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ALUMONDE あるもんでをクラウドファンディングで実現!

ALUMONDE あるもんで ~お金を介さない贈り物文化の発信地~

ALUMONDE あるもんで。それは「贈り物」の交換所。大事に使ってきたものを誰かのためにそっと置いていく。ちょうど欲しかったものが目の前にふっと現れる。そんな微笑ましい贈り物文化の発信地に。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額170,000円を達成し、2014年12月1日23:59に終了しました。

コレクター
33
現在までに集まった金額
183,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額170,000円を達成し、2014年12月1日23:59に終了しました。

Presenter
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PRESENTER
吉澤 裕紀

2009年 東京大学文化二類入学 2010年 NPO法人かものはしプロジェクトにてインターンをする。 2011年 震災ボランティアをする。「田舎で働き隊」にて滋賀県で地域興しの活動をする。 2012年 国立で地元野菜を扱う八百屋で働く。働き方を考える学生団体を運営する。 2013年 那須にある「非電化工房」にて住み込み弟子修行をする。 2014年 国立を中心に家づくりやものづくりをする。 世界中の誰もが実現できる幸せで豊かな暮らしを探しています。2014年秋に国立市の実家から国立市の古民家に移住しました。自らの生活を営む傍ら、ALUMONDEを運営していこうと思っています。

  • 東京都
  • 起案数 1
  • 応援数 1
  • Twitter (未設定)
  • フォロワー 18 人

このプロジェクトについて

ALUMONDE あるもんで。それは「贈り物」の交換所。大事に使ってきたものを誰かのためにそっと置いていく。ちょうど欲しかったものが目の前にふっと現れる。そんな微笑ましい贈り物文化の発信地に。

自己紹介

はじめまして。プレゼンターの吉澤 裕紀 (よしざわ ひろき)です。東京都国立市在住、東京大学経済学部4年次休学中、24歳です。普通なら就職をして働いている歳なのですが、その前に自分の暮らしそのものをしっかりつくりたいと思い、立ち止まっています。半分は生活、半分は仕事の位置づけで、地元の国立市で家づくりをしたり、畑仕事を手伝ったりしながら暮らしています。今回のプロジェクトは、そんな私の個人的な疑問からスタートしました。

お金はそんなに必要なものなのか?

田んぼや古民家、神社といった昔ながらの風景が残る、国立市谷保。そこで仕事・活動・生活をしていると、お互い助け合いながら暮らしが回っているという実感があります。住まい、食べ物、育児、娯楽。生きていくのに必要な物事が、少なからず人との関わりの中で行われ、人の助けによって成り立っています。便宜上お金を介在させていることが多いですが、それは決して利益目的ではないのです。

しかし一方で、世の中心にあるのはやっぱり「お金」です。都市で生きていくには、多大なお金が必要です。企業に勤める人たちは、利益をあげることを第一に仕事をしています。家は莫大なローンを組んで買うものだし、病気に備えて保険をかけるのは当たり前です。お金はなんだか魔法のような存在です。

そこには間違いなく、矛盾が存在しています。
お金がなくても幸せなのに、お金がないと幸せになれない….

贈り物経済

みなさんは、「贈り物経済」という言葉を聞いたことはありますか?「Gift Economy」とも言われます。いまの世の中が「貨幣経済」で回っているとすると、それに対してお金を介さない暮らしや人間関係の仕組みを「贈り物経済」と呼びます。

貨幣経済では、物や労働、時間など、何から何まで細かくお金で価値づけをします。それらが移動する際、必ずお金での取引が行われます。一方で、贈り物経済では、まずあらゆるものを天からの贈り物と考えます。自分の命も、身体も、家族も、友達も、家も、食べ物も、服も、財産も。それらがこの宇宙、地球の中でぐるぐる回っている。だから、何かをもらうときは有り難く「贈り物」として受け取り、何かをゆずるときは喜んで「贈り物」として手離す。そこには一切お金を介在させる必要がありません。そして、所有という概念がありません。贈り物に対する感謝の念が巡り巡って人間関係が成り立つ、そんなシステムなのです。

今回のプロジェクトでは、そんな「贈り物経済」、もしくは「贈り物文化」を発信する場をつくっていきたいと思っています。

千葉県神崎町での実例

当プロジェクトで立ち上げる「ALUMONDE あるもんで」。実は既存のコミュニティからいただいています。千葉県の神崎町にある、NPO法人トージバさんが運営する古倉庫「ALUMONDE あるもんで」です。
http://www.toziba.net

ここでは、発酵の里 千葉・神崎町で30年以上使われていなかった倉庫を、みんなが集えるコミュニティスペースにリノベーションしています。いま「あるもん」と自然を生かして、コミュニティガーデンや水循環システム、コンポストトイレ、ピザ窯などを、ワークショップ形式でつくっています。私も何度かお邪魔させていただいており、ただの倉庫だったALUMONDE あるもんで が、集まってくる「あるもん」と温かい人々の力で蘇っていく姿が印象的でした。そこには、お金では決して得られない幸福感がありました。

