本祭へ向けて
vol. 35 2022-09-27 0
こんばんは。実行委員の越智です。
前夜祭も終わり、いよいよ本祭へむけて体制を整える時となりました。
ご支援も100名を超す方々からいただくことが出来、誠にありがとうございます!
お一人お一人のお気持ちを大切に受け留めてより良い芸術祭にして参りいます。
私が金暎淑さんと企画させていただいているグループ展「孤独な散歩者たちの庭」について少し。
変わったタイトルだと思われるでしょうが、これはかつて中央線沿線の文士の集いである「阿佐ヶ谷会」の主催などをした美術評論家・詩人といった肩書を持つ青柳瑞穂が翻訳したジャン=ジャック・ルソーの著書『孤独な散歩者の夢想』から着想を得ています。
とはいえ、内容は大変難しい哲学書で、私も読みおおせていません(笑)あくまでもこのタイトルからインスピレーションを得たという程度です。
そしてこのタイトルの元、さまざまなアーティストがそれぞれ「孤独な散歩者」とは誰か、「庭」とはどのような場所かを解釈して表現することがこのグループ展の醍醐味だと思っています。
私もどのようなそれぞれの「庭」が出現するのか、大変楽しみにしています。
みなさまもこのタイトルについては様々な解釈をお持ちになることと思います。そういった来場者と表現者の思いが繋がったり、思いもよらない反応を引き起こしたりするような「場」を創りたいと考えています。
中央線沿線の豊かな文化と思索にふける秋を重ねて、みなさまもそれぞれの「庭」を廻ってみませんか。ご来場をお待ちしています!
なお、クラウドファンディングは残すところ3日と少し、もう少しで目標達成というところです!最後まで見守って下さいますと幸いです。
それではみなさま良い秋を。
(写真は先日の前夜祭で見上げた「横たわりアートシアター」の映像と秋の空)