馬場未織さんより応援メッセージをいただきました。
vol. 46 2017-01-30 0
馬場未織さんより応援メッセージをいただきました。ありがとうございます。
「共感と信頼、活かし合う関係性が豊かな社会」をつくるために、具体的に学びの場をつくっていくこのプロジェクトを、心から応援します。
わたしは、菜央さんたちが確信を持ってこのプロジェクトを進めるには、それなりの理由があると思います。すでに実践していきている人たちの確信は、信じたい。実践した人には、その先の世界が見えています。実践した人じゃないとどうしても見えないやつが。彼らの描く未来が「ほんとうにできればいいけど、そんなきれいごとを」と思う人は、騙されたと思って、自分自身が実践を始めてみるといいと思います。
そうするときっと、やらないでいた時とは違う風景が見えるはず。
このプロジェクトのメンバーでもあるつみき設計施工社の河野直さん、忍田棟梁とは、南房総にて当方が行っているワークショップでご一緒しています。「ともにつくる」を掲げ、さまざまなジャンルで生きる人たちをボーダーレスに巻き込んでいく彼らといると、既存社会のちっぽけな拘りやケチくさい帰属意識や足りない足りないという不平不満が鼻クソみたいに思えてきます。なぜなら、ともに学びつくる時間そのものが喜びで、視線が常に前方に向いているから。現状へのクリティークは、具体的に創造したもので示すから。
わたしたちの拠点のある房総半島の南端・南房総市から西に70キロほどのところにあるいすみ市で、ド直球で未来を生み出す拠点がつくられるということに、すごくワクワクしています。
パーマカルチャーと平和道場を、つくろう。
未来をつくろう。
◎プロフィール
馬場未織(ライター/NPO法人南房総リパブリック理事長)
1973年東京都生まれ。1996年日本女子大学卒業、1998年同大学大学院修了後、千葉学建築計画事務所勤務を経てライターへ。2014年株式会社ウィードシード設立。プライベートでは2007年より家族5人とネコ2匹、その他その時に飼う生きものを連れて「平日は東京で暮らし、週末は千葉県南房総市の里山で暮らす」という二地域居住を実践。東京と南房総を通算約300往復以上する暮らしの中で、里山環境の保全・活用、都市農村交流などを考えるようになり、農家や建築家、教育関係者、造園家、ウェブデザイナー、市役所公務員らと共に2011年に任意団体「南房総リパブリック」を設立し、2012年に法人化。二地域居住を通じて南房総地域の豊かさを知り、楽しみ、未来にこれを残す『南房総のある暮らし』を提唱する。親と子が一緒になって里山で自然体験学習をする「里山学校」、里山環境でヒト・コト・モノをつなげる拠点「三芳つくるハウス」の運営、南房総市の空き家調査、空き公共施設の再生事業などを手掛ける。
著書:『週末は田舎暮らし~ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記~』(ダイヤモンド社)、『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』(共著・学芸出版社)など。
南房総リパブリック:http://mb-republic.com/