その中で、「THE STOCK MARKET」という試みを実施しています。捨てるのは惜しいけど使える物、たとえば古材や古道具、野山で採取した自然素材などがあれば、ALUMONDE あるもんで に持ってきてもらいます。一方、ALUMONDE あるもんで にある物の中でなにかピンとくるものがあれば、自由に持っていって構いません。そこに集まってくる物は全てが「贈り物」であり、そこで行われているのは単なる物々交換ではなく贈り物の贈り合いです。もちろん、お金は一切関わってきません。素直な善意で贈り、素直な善意で受け取る。そんな微笑ましい場所になっています。

実際にこの試みをスタートしてまだ1年に満たないですが、既に多くの方が様々な物を持ち寄ってきてくれており、少しずつ手応えを感じ始めているそうです。持ち寄る物は主に、材木や金物、パーツなどの素材が多いとのこと。人は面白い形の素材をみたりすると創造力が芽生えるのですね。そのまま使える物ではなく、じぶんで何かに活かす素材としての物というのは、物づくり文化を生み出していくきっかけにもなりそうです。

今回やりたいこと

今回、国立にオープンする「ALUMONDE あるもんで」では、先ほどご紹介した「THE STOCK MARKET」をメインのプロジェクトとして実施しようと思っています。家具や調理器、大工道具、置き物、小瓶...。物が溢れている東京だからこそ、使われていない物がたくさん眠っているはずです。自分にはもう必要ないものを贈り物として持ってきてもらい、逆にいま自分に必要なものを贈り物として持って帰ってもらう。お金を介さずに物をあげたり物をもらったりすることにはとても違和感があると思います。でも、それこそがこの試みのミソなのです。

ある人とALUMONDE あるもんで との間の贈り合いは、必ずしもGIVE&TAKEの関係でなくても構いません。贈り物を与えるだけでもいいですし、贈り物を受け取るだけでもいいのです。大事なことは、ALUMONDE あるもんで との間だけにとどまらず、家族や恋人、友人も含めた、その人の人間関係全体の中でGIVE&TAKEがバランス良くなされていくことです。もっと言えば、贈るものの方が大きければその人はきっと素敵な人なのでしょう。

とはいえ、全く制限を設けずにスタートしてしまうと、ALUMONDE あるもんで はゴミ屋敷と化してしまうかもしれません。はたまた、早々にすっからかんになってしまうかもしれません。ほとんど初めての試みなので、どのような動きが生まれるのか、全く予測が立たないのです。そこが当プロジェクトで最も面白いポイントなのですが、ひとまずスタートにあたって、下記のような「理念」と「お断り」を設ける予定です。

●理念
1.長く使えるもの(主に木、金属、ガラス製)にこそ、価値がある。
2.正にいま欲しいと思う物こそが、あなたへの贈り物。
3.贈り物を受け取ったら、それ以上の贈り物をだれかに贈るべし。

●お断り
1.ALUMONDE あるもんで に自ら運搬できないもの、置けないもの。
2.壊れたり劣化したりしていて、いますぐ使えないもの。(修理が必要なものは要相談)
3.原則として、電化製品(電源で動くもの)、本、CD/DVD、衣類、食器はお断り。

どんな場所?

ALUMONDE あるもんで は、国立市南部の谷保という地域にある二軒長屋の古民家1棟にオープンします。そこには50年以上前に建てられたとも言われる同様の長屋が4棟連なり、他の棟には住人の方がいたり、いなかったり。私も、この秋に別棟の1軒(半棟)に移り住みます。ALUMONDE あるもんで ができる棟は、4棟の中でも唯一路地に面した場所にあるおうち。写真のような素敵な青いドア、美しい植物たち、これが空き家だとは到底思えません。

まずは1月のオープンを目指し、最低限の改修と改装を多くの人の力をお借りして実施する予定です。床の張り替えや壁の塗り足しが必要になりそうですが、それもできるだけ今「あるもんで」やりたいと思っています。オープン後は、たっぷり2軒分の室内スペースを利用して、みなさまから贈り物としていただいた物を、あたかも人が生活しているかのような自然な形で置かせていただきます。古民家の独特な雰囲気を楽しんでいるうちに、ふと自分に対する贈り物に出会える、そんな空間にしようと思っています。

運営について

ALUMONDE あるもんで は、まずは基本的にプレゼンターの吉澤が一人で運営してまいります。というのも、皆さんおわかりのとおり、この活動には一切お金が発生しないからです。日々、ALUMONDE あるもんで に置かせてもらえる物がないか、逆に誰かに有効に使っていただけないかアンテナを張り、贈り合いが生まれる可能性を探っていきたいと思っています。

具体的には、週1~2日(曜日は未定)のオープンデイを設けて、一日 ALUMONDE あるもんで に誰でも自由に出入りできるようにしたいと思っています。もちろん直接ご連絡をいただければ、個別に贈り物をお渡ししたり受け取ったりできるようにもするつもりです。加えて、定期的にイベントを開催し、ALUMONDE あるもんで に関わる人たち同士が交流できる場も設けます。やはり直接顔を合わせること以上に贈り合いが生まれる機会はないと思っています。運営していく中で出会う方々と様々なお話をさせていただいて、さらにまた運営方法も柔軟に変えていけたらと考えています。

