実験音楽、サウンドアートって?
vol. 3 2023-05-07 0
連日大盛況の連休から一転、GW最終日は雨で静かなCenterです。
クラウドファンディング開始7日目、48%まで到達しました!本当にありがとうございます!まだまだこれからが山場です。引き続き、応援よろしくお願いします。
今回は、センター長・河野のフィールド、実験音楽・サウンドアートについて。栃木に移住してから、一体どんなことをしているのか?なぜ活動を始めたのか?今度来るアーティストはどんな方なのか?…をお話しする機会が本当に増えました。自身のこれまでの経緯も交え、少しだけご紹介します。
こちらは2022年2月、工事前のCenterで行ったシークレットライブ。
出演は高橋朝、浦裕幸。
(厳密に言うと即興演奏と実験音楽は異なるもので、ひとりひとりが音を出す動機や背景、アイデンティティもそれぞれ異なりますが、ゆるやかに繋がっていたり、まとめられることも多く、関係者からのご指摘に怯えながらもそのあたりの説明は今回割愛させて頂きます。)
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遡ること高校時代、倫理の授業で知った哲学にとても興味を持ちました。そして哲学を学ぼうと大学に進学。同時に、やってみたかったバンド活動も始めました。担当はベース。
人の認識や知覚に関する本を読み漁る一方で、当時大人気だったポストロック、エレクトロニカを聴く流れから、HEADZの佐々木敦さんが渋谷アップリンクで開催していた「UNKNOWN MIX RETURNS」というトークイベントに参加しました。当時20歳そこそこ。(時代背景がよくわかる記事がCINRAに掲載されていました)
トークイベントでは実験音楽・サウンドアートに関する紹介も行われていて、音の認識や聴覚に焦点を充てた表現があるということに衝撃を受けました。とても信頼のおける沖啓介さんのテキストが美術手帳に掲載されているのでリンクを貼らせていただきます。
もっと知りたい!と思ったものの、当時は何から手をつけていいのかよくわからず、偶然チラシでみかけた東京・神田にある美術の私塾 美学校で開講されていた『サウンド/アート表現クラス』(講師・伊東篤宏さん。当時は代々木でOff Site(2000-2005)というスペースを運営されていて、そこでは即興演奏の新たな試みが行われていました)の扉を叩くことになり、めくるめく世界に足を踏み入れることになったのでした。(後半へつづく)
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さて、Centerでも、興味はあるけどどこから手を付ければいいのか?お勧めのCDはどれか?とよく聞かれます。センター長、副センター長は説明したくてたまらないので、ぜひ気になる方はお声がけください。
そして、私自身もそうでしたが、即興演奏や実験音楽の現場は、どうしても足を踏み入れにくい雰囲気があると思います。そして、「よく分からない」ということで、自分がなんとなく排除されているような気持ちになるのもよくわかります。それでも一歩踏み出すと、新しい発見がきっとありますので、どうぞ気負いせずに遊びにいらしてください。そして、もっと知りたい気持ちが出て来たら、実際に作品を観たり聴いたり買ったり、色々と本も置いてありますのでぜひ手に取ってみてください!!
Center / 河野