08.28）
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あと18日です。10月6日まで挑戦を続けますので、
引き続き応援をおねがいします。

ぜひとも、このプロジェクトのシェアや拡散に
ご協力をお願いします。

たくさんの応援をありがとうございます。
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