ソプラノの安川みくさんインタビュー
vol. 20 2021-06-12 0
今回はソプラノの安川みくさんにお話をお伺いしました。
(このインタビューはシリーズでお伝えして参ります。今回は第2弾です)
ソプラノの安川みくさんは、今年の3月は、私たちとモーツァルトの「レクイエム」を歌うためにロンドンから一時帰国され、素晴らしい声を聴かせて下さいました。現在もロンドンで音楽活動を継続されていますが、再度9月の「第九」の為に帰国されます。日本ではバッハ・コレギウムジャパンなどでもご活躍されています。その安川みくさんに聞いてみました。
津田:安川さん、この度は「第九」のご出演ご快諾をありがとうございます。 応援メッセージをお願いします。
安川:またご一緒させていただけることが楽しみでなりません。いよいよだな!と気持ちが高まってきました。同時に、クラウドファンディングの進捗状況も常に拝見しています。応援してくださる方がたくさんいらっしゃることに大きな喜びと感謝を感じています。
津田:私とモーツァルトの「レクイエム」を演奏されました。一言ご感想をお願いします。
安川:素晴らしいコンサートでした。コロナ禍で私にとりまして久しぶりのコンサートでしたが、津田マエストロのきめ細やかなリハーサルと的確なアドヴァイスで安心して音楽の大きな波に乗ることができました。演奏会開催にあたりご尽力くださっているマエストロに、たくさん勇気をいただきました。そしてコロナ禍で実現した特別な演奏会の想い出となりました。
津田:今取り組まれていることで、ご紹介されたいことがあれば。
安川:まだ情報公開していないのですが、昨年からの延期公演で、ロンドンにて1時間のコンサートを予定しています。いろんな曲を聴いて、楽譜をみて、プログラム案をいま練っています。それがとても楽しいです。新しく勉強しているイギリス作品、ロシア作品をやってみたいと思っています。
津田:コロナ禍でキャンセルが続きました。その時のお気持ち、または今音楽家が直面している困難について思われていることがあればお聞かせ下さい。
安川:魂を入れて用意してきたものがキャンセルになるのはとても辛いです。コロナ禍だから仕方ない、と言われてしまうのはやっぱりやるせない気持ちです・・。初回の演奏会が次の演奏会へのご縁となることもあるのに、多くの公演がキャンセルとなり、本当に残念です。また、せっかく出演依頼をいただいても、入国制限の関係でお受けできないものもあり、涙を飲むこともあります(泣)。本当に厳しい状況ですが、これが永久に続くわけではないと信じて、今出来ることに専念しています。
津田:海外で勉強される際のモチベーション、気概などをお聞かせ下さい。
安川:コロナ禍で不自由も多いですが、できることは全て全力で挑戦しています。意識して、ネガティブなことは考えないようにしています(笑)
津田:全集中ですね。
津田:みくさんの美しさはいったいどこから?
安川:どうしたら美しく?!(笑)。人と比べず、流行にとらわれず、本当に自分に似合う色や形を選択していきたいと思っています。
津田:安川さん、お忙しい中ありがとうございました。