シネマカレーナイトin ASAKUSA 2019
vol. 6 2019-12-15 0
「芸術祭、その後」から大幅に舵を切って、映画監督がカレーを創る企画です。
本当にたわいもない雑談のワンアイディアから実現した企画で、当日までほとんどの人が謎だったと思います。
カレーが好きなミュージシャンはたくさんいて、「映画監督×カレー!」って、何となく納得してしまいがちだけど、よくよく考えたらあんまり繋がらない。
そんな違和感をイベントにしてみたら、バシッとハマってくれたのでとても気持ち良かったです。
最初の二時間は映画を自由に食べたり、ビールを自由に飲んだり、その間に各映画のプレゼンをしていただきました。
予定来場者の1.5倍ぐらいのカレーとライスがあったのですが、ほとんどが皆様の胃の中に消えていきました。カレーは食べ出したら止まらない!
最後の一時間は、カレーおじさん\(^o^)/をゲスト審査員に招き、トークショーを行ないました!
こんなテーマでトークを展開したのですが、一時間では収まりきらないぐらいの盛り上がりで、大満足の一時間でした。
カレーおじさん\(^o^)/の講評
カレー創りのエピソード
お互いのカレーの感想
映画創りとカレー創り:似ているところと違うところ
「カレーを創っている最中の映像・画像を撮ってきてください」という依頼をしていたのですが...
『#平成最後映画』の加藤綾佳監督は、完璧な編集によるレシピ動画を持ち込んでいただき、会場は拍手喝采!
出演者と各カレーのご紹介
『月極オトコトモダチ』
https://twitter.com/Tsukigimefriend
穐山茉由監督
https://twitter.com/akiyama_mayu
「現実にある条件を前提にして、なにかボコっとしたものは残したい」という穐山監督は、運びやすさも考慮してスパイスの効いたキーマカレーを。
映画創りも、その日その場所でしか出会えない、その瞬間に発生したものにリアクションをしていくスタイルの穐山監督らしいカレーでした。
カレーおじさん\(^o^)/のコメント
『月極オトコトモダチ』にも感じたことで、カレーもとにかくオシャレ
小麦粉を使わないスパイスカレーは、今のカレーのトレンドにマッチしていて、オシャレに敏感でないとできない
スパイシーな香りがしっかりしているので、プラスされたドライフルーツが効いている
『魔法少年☆ワイルドバージン』
https://twitter.com/wv_movie
宇賀那健一監督
https://twitter.com/kenichiugana
田中爽一郎さん
https://twitter.com/sou16_50p
平井早紀さん
https://twitter.com/zukyuuuun_93
詩歩さん
https://twitter.com/t0xi9stAr
今回の中で最も「チームでの映画創り」が強く、2種類(2色)のカレーを創ってきた『魔法少年☆ワイルドバージン』チーム。
参加者の皆さんの仲の良さがダイレクトに伝わるメイキング映像も魅力的でした。
作中に出てくる「マントヒヒ」っぽいカレーを創りたかったようです(笑)
「宇賀那監督ぶん投げて、みんなでバーっと創る」みたいな感じが『魔法少年☆ワイルドバージン』っぽいとのコメントも。
カレーおじさん\(^o^)/のコメント
サービス精神が旺盛で、一番コンセプチュアルなカレー
映画の登場人物をメインのカラーにした2色のカレーにするなど、映画自体にカレーを寄せていた
『魔法少年☆ワイルドバージン』がなんのことかはわからないけど面白かったように、カレーかどうかはわからないけど美味しい感じが共通していた
『#平成最後映画』
https://twitter.com/h_lastmovie
加藤綾佳監督
https://twitter.com/aya_kato1017
宮本杜朗監督
https://twitter.com/MoriroMiyamoto
頃安祐良監督
https://twitter.com/KOROYASU
森田亜紀監督
https://twitter.com/akimorita1119
なんと朝4時から調理を始めた加藤綾佳監督!8時からはメイキング映像の編集をしていたようです(笑)
映画創りはもちろん、何事も事前にきっちり準備をしておかないと不安になってしまう加藤監督らしいエピソードでした。
「エンタメ性を重視した」という『#平成最後映画』チームのカレーは、お客さんの目の前でホットプレートで焼いたり、カラフルなトッピングがあったり、とっても楽しいカレーでした。
カレーおじさん\(^o^)/のコメント
『#平成最後映画』はオムニバス映画なので、それぞれの監督の個性が出ていた
カレーも彩りが豊かで華やかで、カレーの見せ方&バランスの取り方に映画と共通している点があった
一番カレーらしいカレーでもあって、加藤監督の真面目さが反映されていた
『メランコリック』
https://twitter.com/melancholic1331
田中征爾監督
https://twitter.com/seijitanaka4369
「映画は自分の見たいものしか創る気になれない」という田中征爾監督は、前日に食べたかったのに食べられなかった豚キムチとカレーをコラボレーション!
なんとも不思議は組み合わせですが、カレーの自由度を思う存分謳歌したようなカレーになっていました。
カレーおじさん\(^o^)/のコメント
『メランコリック』は人殺しの物語なのに見終わった後に爽快感があった
その爽やかさと、カレーを食べ終わった後の爽やかさが近かった
食べ終わって気持ち良かったと感じることができるカレー
最後にゲスト審査員、カレーおじさん\(^o^)/のご紹介...!
https://twitter.com/lee_otokage
Twitterを見ていただければわかるのですが、カレーおじさん\(^o^)/は本気で毎日カレーばっかり食べています。
カレーのトレンドを最先端で味わい尽くしているカレーおじさん\(^o^)/。カレーへの狂気に溢れていますが、各カレーに関するコメントは流石の切れ味!
全作品も鑑賞した上で、映画とカレーの共通点を明確に言語化していただきました。
最後に
一番嬉しかったのは、カレーファンのお客様がカレーを入り口にして映画・監督のファンになっていただいたことです。
最初は90%以上が映画ファンになるだろうと薄々思っていたのですが、カレーファンの方にもたくさん来ていただいたことで、映画と映画ファンの新しい関係性のあり方を感じた一日でした。
「映画監督・映画を好きになる入口はどんな形でも良いよね」という気持ちをずっと抱えていたので、カレーがその媒介になってくれたことで視座が広がった気がします。
第二回もどこかで必ず開催したいと思います!
売り切れで食べられなかった皆様、次回にお越しください!
そして、カレーが好きな映画監督の皆様、お待ちしております。