岸政彦さん・大前粟生さん、20人の方からの応援コメントをご紹介
vol. 6 2020-05-08 0
アップデートページでは、プロジェクトページ上では紹介しきれなかったたくさんの応援メッセージを、順次紹介していきます。また、今後参加書店・古書店の紹介ページの公開も予定しています。
岸政彦さん(社会学者)
最初は私は、本を読む側でした。そのうち書く側にまわるようになって、それではじめて気がついたのですが、本というものは書くものと読むものだけではなく、それをつくるひと(出版社の編集さんや営業さん)、運ぶひと(流通業者さん)、並べて売るひと(書店さん)がいないと成り立たないのでした。
そしていま、その書店さんが苦闘しています。
ただ一方で、「送られてくる本を並べてただけ」という店も多かったことも事実だと思います。これから書店も、どういうジャンルの本をどう選んで、どういう形で客にアピールすることが問われていくでしょう。ただコロナだから、というだけではなく。
そういう時代に、良心的でユニークな書店さんが集まって、声をあげました。心から賛同し、応援したいと思います。
大前粟生さん(小説家)
本屋さんが潰れるということは想像力が潰れるということです。未来を貧しくしないために、このプロジェクトに賛同します。
えがしらみちこさん(絵本作家)
お店を歩きながら、知らなかった本と出会える体験は、本屋さんでしかできないことだと思っています。
次の世代にもしっかりと手わたしていけますように。
林みきさん(ライター)
校則のためアルバイトができなかった中高時代、古書店にはとてもお世話になった。大学時代と社会人になりたての頃は、休日になれば都心の書店をはしごし、さまざまな刺激を受けながら一日を過ごしていた。まるで本のデパートのような大きな書店にも、品揃えに店主の人柄が感じられる小さな書店にも、それぞれの魅力がある。これからも、いろいろな魅力をいろいろな書店で感じたいし、何より街から書店が消えてしまうのは純粋に悲しい。そんな想いのもと、《Bookstore AID基金》に賛同します。
菅原匠子さん(本屋〈曲線〉店主)
どんな状況下でも本は支えです。
本を扱う本屋さんは灯火です。
この時に、なくなってしまう本屋さんがひとつもないように、心より賛同致します。
金綱美紀夫さん(河出書房新社)
全国の書店が元気でありますように!
大貫隆史さん(東北大学文学研究科准教授)
書店で本を買う、という重要な文化が、後の世代に継承できなくなる可能性を危惧します。本プロジェクトに賛同します。
古賀 詩穂子さん(読点magaizne、)
世界中でさまざまな危機に瀕している今、日々膨大に目に入ってくる情報の取捨選択、発する言葉にさえ神経を使います。
いまこそ、たくさんの情報・思想・哲学・想像がフラットに並び、能動的に考えることができる本屋という場所がとても恋しく思えます。
この状況が収束したとき、本屋さんが近所からなくなってしまったらどうしよう。安心して居ることができる場所がなくなってしまったらどうしよう。
わたしの街から本屋さんがなくなったら困るのはわたしであるし、もうすぐ産まれる姉の子どもにだって、本屋さんのある世界で生きてほしい。
図らずも昨今の政治の混乱において、一人一人の意思表明の大切さを改めて感じることになりましたので、今回も「賛同人」という形で意思表明させていただければと思いました。
BookstoreAID運営スタッフの皆さんに敬服し、この活動を心から応援しています。
川口和正さん(ライター・編集者)
町の本屋と古本屋は、その町に居ながらにして「今、ここ」とは違う時間や世界に触れられる大切な場です。私は書店を通して、さまざまな知恵や思想、文化、そして「人」と出会うことで、これまでどれだけ支えられ、励まされてきたことか。その恩返しも含めて、全国各地の書店を応援したいです!
松田素子さん(編集者・作家)
子どもの本に長年関わってきました。
子どもの本の場合は特に、実は、本と読者が直結しているものではなく、
その間をつなぐ「人」や、具体的な「場所」を必要とする分野です。
書店は、まさにその最前線!
「書店がある」ーーという、この当たり前の風景こそが、色々な意味で、私自身にとっても、これからの未来にとっても、まさに命綱なんだと再認識しています。
◎コレクターの方からもたくさんのメッセージをお寄せいただいています。
https://motion-gallery.net/projects/bookstoreaid/c...
「いつも本に囲まれてきました。部屋は既に本だらけなのに、本屋さんに行くと必ず何冊も連れ帰ってきてしまいます。今回は、自分が本屋さんに行って1回に使う分を、と思い…。 頑張って下さい!」
「初めて訪れる街では、必ず、そこの本屋さんに入ります。本屋さんの棚を見ると、その街で暮らす人たちがどんなことに関心を抱いているのか、どんなことを知りたいのかが伝わってくるような気がします。 本屋さんは、街になくてはならない文化資産です。微力ではありますが、応援させていただきます。」
「本屋で人生変えられたことがあります 無くしちゃいけない場所です」
「本屋さんがない生活なんて考えられない。いつもの本屋さんと、いつか行きたい本屋さんがずっとなくなりませんように。」
「町の本屋さんは素晴らしいオアシスです。微力ながら、町の文化の灯を消さないために、なにより自分が美味しい本をゴクゴク補給するために、応援しております。」
「本屋さんは小さな頃から大好きな場所です。馴染みの本屋さんに行くことの安心感に信頼感。初めての本屋さんに足を運ぶ時の高揚感。さまざまな出会いをくれる本屋さん、この苦境に少しですが力になれればと思いました。応援しています。」
「本屋さんのない街では生きていく気にもなれません。 微力ながら、応援しています。」
「本屋が大好きで、でも行けない状況の中、暮らしております。世の中が落ち着いたら、本屋回りをしたいのですが、そのときに店がないというのは本当に寂しいです。些少ですがお役に立てば幸いです。」
「小さい本屋も大きい本屋もどっちも必要!新刊書店も古書店もどっちも楽しい!がんばれ本屋!!!」
「本のない世界は考えられません。人生のあらゆる時を支えてくれた本。その本を届けてくれる本屋さん、ありがとう。」
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ブックストア・エイド基金運営事務局のスタッフが、個人的な思いを書いていく記事を更新しました。今回は、本の読める店fuzkue店主の阿久津隆です。
https://note.com/bookstore_aid/n/nd3eb956b5da1
たくさんのご支援や賛同のお言葉をいただき、ありがとうございます。
引き続きご応援をどうぞよろしくお願いいたします。