サスペンス 映画『ぼぼんぐわァ』をクラウドファンディングで実現!

西山真来主演!男性中心社会の呪いを祓うサスペンス 映画『ぼぼんぐわァ』の制作費をサポートして下さい

  • 東京都
  • 映画

これは私、成瀬都香が長編映画『ぼぼんぐわァ』の制作費を皆さんにサポートして頂きたく立ち上げたプロジェクトです。作品を完成させ、「サポーターのみなさんと映画を共有すること」をゴールに据えています。

Funded successFUNDED

このプロジェクトは、目標金額550,000円を達成し、2015年12月10日23:59に終了しました。

コレクター
58
現在までに集まった金額
557,000
残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額550,000円を達成し、2015年12月10日23:59に終了しました。

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Presenter
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PRESENTER
成瀬 都香

1988年うまれ。 思春期に色々な領域をこじらせた挙げ句、仏教に依存。禅修行や四国遍路に励む。 18歳でピースボート地球一周の船旅に参加。人生が左寄りに傾く。 日本社会を嫌うあまり、19歳で韓国へ移住。聖公会大学、梨花女子大学で学びながらインターンという名の奴隷に。職場でのナチュラルなセクハラと、畳一畳の腐敗した部屋にめげながら、くすぶること4年。 現在は東京経済大学で教養学を研究。 フェミニズムに関心を持ち、「自分は何が嫌いで何が好きなのか」を本気で探る日々。 映画の撮影現場に助監督・助っ人として積極的に参加中。 @miyaka1101

なるせ日記 9月16日『なんで救いのない映画つくるの?』

vol. 5 2015-09-17 0

 皆さんこんにちは。『ぼぼんぐわァ』監督の成瀬です。
 このたび、これまでの「制作秘話」と平行して「なるせ日記」という配信を始めました。

 「制作秘話」では過去から遡る形で制作段階の具体的なお話をしていますが、「なるせ日記」では、より「now」な話をしたいと思います。そしてより内面に突っ込んだ話をします。私は素直な人間なので多分赤裸々な記述になると思います。ウンコの回数とか言います。

 どういう人間がこの映画を作っているの知ってもらい、より興味をもって頂くことが狙いです。コレクターへの特典である「制作秘話」とは一線を画し、「なるせ日記」はコレクター以外にも公開配信します。ご容赦ください。

 此の場では、くだらない話から暗い話まで幅広くお話します。
 とりあえず近況といたしましては、クラウドファンディングの開始後、ご支援が集まるかどうか不安に思うあまり、ももいろクローバーZのファンになってしまったことをお伝えしなければなりません。アイドルというのは風邪のようなもので、心身が弱っているときにふっと罹患します。あんなに元気だったのに風邪を引いたとたん性格まで暗くなってしまうことがありますね。ももクロも同じです。あんなにネガティブだったのに、ももクロの動画を見ているときだけは性格まで前向きになります。そのうち風邪が治り、「あの熱はなんだったんだろう」と思うかもしれません。それでも今は全力で「モノノフ」としての暮らしを楽しむ所存です。

 前置きはこのくらいにして、本題に入りたいと思います。
 先日、知人と『ぼぼんぐわァ』の話をしていたとき、こんな質問を受けました。

 「美世子は救われますか?」

 私は気味悪い薄ら笑いを浮かべながら「救われないですね」と答えました。(美世子は主人公の姉です)

 シナリオを練っていた去年、この映画で「救いと希望を描くべきか」についてずっと悩んでいました。誰かが「映画とは絶望のなかにある希望を描かなければならない」みたいなことをおっしゃってまして、私もいつかそんな映画を作ってみたいと思ってはいるんです。でも、それは「今の私」がすることではないし、正直できません。

