さまざまな機器の中から自分に合ったモノを探すことが重要!!
vol. 6 2021-11-02 0
【本プロジェクトも残り10日となりました!!】
【自分に合ったモノを探すということについて説明します】
【当事者が押しやすいスイッチ一つで世界が広がる】
スイッチって何?と思われる方も多いかと思います。スイッチも、カチッと押したら(接点式)反応する物から、触れる(帯電式)だけで反応する物、エアバックの空気圧変化に反応する物、音を拾って反応する物などさまざまあります。
この写真は、カチッと押したら反応する物(接点式)のスイッチとなります。この写真だけでもたくさんの種類がありますが、これでもまだ一部です。作動圧(押して反応するために必要な力)は、10gf~150gfと幅広くあります。通常のゲームのコントローラーのボタンを押す力が、約100gf程度といわれています。50gf以下のスイッチであればわずかな力で反応してくれるものとなります。
スイッチの適合例では、筋ジストロフィーや脊髄性筋萎縮症を有する方へは微弱な力で反応しやすいスイッチを選択します。一方、力は入るけれど微細な操作が難しい方へは、少し硬めのスイッチを選択することが多いです。
他にも押しやすさだけでなく、誤作動が無いか、設置がしやすいかなどさまざまなことを考えながら、その方に合ったスイッチを選択します。
ここまで読んでいただいた方の多くは、『????』と思われているのではないでしょうか。
そうなんです。その方に合ったモノを選択するということは、色んな選択肢の中から選ぶだけでなく、試しながら、生活で使えるところもまでサポートする必要があります。
中には、既製品で対応しづらい方へは、以下の写真のように個別に製作することもあります。
【スイッチが押せるとパソコン、iPad、eスポーツなどに挑戦】
この方は、右手の母趾でトラックパッド、左手で左右クリック操作をスイッチ2つで取り組まれています。illustratorやオンラインでの大学の講義の受講に取り組まれています。
パソコンやiPadなどの操作を支援するポインティングデバイスと言われる物もたくさんの種類があります。
【当事者が試しながら、専門家のサポートを受けられる地域を創りたい】
ここまで説明したように、スイッチやパソコン操作を補助するモノの一部だけでも多様にあります。また、使用する方の身体の状況も多様ですし、やりたいことも多様です。
つまり、当事者の身体の状況×やりたいこと×支援機器を組み合わせて専門的なサポートが必要となってきます。現状は、こういったサポートの専門家が少ないこと、支援機器を備えているところがほとんどないこと、取り組みたい活動のその場で支援を受けづらいことなどがあります。
本プロジェクトでは、当事者や支援者が体験しながらテクノロジーの活用するきっかけ作りになるよう取り組んでいきます。
そして、当事者の身体の状況×やりたいこと×支援機器の萬相談所となれるよう継続的に取り組んでいきます。
【一人でも多くの方が自分に合った形で活躍できる地域づくりを目指します】
ぜひ、本プロジェクトの応援&シェアをよろしくお願いいたします。