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オウム事件とその死刑を被害者側や加害者側で間近に経験した人々が心境を告白する映画の一般公開をクラウドファンディングで実現!
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映像ディレクター、映画監督。社会問題を人間の視点から捉えるドキュメンタリー作品多数。キャリアの初期にはテレビ局に席を置き事件・事故取材を長く経験した。高齢出所者の社会復帰を追う「生き直したい ~服役11回 更正の支え」(大阪ABCテレビ)で坂田記念ジャーナリズム賞とプログレス賞を受賞。
この国にある死刑=命を奪う刑罰を賛成反対に関わりなく私たちが考えるために。あのオウム事件とその死刑を被害者側や加害者側で間近に経験した人々が心境を告白する、希有な映画が出来ました。広く世に出せるよう、力を貸してください。
命を奪った者の命を奪う、死刑。それは私たちが現に持っている刑罰ですが、私たちが死刑について互いに話そうとすると何故かすぐ「賛成か反対か」となり、そこで終ってしまいがちではないでしょうか。でもそうやって自分の意見を直ちに決められるほど十分に、私たちはこの究極の刑罰を知っているのか? それが私の長年の疑問でした。 アメリカなどと違い日本では死刑執行についての情報がほとんど公開されず、人々がその実態も当事者の受け止めも知らないまま、世論調査でおよそ8割の人が「死刑やむなし」という答えを選択しているのが現実です。
でもそんな私たちにもリアルな衝撃を与えたのが2018年7月、一連のオウム事件の死刑囚13人全員への「大量執行」でした。
若い日の私はあるテレビ局で事件取材に従事し、年に何組もの殺人加害者家族や被害者家族に、話を聞く生活をしていました。ある時番組の企画で、事件から何年もたった被害者遺族たちに「死刑執行を望みますか」と尋ねたことがあります。そのとき意外な反応に出会いました。何人もが「それは言えない」という意味の答えをしたのです。本心では今は望んでいないが、周囲や社会が望んでいるのに当事者の自分は言えない…という気分を感じた。これが、私が死刑についてもっと深く考えなければと心に刻んだ原点でした。その後、オウム事件の一斉検挙と続く裁判の報道に私は関わります。27年前のことでした。
そして今から7年前、死刑をめぐる市民たちの議論を追った映画「望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”」を監督し公開。議論に向けた問題提起の一歩が記せた半面、次の課題も生まれました。一般市民が主人公であるこの作品では死刑や、そのおおもとになる殺人事件の“当事者”の声を、ごくわずかしか伝えられていなかったのです。
↓「望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”」(2015)
そして迎えた、2018年の13人死刑執行。映画の制作を機に、あのオウム事件を今に至るまで身近に経験してきた人々のうち何人かと旧交を取り戻し、また別の何人かと縁を築いていた私は、日本中が衝撃を受けた“大執行”の直後、彼らとの連続トークイベントを開催しました。
話し手のある者は被害者遺族に寄り添い、ある者は死刑囚の家族に寄り添い、そしてある者は最大の加害者とされる教祖の弁護に尽力する経験をしていました。
被害者側の、知られざる心の揺れ。
加害者側の、終りのない痛み。
“当事者”の一人一人が胸中から絞り出すさまざまな言葉は、第三者である私たちの頭と心に刺さるものでした。
彼らが語った思いやメッセージを後に振り返り、イベントの限られた聴衆だけではなく全国の人々に届けるべきと私は考えるようになりました。それは殺人事件の加害側と被害側の人々は事件後も生き続けるのに、その思いが世に忘れられていく現実を、ずっと見てきたからでもあります。
被害側に立って死刑存続を強く主張するもう一人の当事者への取材を加え、映画化しました。
それが今回の
「望むのは死刑ですか オウム“大執行”と 私〔告白編〕」(60分) です。
予告編
「友を殺した相手が死刑に。だが…」
■岡田 尚(被害者の坂本堤弁護士同僚)
法律事務所で後輩だった坂本堤氏に、オウム真理教から娘を取り戻したいという、ある親の相談を紹介。その後オウム問題に取り組んだ坂本氏と妻と幼い息子が失踪(1989年。殺害されていたと後に判明)したのを機に、オウムと対峙し続ける。坂本氏の母親に寄り添ってきた、遺族の代弁者的な存在でもある。死刑反対派だったが事件で苦悩することに。
