「たゆたふ」初演のトリオ。東京でふたたび。
vol. 9 2026-08-05 0
『たゆたふ -Tayutau-』の作品制作中ではありますが、東京でライブを行いました。
タイトル曲の「たゆたふ -Tayutau-」を初演したこのトリオです。
■平井景スペシャル ~「たゆたふ」夏の宵・ふたたびの三人~
@東京・eightdays dining
西谷牧人(Cello)、
伊澤陽一(Steel Pan)、
平井景(Drums & Composition)
普段はカフェレストランで、ライブの設備も何もないお店なのですが、PA音響設備(スピーカーやマイク、ミキサー等)や照明をすべて持ち込みました。
私は、ちょっとしたホールの規模ならコンサートできる程度の機材は、自前で持っているのです。
なぜなら、神社仏閣、レストラン、美術館など、音楽用の会場でなくても、気に入った場所があれば、どこでも気軽にライブがしたいからです。
この会場も、天井も高くて開放的なカフェ。前を通りかかった時に、「ここで演奏できたら気持ちいいだろうなぁ」と思い、飛び込みで交渉。それからと言うもの、何度もライブやイベントを開催してきました。
特に今回は、いつもと違う位置にステージを設営。ご覧のように、全面ガラスの向きにして正解でした。
外は、都会の街並み。行き交う人々や車が見えて、ずいぶん珍しいシチュエーションになりました。ガラスのこちら側と向こう側。空気があまりに違うので面白いですね。
ギリギリまで客席をステージに寄せてみました。チェロやスティールパンをこんなに間近で凝視できる機会って、なかなか無いのではないでしょうか。
満席のお客さんは、いつも以上に大盛り上がりで、我々の演奏も熱くなりました。
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このトリオが初めて集まったのは、昨年(2025年)10月のこと。
1300年の歴史を持つ奈良・春日大社で開催された「第10回春日野音楽祭・後宴/平井景スペシャル ~奉納フリーライブ in 春日大社~」のために集結。
世界的にもおそらく唯一無二の<チェロ+スティールパン+ドラムス>という編成。
ほとんど直観だけで集めたメンバーでしたが、これが思いのほか面白くて、私はすっかり気に入ってしまいました。
その奉納コンサートのために書き下ろし、この三人で初演したのが「たゆたふ -Tayutau-」。
そう、新作のタイトルにもなっている、メイン扱いの大切な曲です。
この春日大社で生まれたサウンドがきっかけとなって、今の新作プロジェクトへと発展しているのです。
そのときの写真も掲載しておきます。「幣殿・舞殿」という場所から、ご本殿に向かって演奏いたしました。
奈良の自然に包まれた厳かな場所と、都会の喧騒の中と。
好対照なシチュエーションですね。
同じ三人で、同じ「たゆたふ」を演奏したのに、鳴り方がまるで違いました。
鈴虫が鳴く春日大社では、みかさの山に音が吸い込まれていくようでしたが、ここではお客様にまっすぐに届く。
場所が変わると、曲の表情もこんなに変わるのかと。どちらも最高でした。
さて、本作『たゆたふ -Tayutau-』では、どんな形、どんな質感で収めるべきか。
まだまだ、もっと深く、試行錯誤したいと思います。
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