 それはなぜか?今回はその問いを突き詰めてみたいと思います。
 こういうディープな問いに向き合うことを、私は「体内ショートトリップ」と呼んでいます。今回の旅のしおりは、その頃の日記です。この一部を以前「制作秘話vol.1」に載せましたが、実はあれ、もっと長いのです。そのなかに、なぜ「救いのない映画をつくるのか」ということのキーワードがある気がします。
 これを書きながら、けっこうビビッています。旅先から無事に此岸へ戻ってこられるといいのですが。あなたも道連れです。リアルタイムな臨場感を味わってください。

 さあ始まりますよ。人間の心の皮を剥いて、白い皿にのせてお見せします。

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「2014年10月17日 日記全文引用」

何も問題はないはずなのに、身体はこの上なく健康なはずなのに
急に、突然、うつになった。
死にたい気持ちが久々におそってきて、
理由もなく、何もなく、
ただ、ただ、体の中のパーツがすっぽりなくなってしまったような、
ブラックホールに入ってしまったような。
押入れに入ってねむったことを思い出す。ダメだ。くらくて、せまいところで、小さくなってやりすごした、そんなかんかくが、フラッシュバックのようにおそいかかる。

誰かが言っていた。
「過去にとらわれず、今の生き方を見つめればいいと思ってきたが、そうでもないのかもしれないという問題にぶつかった」
そうなんだ。とらわれないようにしていても向こうからやってくるのだ。
ふと、何の前ぶれもなく、侵食してくる。

つかれてるから?本当にそれだけ?頭を使いすぎ?考えすぎ?この程度で?
この強烈な一瞬がたびたび来るのだとしたら、いつかふいにふっと死んでしまう気もする。
今、この瞬間はワタナベヒロフミの気持ちが、いたいほどわかる。
不安定で幽霊のようだ。
いないものとして。
こういうとき映画が恋しくなる。
映画だけは、きわっきわの人間が主人公だから。

彼岸の世界の人たち。ギリギリアウト。
みんな狂ってる。狂人、狂人、狂人、狂人、狂人、狂人、狂人、狂人、狂人、狂人、狂人の世界。いごこちがいい。
私はまともなふりをして、此岸の世界にいる。きわっきわのくせに。
考えすぎ。考えすぎ。
考えすぎ。考えすぎ。
考えすぎ。考えすぎ。
考えすぎ。考えすぎ。
考えすぎ。考えすぎ。
考えすぎ。考えすぎ。

急に高速道路にのったような。
超高速移動空間に入ったような。
風景が飛ぶように過ぎていって。Gがかかって、クラクラして、目を閉じる。

映画の世界の狂人たちに「私はここにいるよ」と、手をふってさけびたい。
今まで映画に助けてもらった。ありがとう。
きわっきわの人たち、ありがとう。
そばにいてくれてありがとう。
私も誰かを助けることができたらいいな。

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 ここに出てくる”ワタナベヒロフミ”とは、「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人である渡邊博史さんのことです。当時発行された『創』という雑誌の2014年9・10月号に渡邊さんの最終意見陳述が掲載されました。その陳述に応える形で精神科医の香山リカさんが意見をお書きになってます。その内容が、当時の私には強烈で、まさにThat’s me!と叫びたくなりました。

渡邊さんの最終意見陳述はこちらのページで読むことができます。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140718-00037501/

 私は『ぼぼんぐわァ』の制作に向き合うまで「きちんと腰をすえて生きられない」というフラフラした状態にいました。「3ヵ月経ったら死のう」と自分に言いきかせて今日をやりすごし、毎日3ヵ月先を更新しながら死なないでいました。渡邊さんの言う「浮遊霊」に近い状態だったと思います。そのような考え方をするのは人命を軽視しているようで申し訳なく、誰にも言えませんでした。

 10年以上そんな生き方をしてきましたが、それでも死なない理由はひとつだけでした。「父親が悲しむから」です。「父親に愛されている」という信用が、この世と私を結びつけるの唯一の糸でした。しかし同時に全世界の「父親という存在」と「父親という役割そのもの」を憎み、嫌い、恐れてもいます。父個人への恨みもあります。だからどうしても糸は脆く、風に揺れればぷつりと切れてしまいそうでした。
 プロフィールをご覧になった方からは「いろいろやってて、行動力があるな」と思われるかもしれませんが、いつも何かから逃げていたら、いろんなことをしてしまったというだけのことです。いろんな宗教を渡り歩くのに似ています。

