お礼と進捗報告
vol. 12 2016-12-03 0
サポーターの皆様
ご連絡が遅くなりましたが、お陰さまで先日、無事、クラウドファンディングが終了しました。
3ヶ月足らずの期間でしたが、クラウドファンディング終了日に読売新聞の「かお」欄やジャパンタイムズ、日経新聞などで紹介され、今になって「クラウドファンディングに参加したかった」というお申し出があり、なんとも複雑な思いです。何よりも伝達、ということが何をするにも必要不可欠だな、と。
しかし、伝達不足でもあったのですが日本国内で皆様の力強い熱いサポートのお陰様でクラウドファンディングが成功し、「ザ・コーヴ」の監督ルイ・シホヨスをはじめとする主要反捕鯨家から映画を見せて欲しいというリクエストがありました。こちらとしても日本へ入国できないであろう彼ら全員に、今回のアメリカ上映に際し、映画について討論しませんか、と招待しましたが、理由をつけて断られました。
現地の反応は、実際に観た方の感想は予想以上のものですが、それとは裏腹に米メディアは予想通り辛辣でしたがロサンゼルスタイムズで記事になるということは「ビハインド・ザ・コーヴ」が無視できない作品であり、反発を含め大きな結果で喜ばしく思っております。更にはロサンゼルスタイムズにレビューが出る事は、甘いも辛いも関係なくオスカーの条件にもなっているのです。
アメリカ現地の日本人の方から、「勉強になった。作ってくれてありとう。もっと早く知っていればサポートしたのに!」という声を多く掛けて頂きました。また、日本人以外の現地の方からは「amazing」を連発され、タイミングが米国の大統領選挙後ということもあり、プロパガンダで真実を知る事が困難になっていることを指摘する声が多いです。このメディアと現実のギャップの状況を身を以て体現しているところです。
これまで「日本の愛国心」というものを警戒する声ばかりが海外から聞こえていましたが、むしろ「日本は戦後、愛国心を持たないようにされ、言論が封じられ、我慢している。周りを見渡せば、アメリカをはじめ自国の国益の為なら手段を選ばない国々の存在がある」ということを俯瞰して観ていられる方が多かったように思います。これは、先に上映をしたニューヨークだから他国の意見に耳を傾ける素地があるからかもしれません。
下記のフェイスブックでも情報をアップしていますので、平行してご覧頂ければと思います。
https://www.facebook.com/behindthecove/
今日からロサンゼルスでの公開になります。東海岸と西海岸では反応の違いがあるか、私自身楽しみです。
クラウドファンディング自体は募集期間は終了しましたが、これをキッカケに映画を鑑賞する機会を増やし、お互いの意見を交換する事の始まりだと思っています。
引き続き応援を宜しくお願い致します。
まずは、お礼とニューヨークの総括まで。
八木景子