人形をつかう。part2
vol. 3 2024-07-31 0
前回の投稿で大西さんからご指名をもらったので(笑)
今回はTOKYOハンバーグの新人の鈴木暢海が担当させていただきます。
まず、これまでご支援頂いた皆様、本当に本当にありがとうございます。長野公演を成功させねば!と身が引き締まっております。
そして、今回は、予告通り「人形の作成、稽古での活用」について書かせていただきます。まずは人形の作成から。
人形を劇中で使用するにあたり、有難いことに、人形劇団ひとみ座さんにご協力頂きました。紙粘土を使うと作りやすいなど、教えていただき、僕と小林さんで人形作成に挑んだのですが、実際に作成するとなると、大変でした、、
なんせ、私が最後に物を作ったのは小学生の図工です。正しい記憶かわかりませんが(笑)でも、それほど、物を作った記憶がありませんでした。
そこで大活躍してくれたのが小林さんでした。小林さんは普段は保育士をやってまして物を作るのには慣れていて、お試しでミニ人形を作ってくれました。色味や形はこれを参考に進めていきました。
これがあれば順調に行くかと思いきや、ここからが大変でした。大量の紙粘土を捏ねて理想の形にするのが難しいんですよね。そして、形を間違えるとサイズが大きいので微調整するのに一苦労するんです。
形ができたら色塗りが始まります。色塗りで1番苦戦したのは髪型でした。どんな髪型にしたら目や口がない状態で可愛らしくなるのかわからなかったんです。ある程度塗ってから、もみあげを増やそうとか、髪の分け目を右にずらそうとか、微調整を重ねて重ねて、何とか塗り終わりました。私はやはりセンスがなくて前髪は小林さんやほのちゃんにお手伝いしてもらいました(笑)
そんな様々な困難を乗り越えて、あの人形ができました。とても大変でしたが、良い人形ができたのかなと思っております。
そして、稽古での活用についてです。
人形を作るのが大変で時間もかかってしまって、序盤は2リットルのペットボトルなどを代用して稽古を進んでいきました。しかし、初めての挑戦ということもあり、動かし方や持ち方は、これで良いのかという不安が多くありました。人形できてからは想像が広がり、演出の大西さんはもちろん。役者もアドバイスを出しながら稽古が進み、通しができるほどのところまでいきました。
しかし、集中稽古の中盤で、その動きは大きく変わりました。なぜかと言うと、ひとみ座の代表の中村さんが通しを観にきてくださったのです。その時に頂いたアドバイスで、ここは人形から手を離さない方がいいのではないか、より勢いよく動かした方が良いのではないか、などなど、皆んなのアイデアが沢山生まれたのです。そして、あの公演のような動きになりました。
不思議なことに、あの人形と共に過ごせば過ごすほど、愛着が湧いてきて、芝居中に表情が動いてる気すらしてくるんですよね。
お客さんからも「人形が良かった!」などの感想をいただきました。長野公演でも注目していただきたい部分の1つです。
今回は「人形の作成、稽古での活動について書かせていただきました。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は小林さんの長野凱旋公演についてです。是非楽しみにしていてください!