ダッカの子供たちより*皆様からの支援金を受け取りました!
vol. 13 2020-12-31 0
*ダッカの困難を抱えた子供たちへ御支援くださった皆さまへ
皆様、この度はサヘルさんの呼びかけを通じてエクマットラの子どもたちにも沢山の有り難いご支援をいただき本当にありがとうございます。
皆様からいただいたご支援は今日本から何度かに分けて送金をしていますが、こちらに届いた支援金から以前にお伝えさせていただいた用途として、エクマットラアカデミー、青空教室(ストリートチルドレンやスラム街の子どもたちを対象としたもの)などのフィールドワークの運営のために大切に使わせていただいております。
12月に届いた初回の支援金は、12月16日のバングラデシュが独立戦争に勝利した日である戦勝記念日のプログラムの際に、子どもたちへ学習用品や美術用品や遊具をプレゼントさせていただきました。
また、バングラデシュも今の時期は日本のようにとても寒く、路上には凍えながら素足で眠っている子どもたちが沢山います。
そうした路上からエクマットラにやってくる写真のような身寄りのない小さな子供たち(4,5歳)が毎週いて、ダッカでトレーニングを受けてから、アカデミーに入所をしています。
そうした活動の中で何より嬉しいのは、私たちが育てた子どもが成長し卒業生となり今一緒にフィールド活動をしていて、そのシュモンという大学4年生の男の子がストリートチルドレンから大学生にまでなった人生や自身の体験を路上の子どもたちに対して話すことで、路上の子どもたちの目が途端に輝いていくのを見られるようになったことです。
いただいた支援金は、私たちのチルドレンホームやアカデミーに今いる子どもたちへの支援はもちろんのこと、そうした今も路上生活をしていて大変危険な状態にいる子どもたちのためにより沢山の機会を提供できるよう、そしてシュモンのようなロールモデルを路上から今後もたくさん生み出して次世代の希望を育んでいけるよう、フィールド活動をより充実させていくために活用させて頂きたいと考えております。
そして私たちだけではなく、沢山の人生の困難を背負った方々に、サヘルさんと辻さんがまっすぐで切実な想いを届けられたこと、本当に素晴らしいことだと尊敬いたします。お二人の勇気と行動により沢山の方々が、人の優しさ、温かさを改めて考え感じるきっかけを得たのではないでしょうか。
改めてお二人に御礼を、そしてご協力いただいた皆様にも心からの感謝をお伝えしたいと思います。この度は本当にありがとうございました。日本も大変な状況と聞いておりますが、皆様良いお年をお迎えください。
エクマットラ 渡辺大樹・麻恵
*サヘル・ローズからのメッセージ
愛しい、子どもたち。心優しいお母さんたち。みんな大切な私の兄妹であり、家族です。
みなさんがこうして私が出会った大切な人々、子どもたちと番組を通して出会ってくださって、何よりも知ってくださり心を寄せてくださっていることに重ねてお礼を申し上げます。
この子たちの瞳は眩しくって優しくて、誰よりも他者を思いやる。
それは私たちがこの時代、どこかに置き忘れしてしまったことでもあります。
このコロナにより世界中が、特にこの子たちや貧しい地域にお住まいのお母さんたちにとってはさらに過酷な現状ではないでしょうか?
そんな分断の社会で、地球の向こう側には私たちのために多くの方々が、心を寄せてくれて背中を押している。みんなが自分たちを思っている。誰かと繋がりあえて誰かの心に、自分は生きていると思えること。これはとっても大切な共存です。
言葉も宗教も関係ない。人は人として繋がりあえる。この関係こそ、みなさんが生んだ『平和』ではないでしょうか?
今回、皆様の思いによって救われる子どもや大人たち、未来に光を差し込んでくださり居場所を、生きる道を守ってくださり心から感謝致します。
みなさんが繋がってくれた人々は永遠に皆様と生きていきます。これで、みんな家族です。
支援は、お金ではなく相手と繋がり、相手に愛を持って手を握る。だから 愛手 。
本当にありがとうございます。来年、コロナが落ち着くことを願います。
私がまたこの子たちに、ストリートチルドレンのホセンくんに逢いに帰ります。
必ず、みんなのもとへいきます。その時はまた報告させてくださいね。
世界中の皆様の笑顔と明日を願っています。
愛を込めて、はぐはぐ。
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