プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
マンガ『踊るミシン』復刊をクラウドファンディングで実現!
「踊るミシン」は現在絶版となっていますが、今また雑誌、本、ネット等で評論・紹介が書かれ、マイナーな作品ながら復刊を求める声が膨らみつつあります。プチブレイク(?)な感じのいま新装版で出したい!というプロジェクトです。
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
たなか あつこ 復刊会代表です。2017年、2022年に伊藤重夫の漫画「踊るミシン」を、2018年には「ダイヤモンド・因数猫分解」を復刊しました。本業は編集者/インタビュアー/ライターです。大学卒業後、PR会社に入社。独立後は、通信系、製薬系、大学等のPR誌、機関誌のほか、商業誌において企画・編集、取材、執筆に携わる。過去には放送作家や、Macコミニティー誌で「えへへ人生相談」という脱力系エッセイ連載等も。
「踊るミシン」は現在絶版となっていますが、今また雑誌、本、ネット等で評論・紹介が書かれ、マイナーな作品ながら復刊を求める声が膨らみつつあります。プチブレイク(?)な感じのいま新装版で出したい!というプロジェクトです。
初めまして。「踊るミシン復刊会」です。 伊藤重夫の『踊るミシン』が古書店やネットオークションで20,000円越え、ときに30,000円…と知ったのは最近のこと。同じ著者の『チョコレート・スフィンクス考』という短編集(330余頁)も10,000円近くで取引されていました。そこで改めてネットで検索すると、復刊本サイトのリクエストやブログ・SNSでの作品批評や復刊を望む声が今も挙がっており、なにやら騒がしいことになっているではありませんか!?
「マンガ本で数万円って…。ちょっと手が出る値段じゃないよねぇ〜」。でも、しかし、ならば! と作者の友人知人の数人が集まって結成したのが、この復刊会です。単なる復刻ではなく 初版時、作者によってカットされた3頁分を巻末に収録するなど、新装版/全248頁で作りたいと考えています。部数は100部から数百部(~300部?の少部数)かつ限定版(シリアルナンバー入で検討中)で、「青版(Blue Edition)」と名付けた発行を予定しています。
上写真の青い表紙が、新装版のパイロット版です。サイズはA5版より大きくB5版より小さめの天地240mm×左右172mmの並製。マンガ本体や解説・あとがき等の編集はできていますが、今後の進行次第でカラー口絵の有無などを決めていきたいと考えています。(右は初版のA5版です)つづいて画像で見る「踊るミシン」です。
映画には「○○映画祭招待作品」というのがありますが、これも「戦後文化の軌跡展1945-1995」という展覧会の招待作品です。全国の4カ所の美術館で展示され、展覧会カタログに収録されました。って、ちょっと自慢できるかなぁと思い、書いてみました。
エピソードの断片が連続し、現れるべき物語、語られるべき主題は遠く見え隠れする、この作品。でも私達には、それを具体的に語ることができません。そこで以下の3人が書かれたものから引用させていただきます。
「実験的な短編の多かった作家が、繰り返し用いるモチーフを集大成させた220頁に及ぶ描き下し作品。話後あっけなく死んでしまう登場人物たちの、あっという間の学生生活=夏を軸に展開する。」
「私事で恐縮だが、高校時代を不条理演劇にのめり込み、大学では難解な漫画を第一としたため、一見ありがちなシーンを無作為に組み替えていく作業の面白さを覚えた。現実と回想と妄想とをゴッチャにして、あるいは時系列をバラバラにしたパズルを相手に投げつけ、決して正解のない解釈を強いる。そんな堂々巡りのモラトリウムごっこをしばし楽しむわけだ。演劇・映画の世界にこの作家の愛好者が多いのもうなずける。」
ーーー細萱敦「日本のカルトな作家達」@ぴあ関西版 1997 No.351
「『踊るミシン』には、死を巡ってのテーマとさらに自殺が隠ゆとして横たわっているが、描かれた人物たちが表面的には極めて明るく、重苦しさを全く感じさせない。スッと読めば、ごくありふれた :青春叙情詩;なのだ。しかし、そぐだけ削ぎ落とし、選び抜いたコマで構成された伊藤さんの固有の描法に気づけば、描かれなかったコマとコマの間にパックリと虚無の空間が口を開けていることがわかる。その裂け目は、しっかりと描き込まれた垂水という街と海の明るい風景が一見覆い隠しているようでもある。」
ーーー糸野清明「日本文化の最前線13・劇画ニュー・ロマン」 @神戸新聞1987年1月10日
