CF終了まであと13日!
vol. 18 2023-03-15 0
今日までにご支援頂いたのは125人、寄付額は2,467,000円になりました。
ともに暮らし支える 小さなヘルパーさん④
最終回は、母にとって初孫・当時小学校5年生のお姉ちゃんです。
肺がんが発覚した母が手術のため入院していた時、彼女は誕生しました。
その後12年に渡る闘病を続けた母にとって、彼女の成長は自分が生きた証でもありました。
彼女は、小さなヘルパーのリーダーさんです。
ときには温かく、ときには厳しく、小さなヘルパーさんをまとめます。
そのために、母の病気についてや、こどもたちがどうしてあげたらよいか、おとなから聞いてたくさん勉強もしていました。
最後の入院のとき、残された時間がないのなら、家に連れて帰りたい。しかしながら、話すことも動くことも難しくなった母を、在宅で介護し看取ることを、こどもたちはどう思うだろう、という迷いがありました。
退院について悩んでいたとき、優しく、強く、いつも先頭を行くリーダーさんの答えは、「え?なんで? 全然大丈夫、絶対かえってきてほしい!」でした。
リーダーさんに背中を押され、選択した家での暮らし。
病気や障がいがあっても、看取りのときでも、家で過ごそう。
おとなよりもたくましい! リーダーさんが「住みたいおうち」です。
【追記】
母が在宅医の先生に、死亡確認をしていただいた時刻は『11月21日 21時21分』でした。
その瞬間は、『9時21分』と告げられ気付かなかったのですが、葬儀の手続きをしていたときにに『11月21日 21時21分』であることに気付き、「21ばかりだね、なんか意味があるんかね」とおとな同志で話していました。
そのとき、リーダーさんが大きな声で言いました。
「21は、わたしの出席番号よっ!」
思わず笑いがあふれ、これは絶対に、家族を悲しませないように、母が導いたものだと確信しました。