「私の命も狙われたんです。」
■滝本 太郎(オウム事件被害者・脱カルト活動家)
友人だった坂本氏とその家族の失踪を機にオウムとの闘いに没入し、訴訟や信者の脱会に今も取り組む。教祖麻原彰晃の“空中浮揚”を真似るなどして、自らもサリンガス等により命を狙われている。麻原にだけは死刑執行をと、強く主張してきた。
「国に、裏切られた。」
■永岡 英子(オウム真理教家族の会)
オウムから子どもを取り戻そうとする親たちで会を結成し30年、今も活動中。夫は猛毒で襲撃され障害者に。会の子どもたちの一部が加害者となりついには死刑となる、“加害者側”の痛みを背負う。
「 問答無用で殺すなんて。」
■小川原 優之(麻原彰晃の元弁護人)
オウム教祖・麻原彰晃こと松本智津夫被告(当時)の弁護団12人の一人。社会に処罰感情が吹き荒れる中、複数の殺人事件を含むいくつもの犯罪について8年にわたる裁判(一審)を闘う。その後は死刑制度と深く向き合い、現在は日弁連の死刑廃止実現本部事務局長。
4人のうち被害者側を代償する岡田尚さんを主人公に私はこの3月、
Yahoo! Creatorsの枠で11分弱のショートドキュメンタリーを制作し、現在も視聴していただけます。
本人は死刑を望んでいるのか――オウム真理教による弁護士一家殺害 元同僚“死刑反対“揺れ続けた信念 - 長塚洋 | Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム
それは被害者側である岡田さんの葛藤に焦点を当てコンパクトに伝えるものですが、60分となる今度の映画は加害者側も含めたより多様な“当事者”の胸中を、多角的に知ることができます。
命を奪う刑罰の実像を、現代の最も有名な事件と死刑執行をめぐる証言を通して見つめるこの映画が観る人に願うことは、死刑への賛否を決めることではありません。まず深く知ることで考え、むしろ揺れ悩み、できれば何らかのかたちで議論に関わることです。死刑を残すもう一つの先進国アメリカではトランプ前大統領が推進した死刑をバイデン大統領が止めたように、議論は世界の表舞台で続いています。でもこの日本で、社会の大切なことを私たち自身が知り、考えることは足りているでしょうか? それは死刑制度に限ったことではないかもしれないと、感じています。
本作の中で、弁護士仲間を殺された岡田尚さんはその被害者の老いた母親に寄り添って来た立場から、被害者(側)にもそれぞれ立場や感情があるのにステレオタイプな被害者像を作って「被害者だから死刑を望んでいる」と一括りに決めつけることを人々に強く戒めています。その岡田氏は映画の終盤で、同じ被害者の友人である滝本太郎氏と死刑を賛否に分かれて議論した後、こんなことを語ります――大事なのは、意見が全て一致することじゃない。どこが違うかを認識し合うこと。被害者にも死刑に賛否の両方がいる。両方を可能な限り聞いて、自分の考えを決めていくことだ。
その呼びかけは、戦争の流血に揺れる今の世界にも通じるのではないでしょうか。
私たち一人一人が、悲劇に巻き込まれた人々に寄り添うことでその悲劇のリアルを知り、考える。それが、人が癒やし合える社会のために必要なのではないか。
この映画が広く世に出ることが、その役に立てるのではないか。そんな思いで完成させました。
でも上映は、現在は有志による限られた自主上映のみ。制作費は底をつき赤字のため、広く一般への公開を展開するめどは立っていません。
世に届けるには、配給・宣伝の資金が必要です。
また、海外のドキュメンタリー映画祭への出品にもチャレンジします。世界には死刑を続ける国と止めた国があり、そしてオウム事件は世界の人々に知られているだけでなく、今も関心を持たれています。私たちが経験した悲劇を出発点にした議論を、世界に広げられたら――それは夢ですが、手の届く夢だと考えています。それには多くの方の支援が必要です。
プレゼンター/撮影・監督・制作 長塚 洋
映像ディレクター、映画監督。社会問題を人間の視点から捉えるドキュメンタリーを作品多数。キャリアの初期にはテレビ局に席を置き事件・事故取材を長く経験した。
受賞歴:
高齢出所者の社会復帰を追う「生き直したい ~服役11回 更正の支え」(大阪ABCテレビ、 2017)で坂田記念ジャーナリズム賞とプログレス賞。
https://corp.asahi.co.jp/ja/info/info-237451756910...
