地盤調査が済み、位置が確定しました!
vol. 9 2025-01-06 0
bricolage17
sunset deck project
“ sora to umi “
未来との約束を交わしたこの場所に100年後も美しい夕日を眺める展望デッキを創りたい。
2024年12月15日投稿
位置が確定しました!
2024年12月13日(金)
AM8:30
建築家スタジオモブ/齋藤慶和氏
施工担当 中原建設/中原祐介氏
施主 bricolage17/空本 健一
3名で現地にて杭打ち、ポイントを決め、サンセットデッキ“sora to umi “の位置が確定しました!
当初の計画より、サイズダウンしたことと、やはり、解体して更地にしてみないと完成イメージが明確にならなかった。
空と海の円の中心軸線上に弥山の山頂。
(正確には、その近くの奥宮「御山神社」)
その軸線と階段との角度を17度と設計していました。
その図面を元に、支柱の位置と階段の位置関係をあーでもない、こーでもないと、さんざんやってみたものの、
階段と2枚の円盤の位置関係が、あの敷地のバランス的に、どーしても窮屈になるというか、不自然というか、人が自然に動く気持ちのいい空間と動線が描けない。
で、一旦、与件を見直してみた。
角度が17度でなくてはならない理由は何だ?と。
そこに囚われるよりも、解体され、あっけらかんと広がったこの空間に、一番気持ちのいいバランスで、もう一度ゼロから考えてみたところ、弥山を狙う軸線はそのままに、階段のアプローチを、あの場所で一番しっくりくる位置に置いてみたところ、ピタリと決まりました。
図面の修正は必要になりましたが、「空」と階段の部分をくるっと少し回転させるだけで、製作上の問題もないとのことで、土壇場で設計図面変更を断行。
2本の支柱の位置、円盤の大きさ、高さ、手すりの高さ、階段の位置などが決まりました!
最終的には、ワシが御山神社に問いかけて、位置を教えてください、とおねがいしたら、「ココで良い」と導かれピタリと決まりました。
その様子は、何かダウジングのようでもあり、祈りの儀式のようでもありました。
打たれた杭の位置は、あの場所であらかじめ決められていたかのように、無理のない自然体で美しいバランスの構造物になりそうです。
何千年も前からある四郎五郎岬の自然に溶け込むような建築を。
100年後の人たちから、「100年前の人は、よくぞこんなの創ったね!」と言われるような妥協のないサンセットデッキを。
先立って行われた地盤調査の結果を元に、構造家がどんな基礎を提案してくるか、で、すべてが確定します。
いよいよ。
明日、まぁまぁ重大な発表があります。
身が引き締まります。
2025年2月17日の完成を目指して、
今後ともご支援をよろしくお願い申し上げます!