「本屋の人は私の話し相手であり、憧れのライフスタイルでもあった(保坂和志さん)
vol. 14 2020-05-15 0
アップデートページでは、プロジェクトページ上では紹介しきれなかったたくさんの応援メッセージを、順次紹介していきます。
保坂和志さん(小説家)
20代の頃、ということは学生時代からサラリーマン時代まで、本屋の人は私の話し相手であり、憧れのライフスタイルでもあった。2人3人くらいで店をやってて、時間はいっぱいありそうで、何より本の知識がたくさんあった。
かれこれ40年くらい前だから、ネット検索なんか当然全然ないわけで、本屋の棚と本屋さん自身から本の情報をとった。特に親しくなった鎌倉の本屋さんとは本以外の話もするようになった。
本屋さんはたいていぼそぼそ喋る。一日中忙しそうに動いてるわけじゃないから、話の中身も世知辛くない。それから自分の価値観を押し付けてこない。セレクトショップ的な本屋をやってる人だってそうだろう。
本と接する時間の多い人は、ごく自然に世界の多様性を身につけるのだろうし、たぶんもともと世界が多様であることを楽しんでいる人だから古書・新刊を問わず本屋を選んだんだと思う。
本の世界にいる人たちは独特なのだ。この社会の中で本屋は公園や美術館や温泉と同じように、社会の速度と距離をとっている。しかもたいてい繁華街の中にあって。
モリテツヤさん(汽水空港空港長)
汽水空港という本屋を鳥取県で運営しています。どこの県へ旅行してもほぼ本屋しか行かず、棚を見て、本を買い、様々な店に溢れるパッションを浴び、そして自分の店にフィードバックすることが一番の喜びです。どの本屋も存続することを願っています。
楠本まきさん(漫画家)
積ん読は言うに及ばず、本屋に足を踏み入れるところからが読書だと思っているので本屋がなくなるというのは耐えられない。と同時に、私が耐えられようが耐えられまいが、本屋はなくなってはならないものだと思っています。
大滝瓶太さん(作家)
読書の目覚めがおそかったぼくにとって、本を読むたのしみやよろこびを教えてくれたのは、大学のちかくにあったとある書店の棚でした。だれかの感じかた、考えかた、あるいは人生そのものに深くうがたれるような大小さまざまな棚との出会いがこれまでどおり続いて欲しいと切に願います。
おおいじゅんこさん(絵本作家)
書店は人生必須です。難しい事態ですが、今ひとりひとりのアクションが大きな大きな力になると信じています。
馬場先智明さん(出版業(代表取締役))
私にとって「本」は、衣食住と同じくらい大切なものです。日々の生活で、その本と出会える書店の存在なくして生きていくことは考えられません。書店の存続を力強く後押しする本活動に賛同いたします。
かとうまふみさん(絵本作家)
本に愛のある町の小さな本屋さんが、町の人を豊かにしてくれています。
木村智子さん(翻訳家)
書店は、普段自分が読まないジャンルの本や雑誌と出会える場所。大事なスペースを守りたい。
酒井 隆さん(書肆スーベニア 店主)
地域や常連のお客様に本を提供してきた愚直で職人肌な書店ほど、広くは知られることもなく危機に瀕しているかもしれません。そういう書店にも支援が届いてくれたらと願っています。
小山ゆうじろうさん(漫画家)
応援してます!
◎コレクターの方からもたくさんのメッセージをお寄せいただいています。
https://motion-gallery.net/projects/bookstoreaid/collectors
「心身共に疲れ果てた帰り道、立ち寄りたくなる場所は、近所の本屋でした。いつも、お世話になっています。」
「色々な本屋さんに、色々な形ですくわれてきました。今後も無くてはならない存在です!応援しています。」
「本があるから、ずっと生きてこられました。ささやかですが、気持ちは大きく応援しています」
「書店と書店員のみなさんをいつも応援しています。書店でまたお会いしたいです! I’m always on your side! Hang in there!」
「本がいつでも私たちに寄り添ってくれますように。そういう世界をつくってくれている本屋さんたちの活動を応援しています。これからも楽しい本をたくさん届けてください。」
「本との出会いという良縁を与えてくださる空間へ、ちいさな金額に祈りを込めて応援させていただきます。」
「本屋がないと生きていけない。本は私にとって浮き輪のようなもの。 今まで助けてもらった本と本屋さんに恩返ししたいです。」
「本屋が大好きです。本屋に入った時の、新しい本と出会えたときのワクワクは何にも代え難いものです。微力ながら思いっきり応援させていただきました。思いっきり本屋で品定めできる日を楽しみにしています。」
「本の、そして紙の文化がこれからもずっと続いていけるように、できることをこれからも続けていきます。本屋さんがありつづけなければ、私たちの未来も明るくありません。ちょっぴりのことしかできませんが本屋さんを心から応援しています。」
「幼いころは近所の本屋さんと図書館だけが世界への入り口でした。」
「本屋さんがあることで、諦めなくて済んだこと、救われたことが数え切れないほどあります。 応援しています。」
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たくさんのご支援や賛同のお言葉をいただき、ありがとうございます。
引き続きご応援をどうぞよろしくお願いいたします。