テナーの谷口洋介さんインタビュー
vol. 22 2021-06-17 0
今回はテナーの谷口洋介さんに聞きました。
津田:この度は「第九」のご出演ご快諾をありがとうございます。応援メッセージをお願いします。
谷口:こちらこそご用命くださり誠にありがとうございます。また共演できますこと心より喜び申し上げます。コロナ禍で第九が演奏実現できれば、本当に歓喜の歌になること間違いないと思います。ご一緒に歓び歌いましょう!
津田:今までに津田とメサイア とダヴィデなどを演奏されてきました。一言ご感想をお願いします。写真はモーツァルト「ダヴィデ」をご一緒した音楽家の皆さんとの1枚です。
谷口:津田マエストロが本当に音楽のことを愛されていることが伝わってきて演奏していてとても心が温まり癒やされました。
津田:今取り組まれていることがありましたらお聞かせください。
谷口:音楽とは関係ないのですが、コロナ禍で時間ができたので将来のことを考えて資格をとるための勉強をしています。
津田:コロナ禍でキャンセルが続きました。その時のお気持ち、または今音楽家が直面している困難について思われていることがあればお話し下さい。
谷口:日本の音楽家がこのような状況に本当に弱い身分だということを思い知らされた気がします。これから音楽家を目指す若者達が希望を持てるような社会になるように我々現役世代がもっと頑張らならなければと思っています。
津田:お仕事への取り組まれる際のモチベーション、気概などございましたらお聞かせ下さい。
谷口:一つ一つの仕事を丁寧に感謝の気持ちをもってやらせていただいております。体調に気をつけていつも通りにパフォーマンスが発揮できればと思っております。
津田:私の素朴な質問です。谷口さんの歌うときの姿勢、また音楽に向かわれる姿勢が大好きです。普段は何を大切に練習、調整などをされているのでしょうか?どうしたらそのような安定感のある歌が歌えるのでしょうか?
谷口:ありがとうございます!私はもともと過度なあがり症でした。人見知りな性格は今でも変わっていませんが、小さい頃から歌う時だけは自分をされけだすことができて音楽が大好きになりました。没入型なのでステージ上では無心なんです。そのことが安定と感じていただけてるのかもしれませんね。本番で音楽に没入できるように練習して心配事や迷いがないように準備しています。
津田:谷口さん、ご協力、ありがとうございました。第九を楽しみにしています。