支援を考えて下さっている方へ。
vol. 2 2024-11-02 0
支援を考えてくださってる方がいらっしゃいましたら、是非早めにご支援をお願いします。勢いがあるプロジェクトには支援が集まりやすいですし、メディアも注目してくれます。皆様の支援が、時期によっては支援額の何倍もの効果を生みます。ぜひ、早期のご支援をお願いします!
さて、先日は防災のお話をしましたが、サウナは災害の予防や地方の山林の環境の改善にも役に立つと思っております。私のお寺、大泰寺は田園地帯の真ん中に立つ独立丘陵で約4haの山を管理しています。
奥まった山深い場所にあれば、どれだけ山が広かろうと、気になりません。しかし、大泰寺の山を放置しますとシカなどの野生動物がねぐらとして、夜には里へと下りて行き獣害を引き起こします。4haのうち1haは竹林ですが、竹が倒れれば田んぼにいく農道を塞いだり、川を流れて河口にある美しい浜を汚したりします。また、台風時に参道沿いの大きくなりすぎた木が風にあおられて倒れ、大泰寺に避難してきた人たちが外に出られないということもありました。私自身も林業団体を立ち上げて、整備に努めてきましたが、限界があることにも気づきました。
補助金をもらって活動を始めましたが、補助金の活用期限が来た途端、資金不足で活動が滞り始めました。自走する仕組みが必要だと感じました。その時に出会ったのが、サウナです。山で切った木を、ちゃんとお金に変えられないか友人に相談したところ、サウナを紹介して頂きました。
皆様のおかげで大泰寺では薪を自分たちで生産できる仕組みが整いつつあります。今回のサウナも薪ストーブにこだわって設計して頂きました。電気の方が安全性では勝ると思いますが、災害時に停電すると使えないこともありますし、何より都市に住む方に地方の山林の荒廃が社会課題であることを知って欲しかったからです。
難しい設計を担当して頂き、日本でも、まだ珍しいらしいNarvi社の薪ストーブを提案して頂きました大西さんには感謝しかありません。
田舎の山が荒れますと人工林からは花粉が飛び都会で花粉症を引き起こします。山の保水力が低下すれば河川の水量が減り、都会に水を供給することができません。地方の山林の荒廃は都会に住む人にとっても他人ごとではありません。大泰寺のサウナを通じて、社会課題に触れて欲しいですし、楽しい時間を過ごしながら社会課題が解決に向かえば、これほどうれしいことはありませんね。