はじめる、つづける、おわらせる。
vol. 7 2025-01-06 0
未来との約束を交わしたこの場所に100年後も美しい夕日を眺める展望デッキを創りたい。
その後。
2024年11月15日SNS投稿
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夏のクラファンでドリームゴールを達成し、設計施工チームはいよいよ着工へ向けて大詰めの打ち合わせを重ねております。
岬の先端という場所。
パーキングから現場までの距離、ポタジェに重機をどう通すのか。
建築材料費の高騰など、一筋縄ではいかない課題が山積みですが、プロジェクトチーム一丸となって、100年後のまだ見ぬ人たちに「100年前の人たちスゲェの作ったもんだ」と言わせたい一心で、智慧を絞り切ってます。
もうすぐ解体となる「夢来来」の象徴だった展望台。
木は朽ちて崩壊寸前。
先日、地盤調査のために少し解体しまして。
完全に撤去する前に、先代の理事長 清水夫妻に一目見てもらおうと思い足を運んでもらいました。
奥様は体調がすぐれないなか、来てくださり、しきりに「懐かしいねぇ」と言いながら、どんぐりをポケットいっぱいに拾い集めていました。
15年前、この地に作った展望台。
「はじめる」は、勢いでできる。
「つづける」は、なかなかしんどい。
「おわらせる」が、一番難しい。
清水さんたちにとって、夢来来を空本に託したことが、自分たちの役目の終わらせ方として美しい引き際になれたと感じてもらえたなら本望だし、そう思ってもらえるように先代の功績をリスペクトしながら、物事を進めていきたいな、と思った今日の夕焼け。
さぁ、これからが勝負だ。