最後の日。知っておいてほしいことがある。
vol. 50 2025-10-31 0
どーーも!
大地を見上げる映画祭実行委員会 田堀です。
本日、クラウドファンディング最終日となります!
実行委員のメンバーがカウントダウン投稿までしてくれて、最後の最後まで頑張ってくれる仲間がいる。最高じゃないか。
最終日前日のアーサーの投稿もよかったよねぇ。
もう仲間たちがこのクラファンの重要性もこの映画祭の素晴らしいところもいっぱい語ってくれたから。
僕はどうしても皆さんに伝えたいことがあるので最後の最後に話させてもらいます!
津田 勝(つだ まさる)という男がいたんです。
今年2025年の2月に彼はこの世を去りました。
生前、彼は大阪に住んでおられて、でも古座川が大好き過ぎて古座川町内に家まで買っちゃって大好きなカヌーを大切な仲間たちと楽しむ古座川愛とパワーが溢れる方でした。
ひょんなことから僕と知り合いになったんですが、何故か僕のことをとっても気に入ってくれて怖いくらいにやたらと絡んでくるオジサンって感じになり、あれよあれよと大地を見上げる映画祭の実行委員にまで入ってくれて毎晩遅くまで電話で語り合うめちゃ親友になりました。
なんなんだ、このオジサン。
そう思った僕は聞いてみたことがあります。
「津田さん、なんでそんなに色々助けてくれるんですか?」
じゃあ津田さんは
「そりゃ助けるでしょ。田堀さんは本気で古座川町のことを盛り上げようとしてる。見たらわかる。だって行動してるやないですか。それが伝わるから僕も大好きな古座川のために力使うのは当たり前やないですか。田堀さんが動き続けることをやめない限り一緒にやらせてもらいますよ。」
っておっしゃってくれました。
津田さんは何があってもずっと僕の信念を信じ続けて、僕を支え続けてくれる方でした。
「段取りが9割!!」
職業柄現場監督の段取り力を発揮して大地を見上げる映画祭ではオブジェや会場全般のイルミネーションなどを担当してくださっていました。
なんせ、なんでもできる。道具いっぱいある。段取りやばい。
大地を見上げる映画祭にはなんか可愛い家のオブジェあるでしょ?
あれ津田さん作ってくれたんですよ!めちゃくちゃ難しいんです、実は。
3年前のVOL1の制作物は僕と津田さんがほとんど2人でオブジェを作ったのですが、その作業中にホントに色んなことを話しました。
その時僕の心に刻まれた言葉があります。
「僕はね、田堀さん。もう時間がないんです。今本当にやるべき事、やりたい事をやっておかないとホンマにいつ死ぬかわからないんです。だからね、この大地見上げる映画祭に参加させてもらったり、ゴミ拾い一緒にさせてもらったりして田堀さんのおかげで古座川の人とめちゃ知り合いになれて、ホンマに感謝してるんです。寝る時間なんてもったいない。1分、1秒すらもったいなくて少しでも楽しい事していたいんです。命を燃やしながら生きてるんです。」
その時の僕は彼の「死ぬ」という言葉を信じたくなくて
「何言うてるんです(笑)まだまだ教えてほしいこといっぱいあるんですから!そんなん言わんといてくださいよ!(笑)」
って誤魔化すしかできませんでした。茶化す以外に不安な感情出すと辛すぎたから。
それからVOL 1が終了し、月日が過ぎる中、少しずつ彼の容態は悪化していき、昨年、一緒にみんなでスタードームを試作したのが実行委員としての最期の作業になりました。
津田さんの命は本当に燃えているようでした。
「絶対に人生を楽しみ尽くす」
僕らでは計り知れない強い思いが彼にはあって、限られた時間を全力で生きていました。
何ものにも変え難い「命の時間」を費やすに値すると彼が情熱を注ぎ込んでくれたもの。
それが「大地を見上げる映画祭」です。
だから絶対に成功させたかった。彼が一生懸命紡いでくれた大切なものをきちんと昇華させたかったんです。
彼が亡くなったあと、このイベント作業するたびに心の中で津田さんに話しかけてしまいます。
「津田さんやったら、コレどうします?」
「津田さん、これ助けてくださいよー、、」
「津田さん、なんでおらんくなったんや、、。」
本当にしんどくて挫けそうになることがいっぱいだったんですが、それでもその度彼のことを思い出していました。
「命を燃やしながら生きる」
どんだけ大変だろうが厳しかろうが、その状況で息をし鼓動が打ちならされていることが奇跡みたいな話で、その状況すら楽しまないと損ですよ!って頭に響いてまた頑張ろう!ってなるんです。
どうやら津田さんはしっかり僕の中で生きてるんだって思います。
僕は彼が愛してくれたこのイベントのことを誇りに思います。
ただ皆さんにも知って欲しかった。津田 勝が生きていたってことを。
そんな熱い情熱をもった男が愛してくれた古座川町なんだってことを。
知って欲しかったんです。
そして彼の生き様が教えてくれたことがもう一つ。
それは「命を燃やしている」のは実はみんな同じなんだってこと。
その終わりがすぐそこにあったかなかったかだけなんです。
だから実行委員会のみんなの命の炎で出来上がったイベントなんだってことを知って欲しかったんです。もしよければアップデート記事見直してほしい。大切なメンバーの紹介してますから!
「へぇー、こんな人も一緒にやってるのか」でいいです。知っていてほしいんです。
クラウドファンディング最終日のお話として合ってるのかどうかはわからんけども。
津田さんはもちろん、このイベントに関わってくださった全ての方に感謝しております。
皆様、ご協力、ご支援ありがとうございました。
最終日よろしくお願いします!

 FUNDED
FUNDED