3つの柱:育てる、案内する、伝える
vol. 4 2026-07-28 0
「京都建築センター」プロジェクトを応援いただき、ありがとうございます。
京都建築センタースタッフの大矢です。今回は、この事業がどうやって始まったのか、少し個人的な話も交えてご紹介させてください。
私は、昨年の事業立ち上げから加わり、今年はおもに建築ガイド養成講座を担当しています。
2025年2月、まいまい代表の以倉さん、京都モダン建築祭事務局長の藤井さんから、建築祭の次の展開についての構想をお聞きしました。大変興味深く感じ、この事業の立ち上げに加わることになりました。
構想は、以下の3点を柱として、それぞれ連携させながら事業を実施し、建築を楽しむ文化を広げていきたい、というものでした。
- 建築文化を語れる人材の育成
- 良質なガイドによる建築ツアーの実施
- 建築文化の情報発信
これは、どこにも前例のない取り組みです。そして今回の京都建築センター開設は、これまでの一年少しのあいだで一歩ずつ進めてきたものを、次の段階へ大きく進めるものです。
私が加わってから一年少しの期間で、「人材育成」と「建築ツアー」については、基盤となる部分を整えることができました。
- 講座は、現在までに第一期から第五期まで実施。延べ523名が受講。
- そこで育った方々がガイドを担う建築ツアーは、京都市内4箇所の文化財建築等で日々開催中。
いよいよ今年、「建築文化の情報発信」の拠点となる「京都建築センター」を開設することになります。
「建築ガイド人材育成」「育成ガイドによる建築ツアー」「建築文化の情報発信」——この3本柱が揃った取り組みであることが、私たちならではのポイントだと思っています。これまで講座やツアーでご一緒してきた方々にも、その点を評価いただいていると感じていて、それが何よりの励みです。
昨年、視察でシカゴを訪れました。シカゴ建築センターを拠点に、建築ツアーが一日中ひっきりなしに発着している街。そこでガイドを務める方々が、誇りを持って自分たちの街の建築を語る姿を目の当たりにしました。その姿は、私たちの講座出身のガイドたちが、いつか同じように誇りを持って京都の建築を語る未来と重なりました。
シカゴ建築センター主催の建築ツアーに参加したときの様子。赤いキャップやジャケットがガイドの目印。
物理的な拠点ができることで、建築を楽しむ方々のネットワークがより深くなることを目指します。
シカゴで見た、誇りを持って建築を語る文化を、京都で、そして日本各地で育てていきたい。建築文化の魅力を多くの人へ届けていく取り組みを、ぜひ皆さんと一緒に進めていきたいと思っています。
引き続き、京都建築センターへの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
京都建築センター 大矢
