映画「少女邂逅」ができるまで〜最終回〜
vol. 26 2017-08-02 0
こんにちは、皆さま
監督の枝です。
ご無沙汰してしまいすみません。
仕事と編集にがっちゃんこされてしまって身動き取れなくなってしまっておりました。
(今もなんだが・・・)
そう、なにを隠そうこの映画に全財産投資しちゃったからお金なくて
今助監督をやっているのです。鬼のような日々です。若干体調崩しました。嗚呼
納期って言葉が嫌いになりそう。
はて。
本日ですが、なんと、3ヶ月ご支援頂いた
このクラウドファンディングが終了とのこと。
本日23:59まで。
始めたのが撮影期間だったのだからあの日々から3ヶ月経つのか
嘘でしょ、はや。
あの時は
「うあ、私に3ヶ月後、命とかあるんだろうか。。。」
と本気で思ってましたが、生きてました。よかった。
撮影!振り返っちゃうよ!最後だ!みんなついてきて!!
− 撮影終了間近
次第に全員の息があってきました。
写真からも楽しさ、伝わる?
本当に仲良くなったんだよ
そして難関が待っていました
「雨降らし」
雨のシーンです。
この予算規模で、土砂降りの雨を広範囲でふらせるのは普通無理
そしたらなんと群馬県玉村町の消防署の協力で
消防車で雨を降らせるという展開
ちなみにその現場にいた人誰も消防車で雨ふらせるとかやったことないです
・・・・うまくいくの・・・?
と思ったらその日、
まさかの土砂降り
12日間あんだけ晴れていたのに、その日だけ土砂降り。
神様が味方してくれたのか?
そこにプラス消防署の雨がプラスされ
ドッシャーーーな画が撮れました。すごかった。
きっと本編見た人が「雨だからこういうシーンにしたんでしょ?」
っていうと思ったから先に言っておこう。雨が私たちに合わせてくれました。(?)
まあなんでそんな雨にこだわるのって?のは本編見てね。
うちの組は本当に朝が弱くて、
6:00出発なのに6:00に起きてくるから(ダメすぎ)
助監督「この組はイタリアンタイムなの?」
そんな感じで最終的にそれを見越したスケジュールが組まれていきました。
電車撮影、朝日とともに開始。
車内は揺れるからさ、みんなで支えあって揺れないように・・・
可愛い。(笑)これお気に入り(笑)
最終日は、セット。
美術さんが作り込んでくれた箱で撮影しました。
まだ見せられないんだけどすごかった。この日のために来てくださったスタッフも。
みんな、とんでもない体制とらせてごめん。
でもすごい画が撮れてるから楽しみにしてて。
そんなこんなで涙、涙、涙のクランクアップ。
もとちゃんも、ほしも、私も(あんたもかい!)
3人とも長編映画が初めてで、ああだこうだ悩んで凹んで泣いて
それをたくさんの方々が支えてくださって。
この映画を撮りきることができました。
ありがとうございました。
イエイ!!!!
・・・・・
・・・・・
・・・・・
皆様のおかげでクラウドファンディング100パーセントを達成し
各所から「おめでとう!これで黒字だね!」
とのお声がけをいただき。
(^^)
・・・しかし・・黒字ではなく・・・・・
むしろまだ赤字・・・・
このクラウドを始めたころには予想もしていなかったことが沢山起こり
企画の直井さんにも「それだけで一本映画撮れるね」
と。あはは。泣ける。
違う、
・・なにが言いたいかというと
私が生きていけるかどうかなんてことはどうでもよくて
この映画を今後宣伝していくとき、
いろんな人に見てもらいたいのにお金がなくてなにもできない
そうなってしまうことが一番いけない。
そう思い、ストレッチゴールというものを設けさせていただきました。
300万円達成を目指しています。
現在230万円。
今もたくさんの人から、東京以外でも上映やってよ言っていただき
でもやっぱり映画を見てもらうためにはお金が必要で
なにやるにしても結局お金が必要で
それでもこんな状況だからと、たくさんの人たちが
通常ではありえないような金額で仕事を手伝ってくれて
じゃあ私は、なにをしなければいけないか。
この映画をできるだけ多くの人たちに知ってもらって見てもらえる
機会を作ることです。
この3ヶ月とても皆様の声に救われていました。
その声を聞くたびに、頑張ろう頑張ろうと思えて。
さあ、あと残り数時間・・・
最後の最後まで
宜しくお願い致します。
監督・枝