参加書店・古書店紹介|なタ書・山陽堂書店・デフォー 子どもの本の古本屋
vol. 12 2020-05-13 0
お待たせしました。本日よりあらたに、参加書店・古書店のご紹介をはじめます。今回が第1回となります。
なタ書(香川県)
四国は高松で完全予約制の本屋を営む「なタ書」です。2006年にお店をオープンしました。どうして予約制なのですか?と、よく聞かれるのですがその当時はほとんどお客さんが来なかったからです。大井戸という、高松の街中に唯一残っている井戸の向かいの連れ込み旅館(昔のラブホテル)を改装して古本屋を営んでます。予約は24時間365日受け付けてます。閏年の年だけは一日休むことにしています。お店の一本南は菊池寛通り。文藝春秋を立ち上げ、芥川賞、直木賞を設立した菊池寛の生家までは徒歩3分。丹下健三の初期の代表的な建築物として紹介される、香川県庁舎までは徒歩5分です。そんな立地でお客が来ない訳ないじゃないかと思うかもしれません。ですが、私は「なタ書」のあるエリアを、『高松のサウスブロンクス』と呼んでます。実際お店を始めた当時は、路上で顔面から血を流し続け横たわっている人を見るのは日常でしたし、お店に何を持ってくるんだ!という、買取依頼があったこともしばしばです。当時は合法ドラッグブームの真っ盛りでした。ある意味運が悪かったです。が、今も古本屋を続けてこれているのは、ある意味もっと運が悪かったのかもしれません。
山陽堂書店(東京都)
初代店主 萬納孫次郎が岡山から上京し、明治24年(1891年)に青山で創業しました。
谷内六郎さんの壁画が目印です。創業から家族経営を続け、現在は3・4・5世代目が店にたっています。
2011年に改装し「ギャラリーのある本屋」となってからは、原画展・トークイベント・読書会なども開催しています。
これからも「まちの本屋」として、ここ青山の地に在り続け、いらしてくださった方がほっと安心できるような、居心地の良いお店でありたいと思っています。(写真 木村雄司)
デフォー 子どもの本の古本屋(富山県)
富山市の「デフォー子どもの本の古本屋」です。
5年前にオープンし、赤ちゃんから高校生までの本を扱っています。店内は「赤ちゃん絵本」「ものがたりの絵本」「日本のむかし話絵本」「世界のむかし話絵本」「小学生のお話(低学年)」「読み物(高学年~高校生)」に分けて本を並べています。
ノンフィクションは「ちしきの絵本」「自然科学の本」「社会科学の本」「芸術の本」「詩の本」に分けています。
その他に月刊絵本の棚、非売品ですが「しかけ絵本」と「ふるさとの本」の棚もあります。
多いとは言えない在庫ですが、できるだけお客さんのご要望にお応えしたい。店員さんに聞かなくてもお客さん自身が探したい本を見つけられるようにと考えています。
しかけ絵本は、沢山の種類を自由に触れるので、いつも子どもたちに大人気です。展示を工夫したり、子ども手芸会なども開いています、
子どもたちが店を本のある楽しい場所と思い、本は楽しいものと思ってくれることを願っています。
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