【速報】「五月の雨」海外初上映!
vol. 25 2025-12-02 0
12月1日、ハンガリー・ブタペストとオーストリア・ウィーンのCentral European Universityキャンパスにて、ちょっと待って共同親権ネットワーク製作『五月の雨』の上映会とパネルディスカッションが開催されました。
パネルには岡村晴美弁護士がビデオで参加、映画にも登場しているJulia Spronz弁護士(元夫に殺された日本人DV被害女性の代理人)や当事者団体Hague Mothersのメンバーなどが登壇しました。
この上映会は、被害女性の友人たちが企画しました。
悲しい事件が二度と起こらないよう、国際的にも連帯して取り組む決意を新たにしました。
ブタペスト、ウィーン合わせて約150人がこの上映会に参加したそうです。
Julia Spronz弁護士ら各パネリストからは、『五月の雨』で描かれた状況はハンガリーでも同じだなどと共感し映画製作を称賛するコメントが相次ぎました。
そして、DVの否定や軽視、面前DVが子どもの虐待であることの無視といった問題は各国共通であることや、裁判所、警察、児童保護機関、弁護士など様々なレベルで啓発、研修が必要であることなどが論じられ、フロアからは学校教育や文化、社会意識といったことについてもジェンダー平等、子どもの権利の観点からやるべきことが多くあるとのコメントがありました。
最後に参加者から「希望」について問われて、Juliaさんは、このようなイベントもそうだが連帯して前に進んでいけるという力強い応答をしました。
『五月の雨』のメッセージを共有できた、国を越えて「共通言語」を持っているのだと力を得られた上映会でした。
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