 でも私は映画をつくることで「浮遊霊」の状態から脱することができました。3ヵ月以上先の未来について堅実に考えることができました。それまでは「どうせ私なんてとるにたらないから」と、人と投げやりに付き合っていたところがありましたが、今の私には「一生つきあう友」といえる人が複数います。最近出会った人だけでなく、昔からの友人も改めて大事に思うことができました。私をこの世につなぎとめてくれる頑丈な命綱です。正直、『ぼぼんぐわァ』は自分を治癒するためにつくり始めましたし、今でもその効果を感じています。

 だからこそ、渡邊博史さんに対して「いつか救いがあるかもしれないから自殺しないでほしい」なんてことは思いません。あまりにも白々しくて。
 私も25歳になるまで「希望の音沙汰」みたいなものは全くありませんでしたし、映画づくりを始めて「希望」が生まれたのは、たまたま運がよく、ラッキーが重なったからです。矛盾してるように聞こえるかもしれませんが、同じように「浮遊霊」だった身としては、「救いがあるかも」なんて気軽に思えません。救いとか希望なんてものは簡単に見出せないからです。だから自殺したり依存症で死んだり犯罪を犯したりする人がいるのであって、私はその人と何の違いもないと思います。

 先日、大事な級友が病気で亡くなりました。そのとき私は「○○君に顔向けできるように生きているうちはがんばろう」と思いましたが、それはその時点の私に「希望」があり「自分が生きている」という認識ができたからです。もしそれが以前のような「浮遊霊」の状態だったら「死のうとしてる私の方が死なないでいるのに、申し訳ないな」と思ったかもしれません。その状態の人に「生きたくても生きられない人がいるんだぞ」と諭しても意味がありません。言われなくても、そんなことはわかり切っています。わかっているからこそ、「生きたくても生きられない人が死んで、自分が生きているなんて不条理だ。だから死のう」と考えます。わざわざ誰かが責めなくても、本人が一番、「希望が持てずにすみません」と自分を責めています。

 強者の理論で勝手に「希望」や「救い」を設定されることに、私は拒否感を持ちます。「希望」という言葉そのものがプレッシャーになることもあります。だから絶望を打ち明ける人がいたら、まずは「そういうことってあるよね。辛いよね」と辛さを肯定しあえたらいいと思うのです。 
 臭いものに蓋をせず臭いものの臭さを認識し、絶望を可視化し、「救いがない」ことを隠さずむしろありありと表現し、誰かに受け止めてもらう。そのことが、私には必要でした。それが「救いのない映画」をつくる理由です。まぁ結局、発端は自分のためなんですね。そしてあわよくば、似たような経験のある人、もしくは真っ只中にいる人と、全力で傷を舐めあいたなと願っています。

 最近の素直な気持ちを、日記から引用します。

=========-=============

「2015年8月10日日記一部」

狂おしいほど、その映画が肌に侵食してくるような、説明不能な映画。

人の心に
   穴に
   粘膜に
   手に、素手で手をのばす映画。

半分に嫌われ、半分に渇望される映画。
絶対に人の苦しみを笑わない映画。
深刻になるぞ、こっちは!
誰のことも笑わない。
     否定しない。
     なかったことにしない。

暗闇で指をのばし、手をつなぐような映画!
ちゃんと、暗闇でまってる映画。

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私はそんな映画が見たいし、そんな映画をつくりたいです。

(文:成瀬都香)

参考文献:

渡邊博史(2014)「黒子のバスケ」脅迫事件被告人の最終意見陳述」,『創』2014年9・10月号,p.32-45, 創出版.

香山リカ(2014)「渡邊博史さんへ―最終意見陳述を読んで」,『創』2014年9・10月号,p.46-50, 創出版.

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