芸術祭、その後 2019
vol. 7 2019-12-15 0
11月18日~20日に、「芸術祭、その後」という展示企画を実施しました。
色々な大学の色々な学科の美大生48人に協力してもらい、60点以上の作品を展示することになりました。
ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
ここ数年は美大の芸術祭を積極的に見に行っているのですが、すごくバカっぽいですが、滅茶苦茶楽しいです。
恥ずかしながら、大学生の頃はルサンチマン丸出しで楽しめていなかったのですが、今は純粋に楽しんでいます。
そんな中で思い付いたのが今回の企画です。
なぜこの企画にしたのかを整理してみました
第一に、芸術祭が終わった後の作品について想いを馳せたかったこと。
もしかすると芸術祭だけでしか人の目につかない作品があるとしたら...なんとかしてもう一度鑑賞できる状態にしたかったのです。
そして、一度芸術祭という展示を経た後に、作品・作家にどんな変化があったのかを見てみたかったからです。
第二に、各大学の学生同士の交流が生まれて欲しかったこと。
大学の枠を超えた展示会や作家同士の交流があると、受け取る側としても面白いし、何よりも創っている学生にとって有益な場になるのではないかと考えました。
「分断」が社会のあらゆる領域を侵食している時代にあって、もっと自由に、もっとラフに、様々なボーダーを越境できる若い作家・クリエイターにどんどん出てきて欲しいと常々思っています。
また、展示に際してのコンセプトとしては、とにかく作品密度と情報量の多い展示にしたいと思いました。
展示は「余白の表現」でもあるのですが、1つの空間の中に色々な作家の色々な作品を密度高く展示することで、「世界には常に作品が創られ続けていて、溢れていてるんだということを伝えたい」「心地良い疲労感と共に会場を後にしてほしい」と考えました。
1つ1つの作品ををじっくり楽しむことと、展示会全体の情報量に満足してもらうことの両方を目指しました。
百聞は一見に如かず、ということで実際の展示の様子を見てもらえると嬉しいです。
参加アーティスト(敬称略・順不同)
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