メンバー紹介5人目!ふるだてともみ
vol. 10 2020-11-06 0
はじめまして、ふるだてともみです。
2年前から”ぶんじ食堂プロジェクト”の活動に参加し始め、
ぶんじ寮の食堂がぶんじ食堂の拠点になることもあり、
ぶんじ寮の企画メンバーに加わりました。どうぞよろしくお願いします。
大学時代は外国語学部で、ツーリズムや国際関係を学ぶ人が多い華やかな学科でしたが、
開発学や社会学に惹かれてからは、グローバルは何処へやら、
地域のまちづくりや開発問題などローカルなことばかり学んでいました。
学外ではフェアトレード推進サークルに所属したり、ボランティアをしたり。
大学の外で過ごすことが楽しくなってしまい、
4年生の最後の成績発表まで卒業できるか不安だったのが懐かしいです。笑
東日本大震災のあと、このまま東京に住み続けていいのだろうかと悩み、大学卒業後1度岩手に帰りました。
実家から離れた町で暮らし、農家レストランで働きながらお菓子やお惣菜づくりをしていましたが、経済的に厳しかったり、慣れない環境に馴染めず、1年程でまた東京に戻ってきました。
さて、国分寺との縁が生まれたのは、
東京に戻ってきた時に、当時のパートナーが”カフェスロー”で働き始めたこと。
そして、その数ヶ月後に私自身が大学時代の先輩から、
国分寺産のジャムやピクルスを作っているカフェがあるから働いてみない?と
”おたカフェ”紹介していただいたことからでした。
実際に働き始めて感じたのは、国分寺の野菜や果実の種類の豊富さ!
ジャムにしたものだけでも、
いちご、ブルーベリー、柿、いちじく、甘夏、やまもも、キウイなどなど。
野菜もハヤトウリや四角豆は国分寺に来てから初めて食べたし、
まさかオリーブまであるなんて!
四季を通じて常に新たな発見があり、日々がとても楽しかったです。
おたカフェで働き始めた翌年の2015年には、
姉妹店の”めぐるみlabo&cafe”がオープンし、店長をしていました。
そこで同じく企画メンバーの永井さんに話を持ちかけていただいて、
お店で開催したのが、まだプロジェクトになる前の、
地域通貨ぶんじだけでごはんが食べられる”ぶんじ食堂”でした。
この時は農家さんの野菜も地域通貨ぶんじで仕入れをし、
まちのお店からお仕事を募集して、
そのお仕事をすることでぶんじを手に入れられるぶんじワークがあり、
そのぶんじでごはんが食べられる。
何と言葉にしたらいいのかわからないけれど、とっても充足感があって、
またこういう事ができたらいいなと思っていました。
その後、転職をして国分寺を離れたのですが、
ぶんじ食堂がプロジェクトとして始まったのを知り、
2年前から活動に参加しています。
“ぶんじ食堂”は「地域通貨だけでも食べられる」「持ち寄ってつくる」「国分寺の野菜をなるべく使う」など、大切にしていることがいくつかあります。
私が常日頃思うのは、「お互い思いやりを持てば、より良い世界になるんじゃないかな」ということです。
ぶんじ食堂での食事を通して、まちのことや、作っている人のことを知ってもらえると嬉しいし、その食事が、それ以外の普段の生活の場でも「どこで作っているんだろう」「どうやってここまで届くんだろう」など、目の前にあるものの向こう側を想像することが当たり前になるようなきっかけになるといいなと思っていました。
そして、ぶんじ寮はその存在自体が、
世の中の色んな事を想像するきっかけになる場だと思っています。
それは暮らす人にとっても、まちの人にとっても、
こうしてぶんじ寮の存在を知ってくださった人にとっても。
まだ、どんな場になるかは未知数ですが、ぶんじ寮やぶんじ食堂を通して、
少しでもより良い世界になりますようにという想いを持って、
これからも自分にできることをやっていきたいです♪