新井由己さんから応援メッセージをいただきました。
vol. 4 2016-12-21 0
海くん、菜央さん、新たなチャレンジを応援しています。
海くんと知りあったのは、写真集『自然農に生きる人たち』(2008年、自然食通信社)の一部を翻訳してパーマカルチャー仲間に紹介したいとメールをもらったのが最初でした。たぶんアメリカのブロックス・パーマカルチャー農園にいるころだったはず。その後、ヴィパッサナー瞑想の奉仕に参加するときに、日本に拠点を移していた海くんも同じ日程で奉仕に参加して、そこで初めて顔を合わせたという、不思議な縁でつながっています。海くんはその後、NVCやマインドフルネスの道に進み、僕も共感コミュニケーションのワークショップに参加するようになりました。
菜央さんと会ったのは、エネルギーを自給している人たちを訪ねていた2014年のこと。これからトレーラーハウスに暮らすために、設置したばかりというホカホカの現場を訪ねました。そのときに独立型のソーラー発電をしている人を紹介したいけど発表する媒体の予定がないと話したら、「それ、greenz.jpで書きませんか?」と言われ、記事を発表する場所を提供してくれました。
きっと、二人がつくりだす「パーマカルチャーと平和道場」は、発信にも力を入れていくはず。僕もいろんな形で参加できそうな気がして、わくわくしています。
この「道場」は、単純に何かを学ぶ場所ではなく、いろいろなことを実験&実践する場所になるでしょう。受け身の受講生ではなく、アクティブな「文化の創造者」が集まり、自分が持っているスキルを提供して、みんなでその場所を「満たし合う関係」になれるといいですね。
もし「自分は何もできない」という人がいたら、逆に苦手なことを言ってみたら? きっと、あなたが苦手なことをサポートしてくれる人が現れるはず。そうやって、あなたの存在そのものが、だれかに「貢献」していることになるのです。また、お金に余裕がないから、クラウドファンディングの支援ができないという声もありますが、このプロジェクトのページをシェアするだけでも、大きな支援になります。
森を歩き、たくさんの「いのち」の鼓動を感じて安心するように、「パーマカルチャーと平和道場」は、たくさんの「愛」に包まれた場所になるはず。
ギフト経済を実践する「カルマキッチン」のニップン・メッタさんは言います。
「自分は何を持っているのか、何を奉仕できるのか、そう考えることが第一歩です。与え続けると、全体が支え合っていることに気づきます。ギフトの輪は1対1の与え合いではなく、大勢と大勢の与え合い。大切なのは、優しさの波紋を起こすこと」
私たちの意識が「奪う」ことから「与える」ことにスイッチした瞬間に、驚くほど簡単に世界は変わるのかもしれません。「パーマカルチャーと平和道場」は、きっとその意識を変えてくれる場所になるはず。
(プロフィール)
新井由己(あらいよしみ)
住所不定、多職。フォトグラファー&ライター。同じ物を広範囲に食べ歩き、その違いから地域の文化を考察する比較食文化研究家。『とことんおでん紀行』をはじめ、おでんに関する著書多数。楽健法の足踏みマッサージや大工仕事もこなし、オフグリッド移動オフィスで旅するように仕事をしている。
僕も、これまでに得た自分の知識や技術をたくさんの人のために使いたいと思い、来春から、大工仕事、写真撮影、Webデザイン、マッサージなど、僕ができることを無償で提供し、ダーナ(寄付)によって成り立つ暮らしを始める予定です。現在、移動手段と寝場所を兼ねた「トラックハウス」をつくるクラウドファンディングで資金を募っています。よろしければ、こちらもご覧ください。
トラックハウスをつくって、アクティブなホームレスになりたい! - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
https://camp-fire.jp/projects/view/13719
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海さん、菜央さんも「トラックハウスをつくって、アクティブなホームレスになりたい」という新井さんのプロジェクトを応援しています。皆さんもぜひ応援してください。海さんと菜央さんの新井さんへの応援動画はこちら。https://www.youtube.com/watch?v=Nkyof6-53vM
撮影 中川正子