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『日本翻訳大賞』の設立プロジェクトをクラウドファンディングで実現!

翻訳家に光を!
日本初、翻訳家がつくる翻訳賞「日本翻訳大賞」の設立プロジェクトをご支援ください!

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FUNDED

このプロジェクトは、目標金額700,000円を達成し、2014年12月30日23:59に終了しました。

コレクター
385
現在までに集まった金額
3,382,500
残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額700,000円を達成し、2014年12月30日23:59に終了しました。

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日本翻訳大賞の運営を行っている有志です。

このプロジェクトについて

翻訳家に光を!日本初、翻訳家がつくる翻訳賞「日本翻訳大賞」の設立プロジェクトをご支援ください!

世界のなかでも豊かな翻訳文化をもつと言われている日本ですが、不思議なことに翻訳者を顕彰する賞はこれまでほとんどありませんでした。そこで「もっと翻訳者に光があたるように」と翻訳家の西崎憲が発起し、設立を決めたのが<日本翻訳大賞>です。より多くの方々に翻訳業界の状況を知っていただき、ご支援をお願いするためにクラウドファンディングを利用させていただくことにいたしました。どうか、みなさまのご理解とご支援をいただけますようお願い申し上げます。

選考委員プロフィールと「日本翻訳大賞」選考への意気込み

金原瑞人(かねはら・みずひと)
法政大学教授、翻訳家。訳書にウェストール『かかし』(徳間書店)、オクリ『満たされぬ道』(平凡社)、ペック『豚の死なない日』(白水社)、マコックラン『不思議を売る男』(偕成社)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、リオーダン『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(ほるぷ出版)、グリーン『さよならを待つふたりのために』(岩波)、『月と六ペンス』(新潮文庫)、『わたしはマララ』(学研)など。著書・エッセイ集に『雨月物語』(岩崎出版)、『翻訳のさじかげん』(ポプラ出版)など。

「発見につながるのか、確認に終わるのか。もちろん前者であってほしい。だが、発見されても広く認められなければ、つまらない。がんばれ。出版界を軽く(もちろん、大きく、でもいいけど)ゆさぶるような賞であってほしい……などと、まるで自分が選考委員でないかのような書き方をしてしまうのだった」


岸本佐知子(きしもと・さちこ)
翻訳家。訳書にリディア・デイヴィス『話の終わり』(作品社)、ミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』(新潮社)、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』(以上白水Uブックス)、ショーン・タン『遠い町から来た話』(河出書房新社)など。編訳書に『変愛小説集』(講談社文庫)、『居心地の悪い部屋』(角川書店)など。著書に『気になる部分』(白水Uブックス)、『ねにもつタイプ』(ちくま文庫、第23回講談社エッセイ賞受賞)など。

「どんな翻訳がいい翻訳なのか、説明は難しいけれど、それでもいい翻訳はある、と思います。訳業がすばらしくて、原作も面白くて、なにより読んで楽しい、そんな本をおすすめする場になるといいなと思います」


柴田元幸(しばた・もとゆき)
翻訳家、雑誌『Monkey』責任編集。訳書にオースター『幻影の書』(新潮文庫)、ダイベック『シカゴ育ち』、ミルハウザー『ナイフ投げ師』(以上、白水Uブックス)、ロンドン『火を熾す』(スイッチ・パブリッシング)など。編訳書に『どこにもない国』(松柏社)、『紙の空から』(晶文社)など。著書に『死んでいるかしら』(日経文芸文庫)、『つまみ食い文学食堂』(角川文庫)、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会、2005年サントリー学芸賞受賞)など。ほかに、英語文芸誌_Monkey Business_責任編集。

「半分は(いちおう)専門家の視点から、半分は面白さを求める野次馬の視点から、意義があって共感できて、読んで楽しい訳業に光を当てることができたらと思っています」


西崎憲(にしざき・けん)
翻訳家、アンソロジスト、作家。訳書に『郵便局と蛇』コッパード、『ヴァージニア・ウルフ短篇集』『ヘミングウェイ短篇集』『エドガー・アラン・ポー短篇集』(ちくま文庫)、『第二の銃声』バークリー(創元推理文庫)など。共訳書に『ピース』ウルフ(国書刊行会)など、編訳書に〈ドイル傑作集全五巻〉(創元推理文庫)など。アンソロジーに『短篇小説日和』『怪奇小説日和』(ちくま文庫)など。著書に『世界の果ての庭』(第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作、創元推理文庫)、『蕃東国年代記』(新潮社)、『ゆみに町ガイドブック』(河出書房新社)、『飛行士と東京の雨の森』(筑摩書房)。ほかに音楽レーベル〈dog and me records〉主宰。

