【TUP記事作り0号】僕たちの思い
vol. 21 2017-01-16 0
【TUP記事作り0号】僕たちの思い
何年も、TUPの記事をつくっていきたいな〜って思ってきてたんだけど、自分でなかなか書けず、コミットして書いてくれる人も見つからず(または、僕の10000以上の未読メールに埋もれてしまった?)今日に至る。
みんなに伝えたい希望の世界、冒険の体験、愛の招待状が山ほど溜まっていて、やっとアウトプットを可能にしてくれる仲間が見つかった。とりあえず、二人の思いから初めるね。
【海】
僕たちは日常を暮らしながら、気づかないうちにものすごい環境破壊や抑圧的な構造に加担してしまっていて、そういったものに支えられながら生きてきた。そして、それを知っても自分にはなにも変えられないって、つい思いがちだよね。ただでさえこの時代を生きていくのは大変なのに、そういう現実を知ると余計に苦しくなって、無力感を感じて、知っても全然いいことはない!みたいなさ。でも、みんなのハートのどこかに、これはちがう、加担したくない、変えていきたい、もっとなにかできるんじゃないかっていう部分があると思う。
そう信じて、僕は冒険に出ることにした。そこで、たくさんの深く尊敬できるひとと出合ってきた。サティシュ・クマールのように有名なひともいれば、コスタリカの山の中で暮らしているふつうのおばあさんとか、いろんなひとと出合ってきて、そこからみえてくるのは、ほんとうに世界中のいろんなところでいろんな立場のひとが、もっといい世界、命を大事にする生きかた、命を大事にする文化をせっせと育てているっていうことなんだ。
それは、非暴力という世界。敵のいない心の状態。
敵がいなくて、完璧じゃなくてもみんなが大事にされる世界を目指し続けること。
自分の精神性を育てながら確実なアクションをとっていくこと。
そういう話ってニュースに出てこないし、一般社会の中ではあまり話題にならない。けれど、今日もいろんなひとがより平和で愛のある世界を着々と育てていっている。それをみんなに知ってほしい。そして、その仲間に加わってほしい。
ただ原子力発電所からメガソーラーに移行するとか、よりエコな消費をするとか、自民党じゃなくて民進党に投票するとか、そんな次元のものじゃなくて、僕らが見ている世界と進もうとしている方向性を根本から変えていくこと。それが僕の中での非暴力の世界。自然環境や先住民、難民を守るために前線で活動している仲間もいっぱいいて、そのひとたちの非暴力の世界というのも、確実に広げていきたい。そこにすごく希望と可能性を感じているから。
いままでにないぐらいに深いレベルでの、あたらしい世界をつくるための視点と理解を必要としていて、その答えになりそうな取り組みもたくさんみてきた。パーマカルチャーっていうものだったり、非暴力コミュニケーションのリーダーを育てるプロジェクトだったり、禅を一般のひとたちに伝わるように教えるマインドフルネスの活動だったり、ギフトの精神を真摯に広めようとしている若いひとたちだったり、そういった希望が湧く、関わろうと思ったらいつでも誰でも関われるような取り組み。そういうものも、みんなとつなげたい。身近にしていきたい。
僕と東京アーバンパーマカルチャーっていうのは、そのためのメディアになろうとしているんだよね。
グッドニュースのメディア。リアルで、もっといい世界をつくろうとしているひとたちのための情報発信。そして、ただ情報発信するだけじゃなくて、その情報をアクションに変えていく。
買い物しないと経済が潰れるとか、あなたは流行に乗り遅れているとか、そういう世界観を植え付けるいまのメインストリームのメディアとはちがう、誰もが文化をつくることができる、ひとりひとりの人間は社会を変える力を持っているんだっていうことを思い出させるメディア。そういうメディアとして、この記事づくりに取り組んでいる。
ほんとうに心が動かされて、心を大事にして、
ほんとうになりたい人間になっていくっていう、その冒険をみんなと共にしたい。
自然の神秘とつながって、ハートが動くような生きかたを一緒にしよう!
ソーヤー海
【いくこ】
海くんは、文化をつくろう。という。
平和で、希望に満ちて、誰もが大切にされていると感じられる社会。それがあたり前のものとして、そこここにある文化を。
この「記事づくり」のつくりかたはものすごくシンプルで、海くんの話すことばをわたしが書き起こしてまとめているのだけど、話したことばは可能なかぎりそのままに残して、文章をあまりきれいにまとめすぎないようにしている。話している海くんの熱量、やわらかさ、真剣なまなざしから笑いまでが、まっすぐ伝わるように。
「共生革命家として生きてきた中で出合ったひとや、僕がいま見ている世界というものをより多くのひとたちと共有したい」
電話でその構想をきいて、2ヶ月。ようやく0号をリリースすることができて、うれしい。ほっとした。自分が書き手であることを忘れるくらい、そのストーリーのはじまりにわくわくしている!
読んでくれるみなさんの希望があたたまるような記事をお届けできますように。
共にこのあたらしい文化を築きつつあるよろこびを胸に。
河野 郁子