なぜ私たちが「Custom Bibsカスタムビブ」サービスを作ったのか
vol. 1 2017-08-16 0
このサービスの発案は、働き方をシフトするところから始まった
私がこのサービスを作ろうと思ったのは、産後のベッドの上でした。
私はそれまで典型的な「ワーカーホリック」タイプで、頑張り方は「努力・気合・根性」そんな仕事の仕方をしていました。もちろん、産休も育休も取れる気がしなくて、お腹がはち切れそうに大きくなっても、満員電車で渋谷の事務所まで通っていたので、周りはヒヤヒヤして、とっても迷惑だったと思います。そんな私が、出産の直前から、お腹の中の娘から、身体を通じてメッセージを受け取るようになりました。
体調不良という形で、仕事しすぎるとストップをかけてくれるようになっていました。
「あ〜、産後もこうして、仕事しすぎることを改善していくことも私の仕事なのかもしれない」そう思うようになりました。
『クライアントワークだけでなく、スケジュールの都合がつきやすい自社事業を検討していこう』ぼんやりと、出産直前にはそんなことを考えるようになっていったのです。
ベットの上で思いついたアイデア
出産は、予定外のストーリーとなり、入院も予定より長くなりました。ベッドの上で、会社とのメールやSNSを頻繁に更新していました。自分では気がつかないうちに「産後ハイ」になっていたんだと、後から振り返ると思います。
夜中はホルモンのバランスで継続的に眠れなくても大丈夫な状態になるんですが、私も、慣れない授乳に悲鳴をあげながら、仕事のことが頭から離れることはありませんでした。
「娘に何かつくってあげたいなぁ〜、そっかぁよだれかけ・・・かわいいテキスタイルを選んで、パイピングとかつけたり、蝶ネクタイみたいにしてもかわいいな・・・」
「あ〜そういえば、そういうカスタムオーダーってあるんだろうか。ミシンがあって、ファクトリーみたいな小さなショップがあっても面白いなぁ」
そんな「産後ハイ」からのアイデアが「Custom Bibs™」となっていったんです。
ハンドメイド時代からカスタムオーダー時代へ
もともと、私たちエモーヴは毎月、手仕事系のワークショップを開催してきました。私自身も創業前には、自身でつくった、アクセサリーをwebサイトで紹介したりしていたくらい、何かをハンドメイドすること、そして、DIYのマインドは、身近なものではありました。
ただ、そこで感じていた大きな気づきが「意外と皆さん、自身では0から1は作りづらい」ということ。コーディネートする役割が、ワークショップ講師と私たちの役割だということ。
このよだれかけのサービスも、そんな気づきから、ハンドメイドキットなどではなく、ワークショップでもなく、「カスタムオーダー」というサービスになったのは、こうした経験からの気づきでした。
こうして、ベッドの上で思いついたアイデアは以前から続けてきたワークショップの仕事から得た気づきと融合され、「Custom Bibs™」となっていったのです。
次は「産後の自身のアイデンティティ崩壊体験から、サービスに込めた思い」を書きますね!
2年間毎月開催してきた COSUGI CAFEでのワークショップアーカイブはこちら
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