「この賞が作者と読者と訳者に歓びをもたらしてくれることを願っています。そして同時に読書人としてどんな本が候補にあがってくるか楽しみでなりません」


松永美穂(まつなが・みほ)
翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社)(2000年毎日出版文化賞特別賞)、ラフィク・シャミ『夜の語り部』(西村書店)、ミリヤム・プレスラー『マルカの長い旅』(徳間書店)、エヴァ・バロンスキー『マグノリアの眠り』(岩波書店)、マーレーネ・シュトレールヴィッツ『誘惑。』(鳥影社)、セース・ノーテボーム『木犀!/日本紀行』(論創社)、著書に『誤解でございます』(清流出版)、『ドイツ北方紀行』(NTT出版)など。

「なかなか光が当たらない翻訳の仕事について、いろいろな方と話ができる場がつくられて、すごくうれしいです。この賞が、関心を持って下さるみなさんの力によって、どんどん育っていってくれるといいなと思います」


「日本翻訳大賞」を作りたい ― 西崎憲

簡単な自己紹介からはじめさせてください。

私は英語で書かれた小説を日本語に翻訳することを仕事にしています。私はこの仕事が大変好きです。そうして私の場合は対象が小説なので、小説も大変好きです。日本の小説も好きですし、海外の小説も好きです。

海外の小説を私は小学生の頃から読んできて、その頃は翻訳という過程があることを知らなかったのですが、長じて翻訳というものの大事さを知るようになりました。そして、自分の好きな小説の、その「好き」という部分に、翻訳というものが大きく関わっていることに気がつくようになりました。そのことに気がついた時、私は仕事として翻訳をやってみたいと思うようになりました。

願い通り翻訳の仕事をはじめた私は、翻訳という仕事にとても満足しています。翻訳は最高に面白く、最高に有意義な仕事であると思っています。 私は目の前にある原語のテキストを日本語にすることに喜びを感じています。それは裏方の仕事ですが、大いなる裏方の仕事です。こんなに良い仕事はありません。

しかしです。仕事を進めてきた私はべつのことにも気がつきました。それは翻訳には優劣があるということです。当たり前のことです。何でも良い裏方とそうでもない裏方がいるわけですから。そして私は良い裏方を愛して、その仕事ぶりに敬意を表したいと思いました。

以上がこの度、クラウドファンディングで「日本翻訳大賞」の設立を考えた理由です。

翻訳に関する賞はこれまでもあって、現在も限定された形で幾つかあります。しかし包括的なものではありません。日本翻訳大賞は小説、詩、人文学書、児童文学などを広くカバーしたいと思っています。言語も限定しません。

前年に刊行された翻訳書のなかから一般から出版社関係まで広く候補作を推薦していただき、そのうちの上位10作および選考委員が選んだ5作の計15作が二次候補作になります。そこから選考委員が手分けして6作ずつ検討し、最終候補作5作を選びます。そして選考会を開き、大賞1作を決定します。

選考委員は金原瑞人、岸本佐知子、柴田元幸、松永美穂、各氏にお願いいたしました。わたくしも末席に加えさせていただきます。選考委員の手に余る言語は専門の方に原文の解釈の正確さを見ていただきます。

みなさまの御助力をお願いしたい部分は、賞金や授賞式の費用、運営の費用、それに選考にかかる費用などです。

最後にもう一度個人的なことを書かせていただきますが、翻訳者というものはひじょうに厳しい立場に立たされてもいます。フリーランスが多く、報酬にもごく一部をのぞいて恵まれていません。しかしそのこと自体はじつは大したことではありません。翻訳という仕事自体が素晴らしいことですから。

けれども励みになることはあってもいいと思います。良い仕事をした者が褒められていいように、翻訳者もまた顕彰されるべきだと思います。

長々とお付きあいありがとうございます。日本翻訳大賞、よろしくお願いいたします。

選考過程

■1次選考メールまたはツイッターで推薦文をつけて推薦本を投票する。
1人1冊のみ推薦可能。上位10冊を選出。 
選考委員それぞれが無記名で1冊ずつ推薦本をあげて5冊を選出。
合計15冊を2次選考へ。 

■2次選考
1次選考であがってきた15冊から5冊にしぼる。それぞれの選考委員が6冊ずつ読み、6点、5点、4点、3点、2点、1点をつける。合計点の上位5冊が最終選考に残る。 

