【レポート公開中!】ディスカッション会
vol. 2 2021-10-12 0
Core Collectiveでは作品創作の段階より、ディスカッション会を開催してきました!
作品創りにおいて、どんな過程がふまれているのか、ひとつの作品を作るにあたって社会をどんな風に捉えていくのか、などなど話してきました。
日本はあまりディスカッションを行う機会は少ないと感じています。欧米では政治や経済、歴史においても、議論をたくさん行いますよね。その内容が正しくても正しくなくても、自分の意見をアウトプットしたり、周りの意見を聞くことで、自分自身の意見が段々はっきりしていき、自分がどのように活動をしていきたいかというビジョンを持つことや、人に自分がやりたいことをより明確に伝えられることが出来るようになります。
コンテンポラリー業界のジャンルの垣根を越えて知識・情報共有の場を設け、アーティストたちが各々の置かれた状況を把握した上で、制作と発表およびその後にいかに繋げるかまで考えることが出来る土壌を作りたい!
私たちは、セルフマネジメント力のあるアーティストを増やし、業界を盛り上げたいと考えています!
ここでは、ご参加下さった方が書いたレポートより一部抜粋してご紹介いたします!
ディスカッション全体を通しての感想として、コアコレがコミュニティ内でヒエラルキーをつくらず、オーディエンスにもひらいていこうとする意志に共感した。(第1回ディスカッション会アーカイブ参加:神田裕子)
今回のディスカッションの中で、辻さんの発したダンスにおいて歩くということがどういう意味を持つのかという問いかけと、黒沼さんの書道についての話がとくに印象的でした。
歩くという動作……まっすぐ歩いたり、ふらふら歩いたり、円を描くように歩いたり、逆回りしたり、という平面上の軌跡を描いていくことで、次第に踊り手の身体の中に、足の裏から頭上まで突き抜ける垂直軸があることが意識されるようになっていくように思いました。
黒沼さんの書道との共同作業による作品作りを動画で拝見して共感と関心を持っていました。
楷書でいうところの起筆~送筆~収筆の三折法ですとか、楷書や草書や行書のような軽やかでなめらかな筆運びはダンスのステップのようですし、そして筆先が紙面を離れて描かれる筆脈もまた、跳躍の軌跡となって平面が立体になる様を捉えるものですね。(第2回ディスカッション会アーカイブ参加:佐藤剛裕)
第3回ディスカッション会のレポートは準備中です◎
また、第4回はなんと!10月17日公演後、開催予定です!