ClafT参加アーティスト応援メッセージ!Vol.4
vol. 10 2025-07-26 0
皆さま、こんばんは!
ClafT事務局の田中です。
皆さまからのご支援、ご声援によりクラウドファンディング目標達成率30%達成が目前となっております!ご支援、そして多くの言葉を寄せていただいておりますこと心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
フェスティバル開催までまもなく1ヶ月。
フェスティバルの開幕をファンディングプロジェクト成功ととも迎えるように、事務局スタッフ一同尽力して参ります。
100%目標達成には、皆さまのご支援と応援をまだまだ必要としております。
皆さま、引き続きのご支援・SNSでの情報の拡散等、ご協力をお願いできますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
この度、Center line art festival Tokyoに初年度から5年連続参加いただいている、アーティスト 金暎淑さんから応援メッセージが届きました。作家としてだけではなく、実行委員としてもClafTに関わり続けてくださっている金さんからのメッセージを、皆さまぜひご一読ください!
▽ 応援メッセージ ▽
ClafT初開催の2021年より参加している、アーティストの金暎淑です。
初年度からこれまでのClafTとの関りを振り返ると、グループ展の企画立案や実行委員としての活動、実験的な対話形式の作品発表など、フェスティバルを通じて様々な「挑戦する機会」を頂いてきました。
また、ClafTの特色と言えるパフォーマンスプログラムの鑑賞体験は、私の創作活動に「身体」という新たな視点をもたらしてくれました。
ClafT 2021 Space Sharing Programで展示された金さんの作品
2024年のトークイベントで、フェスティバルディレクターの三浦さんが「言葉は身体のかけらである」いうお話をされたのがとても心に残っています。この言葉は、私の子供達や家族にも、折に触れて伝えています。
言葉がウェブメディア上、瞬く間に拡散される時代となり、ヘイトスピーチや誹謗中傷が日々深刻化し、人々の断絶を感じる今、一人でも多くの人が「自分の発する言葉が自身の身体の一部であること」を認識することができるならば、無用な憎悪や断絶は減っていくのではないだろうか、と想像しています。
そしてこれは、フェスティバルの発する根源的なメッセージの一つと感じています。
ClafT 2022「孤独な散歩者たちの庭」(企画:金暎淑 / 越智波留香)に展示された金さんの作品
最後に、先日行われた「物音と人物」というパフォーマンスを鑑賞した際の感想を付け加えますと、そこで提示された作品としての「からだ」は、日常にとても近い形で差し出されており、「からだ」=「存在の美しさ」へと思考がシンプルに還元されていく感覚はとても清々しく、日常に一番近いアート体験の場を作るというフェスティバルの目指す理念が体感できる場でした。
ClafTが私にとってかけがえのない挑戦の場であり、気づきの場であるように、ここに関わるアーティスト、スタッフ、観覧者の一人一人にとって、回を重ねるごとにその存在意義が深まっていると感じています。
Center line art festival が、これからもそのメッセージを発信し続けられるよう、多くの方にご支援いただけることを願っています。
ClafT 2025 MUSAKO ART GATEで行われた金さんの「驢鳴犬吠」
金暎淑 / Kim Youngsuk
日本と韓国を中心に、油彩、映像、写真、インスタレーションなど、多様な形式で作品を発表。
国籍や帰属意識、歴史と個人の関係性、生と死、などを主題に、見る側の身体性を取り込みながら作品化してきた。
近年は、家父長制やエイジズムの問題を、フィールドワークを通しリサーチし作品化するとともに、
「老いをアップデートする!」や「あなたの驢鳴犬吠をお聞かせください」など対話プロジェクト化に取組んでいる。
主な展示に、中央線芸術祭、亀山トリエンナーレ、「アリランの種―コリアンディアスポラ作家展」(韓国 国立現代美術館)、
「福島の新世代2009」(福島県立美術館)、「光州ビエンナーレ2002」(韓国 光州)など。
Center line art festival Tokyo 2025
↓金暎淑さんが参加するプログラムはこちら
MUSAKO ART GATE
金暎淑・鈴木誌織二人展「孤独な散歩者の日常」