「この作品のヒロイン 麗花は主人公の前を駆け抜け、最後には死線を超える。女の子に遅れつづけてきた伊藤重夫の作品の男の子は、ここでついに決定的に遅れることになる。先行した女の子が死んでしまうということは、男の子にとって、もはや追いつき追い越すチャンスが永遠に失われたということだ。彼女は永遠に先行しつづけてる存在として、主人公の遅延をいつまでも決定づけることだろう。」
「比べてみると『躍るミシン』に描かれているものは、村上春樹の小説あるものとよく似ている。それは、2人とも神戸出身の同世代であって(49年と50年生まれ)その神戸を舞台にドラマを展開しているとか、ポップで軽い印象を与える絵柄や文体であるとか、ジャズやポップスの引用であるとか、70年代前半を沈黙して過ごしていたいたこととか(中略)、そのようなことではない。重要なのは、このような女性の<内面>への向き合い方や、その受動性(=逐延)などであり、それを通して自己の暴力性に向き合うことであり、そのようなものが主人公の論理を決定づけているいうことなのだ。そこには、共通する<身振り>が感じられる。
そしてその時、伊藤重夫の<恋愛という物語の拒絶>という最終的な姿勢が、特徴的に浮かび上がってくる。物語に身をゆだねるのではなく、すぐそばで距離をとりつづけるという姿勢に立ったとき、伊藤重夫には『躍るミシン』で完成したように、重層的でコラージュ的な表現が必要だったのだ。その表現方法は、わかりやすい物語に回収されることを拒む。」
ーーーササキバラ・ゴウ「傷つける性 団塊の世代からおたく世代へーギャルゲー的セクシャリティの起源」@「新現実 Vol.2」2003年 角川書店
映画の予告のように25枚のGIFアニメを作ってみました(画面はGIFアニメの扉です) MotionGallery様ではGifを埋め込めないので、クリックで別サイトへとびます。 何度も繰り返すので適当に終わって下さい。 ↓
新装版のサンプルとして、ひとまず2冊だけ印刷しました。一部はスクリーントーンの張り替えをおこないましたがトーンのモアレが若干見られます。作者は「これぐらいは、いい雰囲気かなァ」と言っています。
現在、著者自作のカバー案は2種類あります。どちらにするかは、ここでの投票で決めたいと考えています。コレクターの方は、リターンを選ぶ際にA案かB案かの投票もお願いします。
投票の結果、同数かそれに近い場合、復刊会でどちらかに決めることがあります。
演劇化された「踊るミシン」PRポスターとフライヤー等(写真:岩田浩一)。女優7人と男優1人で1997年1月、3日間の公演でした。構成・演出/木嶋茂雄。ちなみに、この作品の映画化権は、ある映画制作会社が保持しているそうです。
復刊会結成のきっかけは冒頭の通りですが、実はその前に、原稿の傷みに気がついた作者がデジタルでの修正を行い、デジタル完全版をつくっていました。そして確認のために作者の私家版として10冊ほど印刷する予定でしたが、それを聞いた知人数人が「少なすぎる」と作者の手から取り上げ(笑)復刊会が引き継いで、このプロジェクトへとつながったわけです。でも安心してください。作者も準会員で、すべて承認していますので。
復刊会では当初50〜60部ぐらいの手売りとか、ネット書店をつくるなどの案が出ましたが、結局、発行のPR効果も期待できるということでクラウド・ファンディングという方法を選びました。途中2社から書籍版の出版や電子書籍化の話がありましたが、作者の意向でお断りしました。なお代表以外のメンバー2人は会社員なので顔出しNGです。代表のプロフィールはプレゼンター欄をご覧ください(同姓同名が多く、最近ではよくアニメ関係の有名人に間違われます)。
Facebookに復刊会のグループがあります。出来たばかりで静かなので何か書き込んでください。
伊藤重夫プロフィール 1950年生まれ。県立兵庫工業高校デザイン科卒業。セツモードセミナー中退。「羅折羅社」同人。マンガ作品に短編集『チョコレート・スフィンクス考』(羅折羅社)、長編『踊るミシン』(北冬書房)。挿絵作品に『ハンサムガール』(理論社)『ゆーれいパパ』(講談社 )『まじょっ子マージは一年生』シリーズ全5巻(あかね書房)など多数。雑誌のAD、装幀・ブックデザインは、写真集、絵本、エッセイ集、文学、ノンフィクション、マンガそして新書等シリーズ含め、およそ200冊以上あります。
マンガは白黒画像で華やかさが足りないかなぁというわけで、他の活動も紹介します。伊藤重夫は「ハンサムガール」の挿し絵で、あまり児童書では見かけない“不機嫌な少女”あるいは“悩める少女”の絵を描きました。この本は、産経児童文学賞(ニッポン放送賞)を受賞しました。
▼挿絵作品(本)の一部です 上「ハンサムガール」佐藤多佳子・作(理論社)の挿絵
▼「まじょっ子マージは一年生」早川真知子・作(あかね書房刊全5巻)の挿絵
伊藤重夫の活動 めずらしいイラスト作品