■最終選考
5作品を全員で討議のうえ、大賞を決定する。大賞は1作品(または2作品)。受賞作なしもあり得る。 

【選考対象】
2014年1月1日から12月末までに刊行された新訳で、小説、詩、エッセイ、評論など、日本語に翻訳されたもの。
※ 選考委員の訳書は除く。

特別動画「私の好きな翻訳書」

豊崎由美(書評家、ライター)/マーク・Z・ダニエレブスキー『紙葉の家』嶋田洋一訳(ソニー・マガジンズ)

松田青子(作家、翻訳家)/ ヴァージニア・ウルフ『自分だけの部屋』川本静子訳(みすず書房)

佐藤文香(俳人)/ アーノルド・ロベール『ふたりはともだち』三木卓訳(文化出版局)

米光一成(ゲーム作家、ライター、立命館大学映像学部教授)/ アゴタ・クリストフ『悪童日記』堀茂樹訳(早川書房)

どんなことにお金が必要か

■ 運営費        20万円
■ 選考費        20万円
■ DVD制作費   10万円
■ クラウドファンディング手数料 7万円
■ 授賞式費         5万円
■ デザイン費   5万円
■ 受賞賞金         3万円 
--------------------------------
合計             70万円

以上が翻訳大賞を開催するにあたり最低限必要な費用になります。70万円以上の資金が調達できた場合は賞の存続を図るため来年の運営費に充てたいと思います。どうか御理解ください。大幅に上回る金額になった場合は、イベント等の形で還元させて頂きます。

リターン特典のご紹介

・コレクター限定UPDATE
実行委員会の打ち合わせから、選考員との初顔合わせ、授賞式までの様子や裏話を6回にわたり メールにてご報告します。

・ドキュメンタリーDVD
日本翻訳大賞の発足から第一回授賞式までを記録したドキュメンタリーDVDです。

※[日本翻訳大賞]のロゴデザインは妹尾浩也さんにお願いしました。

・柴田元幸さんの直筆翻訳草稿
翻訳家・柴田元幸さんの貴重な直筆翻訳草稿をプレゼント致します。

想定されるリスクとチャレンジ

本に対する賞が数多く存在する日本で、なぜこれまで一般性のある翻訳賞はなかったのでしょうか。一般的に賞を主宰しているのは出版社か地方自治体です。「翻訳」は出版の世界のなかでは、残念ながら現在あまり大きな部分を担っていません。出版社や自治体が賞を主宰するには「翻訳」のパイが小さすぎるのかもしれません。日本翻訳大賞はその「翻訳」に対して、翻訳家が自ら作ろうとしている賞です。これまでのどの賞より開かれていて、柔軟な賞です。

選考委員も私たち実行委員会もどのようなかたちであれ最低5年はこの日本翻訳大賞を継続させたいと考えています。資金が集まらなかった場合でも継続をするつもりでいます。ただ、これまで評価される機会がほとんどなかった翻訳者が顕彰されるよう、最大限の賞金を出し、賞を続けていくことができれば理想だと考えています。そうすることで、10年後、20年後の日本の「翻訳」文化はより充実したものになるのではないでしょうか。

最後に

最後まで御覧頂きありがとうございました。「日本翻訳大賞」は5、10年と長期的に継続していくプロジェクトです。その設立に立ち会って頂いた皆様にもこのさき末長く見守っていただければと思います。

皆さまのご支援をお待ち申し上げております。

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    • 日本翻訳大賞授賞式招待(2015年5月に都内開催予定)
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    15000円リターン

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    • 柴田元幸のショートショート直筆翻訳草稿
    • ドキュメンタリーDVD(約1時間)
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    30000円リターン

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    • 日本翻訳大賞授賞式招待(2015年5月に都内開催予定)
    • ドキュメンタリーDVD(約1時間)
    • 柴田元幸の短編小説直筆翻訳草稿
    • 2015年06月 にお届け予定です。
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    50000円リターン

    • コレクター限定UPDATE(選考の途中経過や打ち合わせの裏話などをリポートします)
    • ドキュメンタリー動画のエンドロールにお名前をクレジット
    • 日本翻訳大賞授賞式招待(2015年5月に都内開催予定)
    • ドキュメンタリーDVD(約1時間)
    • 柴田元幸の短編小説直筆翻訳草稿
    • 選考委員がこのためだけに翻訳した合作翻訳短編
    • 2015年06月 にお届け予定です。
    • 18人が応援しています。