新年のご挨拶
vol. 18 2016-01-05 0
クラウドファンディング支援者の皆さま
あけましておめでとうございます。
映画『あえかなる部屋内藤礼と、光たち』は、おかげさまで反響をいただき、公開が広がっています。
1月からは京都、高松、尾道、岡山など西へ。東京近郊でも1月30日からは横浜シネマリン、2月20日からはユジク阿佐ヶ谷でアンコール公開です。2月27日からは聴覚障害の方のためのバリアフリー字幕版での上映となります。
◎1/6(水)〜15(金)連日15:00〜 @京都・立誠シネマ ※1/10(土)ミシマ社代表・三島邦弘さんと上映後トーク
◎1/16(土)14:00〜 @文化学園 (新宿)前作『はじまりの記憶 杉本博司』上映+写真家・松本路子さんとトーク
◎1/23(土)14:00〜 @高松・eとぴあ かがわ BBスクエア ※高松琴平電鉄・真鍋更生さんと上映後トーク
◎1/30(土)から 14:45〜 @横浜シネマリン ※1/30 舞台挨拶あり
◎2/11(木・祝)20:00〜 @シネマ尾道 ※美術家・ヴィヴィアン佐藤さんのトーク(中村なし)
◎2/20(土)〜3/4(金) @ユジク阿佐ヶ谷 ※2/20 写真家・エッセイスト植本一子さんと上映後トーク
阿佐ヶ谷での上映は2/27から、聴覚障害の方のためのバリアフリー字幕版になります。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年は、石原吉郎の詩集をよく括った1年でした。『水準原点』『北條』『日常への強制』…。シベリア抑留から還った石原は、言葉を発しているのに、まるで押し黙っているかのような詩を綴り続けます。
「傷みはその生に固有のものである。死がその生に固有なものであるように。固有であることが、傷みにおいて謙虚をしいられる理由である。なんびとも他者の痛みを痛むことはできない。それがたましいの所業であるとき痛みはさらに固有であるだろう。そして固有であることが、人が傷みにおいてついに孤独であることの さいごの理由である。…」『北條』より
世界情勢を見ても、痛みを感じることの多い一年でもありました。それぞれ固有の痛みと喜びに、想いを馳せられる年でありたいと思います。
皆さまにとって、良き年となりますよう。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
中村佑子
テレビマンユニオン
150-0001渋谷区神宮前5-53-67コスモス青山SOUTH棟
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