「分断の果てに "原発事故避難者"は問いかける」(NHK総合、2020)で反貧困ジャーナリズム賞。
https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/article/1354.html
編集 青木 亮
長塚監督との作品は、
「冤(えん)罪から救出せよ~アメリカ無実プロジェクト」(NHK-BS1、 2011)
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=...
「望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”」(映画 、2015)ほか
・04月 英語字幕版完成
・04月~ 国際映画祭に応募
・05月~ 各地にて自主上映
・09月~ (採用されれば)国際映画祭に出品・上映される
・12月~ 一般公開し、より広い地域で上映していきます。
英語字幕版仕上げ費 150,000円
チラシ・パンフレット等制作費 400,000円
配給・宣伝人件費 450,000円
計 1,000,000円
◆本作や活動に関する質問に監督がお答えします お聞きになりたいことを1リターンに付き1質問、受け付けます。お名前(ニックネーム可)も掲載いたします。お答えできる範囲内でコレクター限定UPDATE上で順次お答えいたします。
◆
監督の前作「望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”」のサイン入りパンフレット 前作では被害者遺族や専門家らがレクチャーした後に、一般市民たちが死刑を議論し心揺れていく過程を追っています。パンフレットにはその議論など、59分の作品の全内容が書き起こされ収録されています。
前作は全国40カ所あまりで自主上映または劇場公開されました。
◆作中対談ノーカット映像の配信(期間限定) 本作のクライマックスである、同じ大切な仲間を殺された立場ながら死刑「賛成」と「反対」に分かれる岡田尚弁護士と滝本太郎弁護士二人の貴重な対談のノーカット映像・約81分(映画では10分弱を使用)を視聴いただける、期間限定のURLをお届けします。
◆ オンライン試写会へのご招待 作品の鑑賞だけでなく、監督や出演者(事件の“当事者”)と質疑や意見のやり取りをしていただく時間を取り、オンラインディスカッションの場とします(もちろん途中退席も自由です)。
◆お名前を映画ホームページに掲載 ご希望により、サポーターとしてお名前を掲載します。掲載期間は約1年間です。
◆ お名前を映画のエンドロールに記載 ご希望により、サポーターとしてお名前を記載します。
◆ 上映会を実施する権利 2023年5月までの間に1回のみ、本作の上映会を実施いただけます。尚、会場に関わる費用はご負担いただきますので、ご注意ください。また、観客の入場料は無償にて実施いただきますようお願いいたします。
◆配給業務を担う配給会社を現在求めているところですが、決らない場合や資金の状況によっては、本作パンフレットの制作やオンライン試写会が当初の予定より遅れる場合があります。
◆このプロジェクトはAll in方式で行うため、目標金額を達成できなかった場合でも、自己資金で補いながら延期はしても必ず実行する予定です。特典もお届けしますのでご安心ください。
◆劇場公開を可能な限り目指しますが、相手のあることなので実現を保証はできません。目的はより広く長く上映を続けることですので、全国で自主上映を展開することにも力を注いでいきます。
◆資金の一部を活用して英語字幕付きの「国際版」を作り、世界に数多くある国際映画祭のいくつかに出願していきます。
結果として参加できるか、また何らかの賞を獲得できるかは主催者側によります。参加が決定した場合にはお知らせします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。ご支援を、心からお待ちしています。
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