キットは別の案の副産物なんです
vol. 11 2016-04-25 0
いつもご支援ありがとうございます。
この企画は、じつは別の案の副産物なんです。
多くのイベントにVRゴーグルを出展してみて、体験者とそれを見ている人が同じ体験ができないのを歯がゆく思っていました。大型の液晶モニタなどでの表示も試みてみたものの、いまひとつな感じでした。
ヒゲキタさんが、さまざまなイベントで、ドームプラネタリウムを展示していますが、体験をしてみると、同じ経験を複数の人同士で共有できる面白さがほしいと思いました。あんまりいい写真が手持ちになかったのですが、この後の灰色のドームがヒゲキタドームです。
展示デモ用に、一人用のVRドームを作れないかと思いはじめたのですが、ドームをどう作るのかが課題になります。ヒゲキタドームはエアドームなので、空気の力でふくらませています。小型VRドームでは、複数の人は入れないので、半密閉の構造はとれません。
そこで構造物でドームを組み立てる必要が出てきました。
だいぶ以前、ドームハウスを組み立てることを考えていた時に、フラードームを作る骨格については勉強していましたので、それを使って実現することを考えていますが、移動展示なので、できるだけ軽く、組み立てを簡単にしてやる必要がありました。
どのような構造が取れるか、強度などを考えるために、模型を作ってみることにしました。
JAGOVISORで使っていたエフセルの切れ端がたくさん出ていたので、レーザーカッターでその余りを使ってジョイントをいろいろ作ってみました。
パイプ部分は、ストローを使ってみました。
最初は、ジョイント二種類、底部分はさらに変形ジョイント二種類、パイプも二種類のフラードーム型をやってみましたが、部品の種類が多すぎて、ちょっと組み立てに時間がかかりそうでした。そこで、ジョイントを単純な一種類に、パイプの長さも一種類のバッキーボール型のものに変更しました。
出来上がってみると、結構カラフルで、組み立てのシンプルなものになったので、ハンズオン用の素材にちょうどいい感じになっていました。
VRドームのほうは、投影方法については、構造ができることがわかってから考えようと思っていますので、まだほとんどノーアイディアです。
骨組みは、軽く入手が簡単で扱いやすい、農業用のFRPポールを使うことを考えています。
こちらも、ボチボチ進めていきます。
今後ともご支援をよろしくお願い致します。