元監督サトーの独り言8
vol. 35 2019-09-28 0
故・深作欣二監督は言いました。
「美味い鍋を食うためにはアクを取らなきゃならん」と。
現場を沸騰させて不純物を浮かび上がらせるという事でしょう。
不肖ワテクシはこう言いたいです。
「上手く冷ましていい煮こごりを作らなきゃいかん」。
たぶん美味い煮凝りを作るには鍋を火から下ろすタイミングが大事で、ゆっくり静かに冷ますことが必要なんじゃないでしょうか(イメージ)。
ゆめゆめ、また熱を加えるようなことがあってはならない。雑味やエグ味が出てくる。
時間をかけて上手く冷ませば、ゼラチン質の中にさまざまな素材がクッキリと美しく美味しく配置されるんじゃないか、などと思う今日このごろ。
あ、イメージです。