「僕が東京でデザイナーの仕事をしながらセツ・モードセミナーに入学した時、ものすごくデッサンがうまい女の子が何人もいたんです。だからその時、イラストレーターにはならないと決めました」と、伊藤重夫は言っています。
そんな彼が「どうしても」と請われてイラストに専念したことが2例があります。そのひとつがLOFT神戸店から依頼されたショーウィンドウ展示幕用の作品です。クリスマス・イブの夕方6時~深夜12時までの6時間を5つのシーンに描き分け、ショーウインドウ横一列に5点同時にディスプレイされました。当初はクリスマスまでの予定でしたが「愛ある風景なので、バレンタインデーまで!」となり、展示期間が延長されました。
このプロジェクトの次なる展開として、単行本未収録のマンガ作品集刊行を考えています。
たとえばカラーの「ダイヤモンド」=A4版フルカラー雑誌だった「A-ha Comic」に5回連載された未完の作品や、モノクロの「因数猫分解」の一部。さらに「ワルキューレ1」「ママレードのプリンセス」等を入れて、単行本化できたら…(うっとり)。とはいえ「ダイヤモンド」はカラーで80頁あるので、なかなか引き受けてくださる印刷所が見つかりません。なんといっても制作費が……。ううう。
手数料と送料を加えると、100部オンデマンド印刷で最低限200,000円くらい必要かも。 200,000円以上集まれば、部数に関わらずカラー口絵2頁~6頁を入れたいと思っています。さらに余裕が出れば作者印税やプリント料、梱包や郵送作業の日当を払いたいです。
200部を超えればオフセット印刷となるかも。印刷会社によって回答が違うのでなんとも言い難いのですが、300部では印刷&製本セットとなり、安い印刷会社に頼んでも実費は合計350,000円を超えると考えています。
制作作業は、すでに始まっています。目標金額に達しなくても、復刊会は発行部数を調整しながら新装版『躍るミシン』を作ります。発行は10月の予定です。ご支援いただいたみなさまには、お申込頂いた特典品をすべて必ずお届けします。予定納期内に準備が整い次第、順次発送予定です。
万一、予定納期が遅れる場合は、予め個別に連絡させて頂きます。
*リターンはすべて送料無料、消費税込みです。
●新装版『踊るミシン』書籍
上のほうにある青い表紙が新装版書籍(天地240mm×左右172mmの並製)です。
●Special Thanks
完成した書籍に、コレクターの方ご指定のお名前かニックネームを10文字まで掲載します。
●A5サイズオリジナル・プリント1点(限定版/サイン入り)
2,400円リターン特典のA5サイズプリントは、現在制作中なので画像はありません。決まり次第、追加でアップします。 *アップデートVol.5にて、画像をご覧ください。
●「踊るミシン」等A5サイズオリジナル・プリント4点(限定版/サイン入り)
「踊るミシン」と「ダイヤモンド」のプリントです。作者のサインと限定版のシリアルナンバーがつきます。写真では額装されていますが、額はつきません。
*なお、このプロジェクトでの「オリジナル・プリント」とは、原画が存在しないという意味で「オリジナル」としています。「ダイヤモンド」はカラーの原画があるので厳密にはオリジナルではありませんが、今回のリターン用にプリントした限定版となります。
●クリスマスイラストA5サイズオリジナル・プリント5枚組(限定版/サイン入り)
LOFT神戸店のために描いたイラストのオリジナル・プリント5枚組です。プリントには作者のサインと限定版のシリアルナンバーがつきます。写真では額装されていますが、額はつきません。
●児童書のA4サイズオリジナル・プリント(限定版/サイン入り)
過去に作者が児童書の挿絵制作の際にテスト用にプリントしたものを、今回2枚組限定でお付けします。作者のサインと限定版のシリアルナンバーがつきます。写真では額装されていますが、額はつきません。
●『チョコレート・スフィンクス考』(跋折羅社版)
●『踊るミシン』(北冬書房版)
いずれも古本ではなく、倉庫から見つかった本です。
●LOFT展示済の巨大クリスマス・イラスト1点もの
LOFT神戸店に展示されていた5点組のうち作者は3点所持しています(ただしうち1点は予約済み)。そのなかから以下の1点をリターンでお届けします。写真にあるように左右200cm幅という、すんごく大きなイラスト幕(防炎ビニール製)です。どうやって送るか思案中ですが、必ず発送します。言っときますが、大きいですよ(笑)。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました
1800 円
2400 円
3200 円
残り14枚
5000 円
残り15枚
9000 円
SOLDOUT
13000 円
SOLDOUT
14000 円
SOLDOUT
25000 円
SOLDOUT
180000 円