池田憲昭氏の絵はがき
vol. 40 2021-10-25 0
池田氏の絵はがきが、関係の演奏会場と合唱団の練習会場でご購入できます。
池田氏からのメッセージ
【絵はがきの販売に寄せて】
2021年夏に満額で終了した「Save the Music!音楽を救え!」のクラウドファンディングでは、私のイラストを絵はがきにして頂き、返礼品として使って頂きました。評判が良かったので、新たなセットを作成し継続販売することになりました。
クラウドファンディングの返礼品としてお送りした絵はがき
これに、CGで作成したものと、厳選したもの等を加え、新たな3セットを作成しました。
新たなセットは、お世話になったソプラノの小林彩乃先生、ピアノの下出悠生先生、会員の田中さんに多くの作品の中から選考して頂きました。そして作成は田中さんが引き受けて下さいました。
【40代、イラストレーターとなる】
かつての私は、絵が上手だと思ったことはなかったのですが、落書きは大好きで、物の形を雑然とスケッチするだけで満足していました。
40歳頃になると、自分のスケッチが何かものになりそうに思えたので、人に見て頂くことを意識した作品を作り始めました。とは言っても絵具を扱った経験が殆どなかったので、
【CGを使って絵を製作する】
文書を作成する場合、ワープロだと、いくらでも書き直しが出来るように、CGによるイラストだと気楽にスタート出来たのです。
人が見たことのないような空間を作りたい!という強い想いから、作品:DNAが生まれました。
この作品には、「人が見たことのないような空間」が色濃く出ているように思います。
そしてイラストレーターとなった私は、タイのバンコクにある大学のギャラリー展と、銀座アートホールでの帰国展を開催する縁に恵まれました。
その後、
音楽を題材とした小品を描くことが多くなりました。
これらの作品は、毎週水曜日に「モーツァルト記念合唱団」の練習日に合わせて作成し、講師室にいる指揮者の津田先生に感想を頂きながら仕上げていったものが多いです。この「ライプツィヒの街、コーヒーカンタータ」は、津田先生が“お気に入り”と仰った作品です。当時、ザ・サインズ・オブ・バッハの定期演奏会のチラシとしても使われました。
【この感動を届けたい!】
今回選ばれた絵は、私の約10年間に亘る作品の一部ではありますが、縁あって選ばれたこれらの作品が、もしかして、それを手に取られた方々の心を動かすことが出来るかもしれず、これは本当に有難いこと!一人でも多くの方に「この感動を届けたい!」と私は心から願っています。
【水彩画の魅力】
その後、私は水彩絵の具を使うようになりました。水彩画にはCGとは異なる魅力があります。
これらの絵はがきは、私の関係する演奏会場と練習場などで取り扱って頂けるとのことで、この機会をとても幸いに思っています。
この収益金の一部は、音楽会を支える資金として寄付させていただきます。
【プロフィール】
イラストレーター・「モーツァルト記念合唱団」合唱団員
池田憲昭(いけだ のりあき)
大分県日田市生まれ。九州大学工学部卒業後、日本鋼管(現JFE)にてエンジニアとして大型船の設計・建造に従事した。その後、視野・視力が徐々に失われる難病「網膜色素変性症」の診断を受け退職。絵を描き始め、主として水彩画による作品の製作・発表を行う。2003年にはタイ・バンコクで初の展覧会<個展>を開催。その後、東京「銀座アートホール」(2003年,2005年)、長野「いろは堂ギャラリー」(2006年)などで個展を行う。病気の進行のため2013年より活動休止。2015年に、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。かつてはレコード鑑賞だけの音楽愛好家であったが、三重県勤務時に三重バッハ合唱団を知り合唱を始める。同合唱団(1年間)、京都バッハ合唱団(2年間)を経て、モーツァルト記念合唱団に入団。