ご支援金(贈り物)と特典(贈り物)

当プロジェクトは、お金を一切介さずに物を人から人へ流通させ、そして私自身も一切お金を得ずに運営してまいります。その中で、オープン前の改修・改装費、そして継続的な家賃(12ヶ月分)だけはどうしてもお金で賄う必要がございます。お金を介さない贈り物経済を発信するプロジェクトにもかかわらず、お金のご支援をお願いするという矛盾。それは当然のことながらひしひしと感じておりますが、ご支援金もひとつの「贈り物」としていただけたら幸いです。

みなさまに提供していただきたいものは、お金だけではございません。まずは、ALUMONDE あるもんで に置かせていただける物。これが一番の贈り物かもしれません。そして、改修・改装のお手伝いをしてくださる方、大歓迎です。ずっと人が住んでいなかったため、古民家はかなり傷み、ほこりだらけになっています。このプロジェクトは基本的に私一人で進めてまいりますので、少しでもお力をお貸しいただけると助かります。

その代わりというのも何ですが、特典としましては、オープン後ALUMONDE あるもんでにお越しいただいた際、そのときALUMONDE あるもんで に「あるもん」で相応の贈り物と感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。それに加え、チケットごとに下記のような特典を設けさせていただきました。こちらはぜひオマケとしてお受け取りください。

○1000円:MotionGalleryでのコレクター限定UPDATE
○3000円:上記+オープニングパーティご招待
○5000円:上記+今あなたの「ほしいもん」を店頭とウェブ上で呼びかけ(1点限り)

応援メッセージ

先ほどご紹介しました、NPO法人トージバ事務局長の神澤則夫さんより応援メッセージをいただきましたので、ご紹介いたします。

「 3.11を切っ掛けに4年前に千葉の農村に移り住みました。日々の暮らしで実感することは「日本は豊かな国」ということです。大地で育てられる作物はもちろん、野山には竹や有用な樹木や植物、そしてこれまで先人が造ってきた、民家、道具や民具など、自然からの贈り物がたくさんあります。その自然からの贈り物をありがたくいただき、今、目の前にあるモノを生かすことが、今もっとも大切だと感じています。しかし、残念ながら、その多くは見逃され、捨てられています。その自然からの贈り物を必要としている人に手渡していく、今回、吉澤さんが始める「ALUMONDE あるもんで」は、これからの社会のあり方を提案するとても意義深い場になることでしょう。皆様の応援、よろしくお願いします。」

【プロフィール】
神澤則生。NPO法人トージバ 事務局長。2002年に東京に住む仲間と共にトージバを立ち上げ、大豆の種まき〜味噌仕込みまで体験する自給プログラム「大豆レボリューション」や竹林の再生を目的に竹製イベントテントをつくる「バンブーファクトリー」、東京における有機農家の朝市「アースデイマーケット」の立ち上げなど、都市と農村をつなぐ様々なプロジェクトに関わる。3.11以降、東京を離れ家族と共に千葉の神崎町に移住し百姓生活をしながら手作りの暮らしを実践中。2年前から築80年30年以上使われていなかった倉庫を片付けて廃材や不要品を活用したコミュニティスペース「ALUMONDE あるもんで」をオープン。その他、各地の地域再生プロジェクトにも参加中。

人はもっとおおらかになれる

今回のプロジェクト、正直に申し上げまして、うまくいくとおもっている人はほとんどいないと思います。そんな簡単に物が集まってくるわけないだろう。たとえ物が集まっても、ずるい人がごっそり持っていってしまうだろう。集まってくる物は汚くて使えないような物ばかりだろう。そもそもプレゼンターは無償でALUMONDE あるもんで を運営するなんて、どうやって飯を食っていくつもりなんだろう、と。

しかし私は、ALUMONDE あるもんで は案外うまく回っていくのではないかと思っています。というより、そう確信しています。なぜなら、本来、人はもっとおおらかな存在のはずだと思うからです。お金が関わってくるとどうしても細かいことにこだわりがちですが、お金さえ関わらなければもっと気楽に、もっと優しくなれる気がします。この地球という美しい星に生まれてきたこと自体が天からの贈り物。だから生きている間に、その恩を地球や生き物や誰かに返していきたい。そんな素直な気持ちが自然に備わっているのではないでしょうか。

ALUMONDE あるもんで がなんだかんだで継続し、そこに人の温かい一面がたくさん垣間見られれば、このプロジェクトは大成功だと思っています。みなさまのご支援、ご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。

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    1000円リターン

    • MotionGalleryでのコレクター限定UPDATE
    • 3人が応援しています。
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    3000円リターン

    • MotionGalleryでのコレクター限定UPDATE
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    • 10人が応援しています。
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    5000円リターン

    • MotionGalleryでのコレクター限定UPDATE
    • オープニングパーティご招待
    • 今あなたの「ほしいもん」を店頭とウェブ上で呼びかけ(1点限り)
    • 20人が応援しています。